鳥栖が懸命の守備で逃げ切り成功。3試合ぶりに勝点3を積み上げる
サガン鳥栖
得点はクロスがめちゃくちゃ良かったので、しっかりと叩きつけて入れるだけでした。あれくらいのテンポだとDFも準備できないし、ああいうボールをもっと要求してきたいですね。立ち上がりはけっこう京都ペースの中で失点してしまいましたが、あの得点で自分たちにスイッチが入りました。あの時間帯に取れたのはすごく良かったし、ああいう目の覚まし方ではなくて、最初からあれをできるようにしたいです。 --3点目のアシストについて。抜け出したとき、中を見たら誰もいなかったけれど(本田)風智が少し遅れて入ってきているのは見えたので、なんとか相手に引っかからないように中へボールを上げられればいいなと、相手の股を通してあげることができました。 --J1通算200試合を達成したが。いろんなクラブでプレーしてきましたが、自分のキャリアでも一番長くプレーしているクラブで、こういうふうに200試合出場を達成できて、なおかつ自分が得点して勝てたことはすごくうれしいです。そして、それを見に来てくれた、自分たちが勝つところを見てくれたサポーターの皆さんと良い思い出を共有できたことは、自分にとって良かったと思います。
もっと両サイドのところで時間を作れれば良かったのですが、今日もサイドから起点を作って全体を押し上げられたシーンも多かったです。(小野)裕二くんはサイドの選手を見てくれるし、すごくやりやすいですね。 --京都がイヤがるところを攻撃で突けていたが。開始早々にけっこうミスをして苦しい展開になるかなと思ったのですが、失点してからすぐに取り返すことができました。そこから背後を狙って相手をひっくり返すような攻撃を繰り出せたのは成長じゃないかなと思います。 --思い出ある京都での復帰戦となったが。コンディションはまだまだですが、ケガをしてあらためてサッカーができる幸せを感じながら今日はプレーしました。ここから、もっと楽しんでサッカーができればいいなと思います。京都での試合はいつも特別な思いで挑んでいますし、もっともっと成長した姿を見せたいです。
京都サンガF.C.
監督
勝ちを信じて、最後までスタジアムに残ってくれた方々に勝点3を届けられなかったことに、すごく責任を感じています。試合後に選手に言ったのは、「365日の中で今日の日付、4月23日のことを忘れてはいけないんじゃないか」ということです。得点を取るまで自分たちが完璧に近い形で試合に入りましたが、その次のプレーで失点を食らったあとの時間帯。ピッチで僕なりに声はかけていましたが、それが選手に届かずに、自分たちだけの問題で失点をして、ゲームを難しくしてしまったのは、監督としても選手としても自分に向き合って解決していかなければいけないことです。 昨年よりも鳥栖さんとの戦いでの手ごたえがなかったかというと、そんなことを思っている選手はいないと思います。相手のやりたいことを封じて、自分たちを出してシュートシーンまでは行くけれど、中途半端なシュートでみすみす相手にリズムを渡してしまうとか、思い切ったプレーをしないとか、そういうプレーがツケとなって失点につながったことを、いまの力だと思わない限りは上には行けません。 逆に言えば、1人少なくなった中でもあれだけゴールに迫れたのは、それも自分たちの良い側面です。監督としてもいろんなことを経験し、学べた試合でした。まだ自分も整理し切れていない部分がありますが、選手はよくやったと思います。ただ、それを今日の勝利につなげるほどの力がなかったんだと言われているようなことを、ゴールデンウィークの素晴らしい相手に対してどう挑めるかは大事になります。
サガン鳥栖
監督
いろいろなことがあった試合でしたが、まずは勝点3を取れたということを、次のマリノス戦へ向けて良い材料として準備していきたいです。(試合は)同点の場面が非常に大切だったと思います。あれでわれわれは自信を取り戻せましたし、その後も良かったと思います。ただ、最初の10分間が非常に良かったですね。皆さんの目から見ればいくつもピンチがありましたが、間違いなく何か1つ変わったなというのがありました。あの10分間は、僕はかなり好きな10分間でしたね。 --具体的には?ミスのオンパレードでした。ただ、その中でやりながら何が京都に対していいのかを模索しながら葛藤して、もがいて、そしてスペースを見つけ出した。もちろん試合前からできればいいんですが、人間のやることなので。そういう自分たちが判断をすることが非常に良かったなと思います。この1勝は非常に大きくなるんじゃないかなと思います。 少し細かく言えば、あれだけ短いパスを意識していて、実際に点を取ったのは少し違う形からでした。それは目先を変えさせたという意味では、良いジャブを与えていたと思います。そういう意味で、あの10分がこの勝負の勝ちを決めたのかなと思っています。
京都サンガF.C.
DF 3
麻田 将吾
失点シーンは「軽い」と言われても、何も言えないですね。前半の最初のほうからうまくいってるようで、いっていない感じがありました。先制してから、そこがさらに緩んでしまったところがあった。特に1失点したあとの立て直し方は精神的なところが一番だと思うので、そこの締め方というか、切り替えていくところが良くなかったです。 --先制するまでは良い流れだったが。シュートも打てていましたし、起こっている現実としては悪くなかったです。失点したあとに相手に上回られてしまって、本来自分たちが持っているはずのパワーが出せませんでした。得点した直後に相手に流れを引き渡さないようにすることはみんな分かっているけれど、それをどれだけやれていたのかは、100%ではできていなかったんじゃないかと思います。 --ここから上に行くために必要なことは?今日のように良い流れのときに落とし穴がある試合はいくつかあると思います。1点目を取ったあとに緩めるのではなくて、本気で2点目を取りにいく姿勢を見せるとか、相手に合わせるのではなく常に自分たちに矢印を向けることは必要なんじゃないかと思います。それをもっとみんなで共有しないといけません。
MF 39
平戸 太貴
立ち上がりは非常に良くて、自分たちのやりたいことができていました。先制できたのは良かったけれど、そこで自分たちの手を緩めるのではなくて、2点目3点目を取って、前半のうちに勝負を決めてしまうくらいの勢いでやることが大切でした。余裕やスキのようなものがあったんだと思います。非常にもったいないゲームでした。 --後半開始から投入されたが。チームとして負けている状況だったので、攻撃に関わってチャンスメークやゴール前に顔を出していくことを意識して試合に入りました。得点につながるセットプレーなどは自分のストロングポイントなので、もっともっと出していきたいです。 J1での出場は久しぶりでしたが、そこまで感慨深いものや自分の中での思いはなくて、なんとしても目の前の試合を勝つことだけを考えていましたし、自分が出場して何ができるのかを考えて試合へ臨みました。チームとして結果が出なくて悔しいという気持ちが大きいです。