札幌が前年王者に2-0で快勝。今季初勝利をつかみ取る
北海道コンサドーレ札幌
監督
それほど多く語る必要はないだろう。札幌が横浜FMに勝利した。その結果が、多くを語っていると思う。横浜FMは質の高い選手がそろい、彼らが役割を持ってまっとうする。危険で手ごわい相手。リーグの中で最も洗練され、レベルの高いチームである。私自身が分析をした中でやはり攻撃はストロング。ただし、ウィークがあるとすれば守備。そう事前に分析していました。そしてそこをしっかり突いていきたい。それを考えた中で戦略を練った。 前からボールを奪いにいく。それが機能すれば、アドバンテージとなり、主導権を握ることができる。前線に(アンデルソン)ロペス、西村(拓真)、井上(健太)ら個の高い選手がそろうマリノスに対して、個の戦いになるとリスキーである。ただし、そのリスクをとってでも前から行く姿勢を見せ、それがうまくいった試合だったと思う。 今日もたくさんのサポーターが応援してくれました。その後押しが大きな力になったと思います。選手たちはそのサポーターに素晴らしいサッカーを見せることができた。勝利ができてうれしく思う。 --いつもよりシンプルに相手守備の背後を狙っていたように思う。背後を突くということに関しては、どの試合でも狙っています。小柏(剛)が復帰したことがバリエーションをもたらしている。彼のスピードが相手の脅威になっている。前節も彼が入ったことで危険に攻めることができた。今日もそう。 札幌の戦いはパスサッカーではあるが、それに対して相手も前から来る。そうしたならば、今度はわれわれは背後を狙う。そうしたバリエーションを持つ中でスピードのある選手はやはり重要。負傷離脱者がまだいますが、モビリティーのある選手がその中に多く、そうした選手が帰ってくれば、アップテンポなモダンなサッカーが展開できると思う。 皆さんはわれわれの試合を結果で評価すると思うが、ただし広島、神戸、新潟、横浜FMと戦った。手ごわいチームに加え、勢いのある新潟とも戦った。ケガ人が多い中で、前節までは難しい成績だったが、仕方のない部分もある。札幌というのがどういうクラブであるかということを十分に理解した上で評価すべきだと思う。 分かりやすくいうと、ドイツ・ブンデスリーグでいえば横浜FMはバイエルン・ミュンヘンで札幌はボーフム。ボーフムがバイエルンに2-0で勝利したならば、ドイツでは1週間ずっとそのテーマでニュースが流れる。ドイツ中でセンセーショナルなニュースとなる。 私はこの17年、日本で仕事をしてきた中で、今日の試合が最も洗練されていた。モダンでアップテンポ。最も優れていたと評価できると思っている。私は内容を求める監督。その意味でも、内容も結果も素晴らしかったと思っている。だからこそ今日の試合の勝利をうれしく思っている。今日の試合もチャンスの数としては6~7点取れていた。そのくらい素晴らしい試合ができた。
横浜F・マリノス
監督
スタートのところはポジティブにできたんじゃないかと思いますし、自分たちも前から行き、相手にロングボールを多用させた。失点してから、相手のやりたいようにやられてしまったのもあるが、相手がどうこうよりも自分たちが攻撃に入ったときに、後方ではボールを握れるが、攻撃に入ったときに前方向にどうやって向かっていくのか。そういったところの質を伸ばしていかなければいけない。そしてそれは攻撃陣だけではなく、チーム全体としてやっていかなければいけない。 --SBのところが機能しなかったように見えたが。人選などについて。SBのところがコロコロ変わっているように思いますが、何かそこに起きているのかなとは自分も思っている。松原(健)は一緒には来ていたが、昨夜から体調が思わしくないということで起用しなかった。その中で上島(拓巳)にしても、永戸(勝也)のところに小池(裕太)が入ったりというのもありますが、そこの部分が今日の敗因ではまったくないです。いろんな部分を伸ばしていかなければならず、その中でやはり攻撃のところで敵陣に入ったところでどのように最後を仕留めていくか。それをチームとしてもっと伸ばしていかなければいけない。今季初の敗戦。次に向けてしっかり準備をしたい。 --攻撃がうまくいかなかった要因は。サッカーにおいて、両面ある。札幌のホームであり、アグレッシブさを持ちながら相手はプレスを掛けてきた。われわれはそこをはがして、前方向に生かすことができなかった。 シュート数など数字を皆さん大事にすると思う。もちろん数字は大事だが、どれだけチャンスを作る準備ができていたか。ここに出すのか、シュートを打つのか。そうしたところを下を向くことなく、良い準備をしていきたい。
北海道コンサドーレ札幌
MF 10
宮澤 裕樹
良い形で得点を奪えたことも良かったが、チーム全体として攻守ともに良いプレーを出せていたと感じている。自分個人としても中盤の底などで最終ラインとうまく連係をとりながら守れていたし、バランスも保てていたと思う。マンツーマンディフェンスをする中でも、要所でカバーの意識も持ちながら危険な場所を消すことができていた。チームみんなが球際で戦えてもいたし、今日のような戦いを継続してやることができれば、もっと良いチームになっていけると思う。
DF 50
岡村 大八
自分個人の評価というのはとても難しいが、今日の試合に関しては攻撃力のあるチームを無失点に抑えることができたので、当然ながら満点ではないものの、良い得点をつけていいと思っている。そしてチームとしても良い戦いができていたことはうれしく思っている。 立ち上がりから積極的に挑んでいった中で、ボールを取り切ることができていたり、敵陣で相手ボールを引っかけることができたりしていたので、そうした中でプレスのメリハリをつけ、体力の消耗を軽減することができた。それが終盤になっても守備がしっかりやれていた要因だと思っている。今日のような試合を続けていきたい。