86分からドウグラス・ヴィエイラが二発。広島が劇的な逆転勝利
サンフレッチェ広島
空中戦も含めて球際のバトルのところで五分五分、またはなかなか勝ち切れないところも多かったし、セカンドボールを拾われるシーンも多かったので、やっぱりそこで難しい試合でしたけど、途中から出た選手が流れを変えることでチームとして一体感が生まれたと思います。 --逆転したときの気持ちは?鳥肌が立ったというか。それを信じて戦っていましたけど、それが現実になるとは思いませんでしたけど、これを1つの成功体験として、またチームとして勢いがつくと思います。 前半、内容が悪くても後半からまたガラッと中身が変わりますし、そこからさらに後半の終盤にかけて今日みたいに途中から出てくる選手がまた流れを変える良いサイクルができている。頭から出る選手、途中から出る選手、サブも含めて、チームが1つになって戦えているからだと思います。
FW 9
--同点のPKについて。簡単ではないですけど、プレッシャーは感じません。それを吸収できるというか、自分には自分とボールしか見えないくらい集中できる特徴があると思います。 --逆転できると思っていたか?試合前、監督が言っていたのですが、95分か98分になるかもしれない試合の中で集中しなければならないと。自分たちは勝ちにきた。ゴールを決めたら気分は乗っていきますので、みんなが勝ちにきたことで、自分のベストを尽くしたんだと思います。
鹿島アントラーズ
監督
--ホームで6試合勝利がありません。この結果をどう受け止めていますか?サポーターの皆さんに申し訳ないと思っています。 --1-1に追いつかれたときに、勝ちにいくためにどういう狙いを持っていたのでしょうか?失点を防いで得点を奪いにいく、ということです。サッカーはすべて同じです。「得点を取りにいけ」なんていうメッセージはないですし、「失点を防げ」なんてメッセージもないです。サッカーは常に連続性のスポーツですから同時です。 疲れの見えていた選手たちもいましたので、その選手たちを入れ替えながら、セットプレーの高さも維持しながら。個性が少し変わりますからね、中盤のところの安定性とかモビリティーは求めますけど、僕が選手たちに伝える時間も野球のようにはありませんし、選手たちがピッチ上で見せてくれるものだと思います。 --終盤に失点するのは川崎F戦と同じです。勝ち切ることの難しさの受け止めについて。難しいですね。川崎戦とずっと照らし合わせながら試合を考えているんですけど、ほとんどかみ合うものがそんなにありません。あるとしたら、1点目のところがひょんなことからCKで失点しているところがあります。 それまでの流れはほとんど相手よりも自分たちのほうが気持ちよくプレーできてる感覚があるはずで、それから残り数分になったところで突然失点が起こってしまっている。こうなると、原因を究明したり、それに対して言及するのはすごく難しい事象だと思います。問題が起こっていて、それに対処しなければいけなかったということであれば、逆に言えば簡単なのですけど、そこがすごく難しいところがあると思っています。 映像を見て分析しないといけないところはありますけど、いろいろ頭の中で、後ろの枚数を増やしたりすることも当然選択肢としてある。ただ、それがさっき言ったように流れがうまくつかめずに、相手にいいようにやられ始めていれば、早めに手を打つというのはあるでしょうが、まだ5分以上あって、アディショナルを入れると10分ぐらいある中で、ピッチ上の選手たちも、僕も何か対策を打つにはちょっと難しい時間だったなというのは思っています。それもいろいろ分析しながら今後に生かしたいと思います。
サンフレッチェ広島
監督
非常に戦った、そしてアスリート的なところでレベルの高いJリーグの試合だったと思います。ダイナミックな展開が多かったですが、ゴール前のチャンスはそれほど多く作れた感じはありません。今日の試合に関して言えばラッキーな勝者だったと思います。セットプレーで失点して、攻撃的な選手を入れた結果、こういう結果になったと思います。 自分たちのチームは最後の20分で追いついたあと、さらに前に行こうという姿勢を見せられたと思います。今日の鹿島は90分を通じて素晴らしいパフォーマンスだったと思います。それ以上に自分たちのチームの選手を褒めたいと思います。 --交代選手、それぞれの起用意図をお願いします。まずドウグラス(ヴィエイラ)に関しては失点する前でした。入れた直後のセットプレーで失点してしまいました。その後の選手交代に関して言えば、できるだけ前でプレーしようという意図で変えました。そのためにディフェンシブな選手を代えてオフェンシブな選手を入れました。 最後の20分、同点にしてから逆転する前での間、選手交代はすべてうまくいったと思います。チームとして、それから監督として、途中から入れた選手が活躍してくれることはうれしく思います。特にドウグラスの今日の2点は素晴らしかったと思います。 --昨季も鹿島相手に2点取って勝ちました。今回は逆転勝ちです。どうして勝てたのかもう一度お願いします。まず鹿島がすごく強い、パワーを持って前に来ていた。そして鹿島のスタイルが非常にタフでした。それに我慢して耐えていたのが良かったと思います。試合中、前の選手にボールを当てたり、裏に出すことに非常に苦労しました。ただ、昨季も今季も、最後の最後まで勝ちにいこうという姿勢がこのチームには植えつけられています。PKを得て、1-1に追いついたときに、さらに勝ちを目指してプレーしたことが重要だと思います。チームのキャラクターとして、最後の最後まで前に行こうという姿勢を見せられたと思います。
鹿島アントラーズ
FW 15
藤井 智也
--試合は鹿島のペースでした。思ったよりも5バックが横に並んできたので、なかなかスペースが見つからなくてリズムをつかむのにすごく苦労した。佐々木(翔)選手と志知(孝明)選手のところで2枚でしっかり対応されたので、個人としては完封されたというイメージの試合でした。今日は相手にやられました。個人的には何もできなかった試合でしたし、申し訳ない気持ちもあります。 --古巣との対戦で気持ちも入っていましたか?もちろん。広島には勝ちたかったですし、今日に懸ける気持ちもすごく強かったので、少し空回りした部分もありましたけど。今日はしっかりと完封されてしまった。 --縦の突破を続けつつ、左で仕掛ける工夫も見せていたが?そこも大事ですけど、いつもやっている鹿島での裏抜けの部分が出せなくて。いつもなら裏を取れているところでなかなか本当に取れなかった。 --佐々木選手の対応がうまかった?正直、うまく対策されたと思いますけど、そこを超えないとダメだなとあらためて思いました。攻撃のリズムが良い試合では、サイドでうまく作れていたと思うので、今日はそこを作れなかったのは僕の責任ですし、どこのチーム、どのフォーメーションの相手でもしっかりやれないと、もっと信頼をつかんでいけないと思いました。
FW 13
知念 慶
一人ひとりは頑張っていましたが、個人的に自分がゴールしたあとにちょっと自分自身が緩んでしまった。2、3回連続でイージーなパスミスをしてしまったことを個人的にはすごく後悔しています。チームとして点を取ったあとに締めなければいけない中で、点を取った自分が集中というか、気持ち的に緩んでしまった。 「細部にこだわる」と(岩政)大樹さんが言っていますけど、そういう細かいことを突き詰めてやっていかないとやっぱり勝てないんだと思い知らされました。ちょっと自分としてはチームがどうというより、点を取ったあとに緩んでしまったことを後悔しています。 --ゴールシーンは?チームとしてニアを狙っていたので、多分(鈴木)優磨も同じ狙いでニアに入っていましたけど、うまくつぶれてくれたので、自分が良い形でヘディングできたと思います。