ホームの京都は前節、G大阪との関西勢対決を2-1で制し、3試合ぶりの勝利を挙げた。22分、明治安田J1第2節・名古屋戦以来の先発出場となった豊川 雄太が先制点を挙げると、一度は相手の豪快なミドルシュートにより同点に追いつかれたが、82分に古巣対戦となったパトリックが決勝点を決めている。それまでリーグ戦で2連敗中だったが、選手たちは下を向くことなくピッチ上でハードワークし、集中力も切らさなかった。第6節・神戸戦でミスから失点を重ねて敗れたことや、前々節・福岡戦で先制しながら5分間で逆転を許して負けた悔しさがチームに危機感を与え、それが前節のパフォーマンスに反映された。順位も7位に浮上している。
水曜日に行われたJリーグYBCルヴァンカップEグループ第4節・C大阪戦では、G大阪戦から大幅に先発を入れ替えた中、山﨑 凌吾と山田 楓喜のゴールによってアウェイで2-0の勝利を収めている。18歳の植田 悠太が先制点を演出するなど、新戦力のアピールもある収穫の多い試合だった。曺 貴裁監督は直近の公式戦2試合の戦いぶりについて、「リーグ戦とルヴァンカップを連勝できたのは、チーム全員で勝てたという証拠です」と評価している。ポジション争いも活発になっており、こうした良い流れを今節も継続したい。勝てているからこそ、現状に満足せずにプレーすることが必要だ。
アウェイの鳥栖は前節、柏と1-1で引き分けた。55分に左SBで起用された長沼 洋一が見事なミドルシュートを決めて先制するが、75分にカウンターから厚みのある攻撃を受けて同点に持ち込まれてしまった。その後も勢いに乗った柏の攻勢を受ける中、後半アディショナルタイムに途中出場していた藤原 悠汰が裏へ抜け出してチャンスを迎えるが、GKの牙城を破れずに試合終了。順位を14位に上げているが、ここまで8試合で勝点8という序盤戦を過ごしている。川井 健太監督は勝点3を取り逃したことを悔しがりつつ、「非常に良かった部分もありますし、課題もあるという試合ですけれども、この(勝点)1を大切にして、次に進んでいきたい」と話している。
水曜日のルヴァンカップAグループ第4節はアウェイで札幌と対戦し、1-4の敗戦。先制点を奪われたあとの23分に小野 裕二のゴールで同点に追いついたが、後半に3失点を喫してしまった。ケガで離脱している選手が複数いるチーム状況の中、9日間で公式戦3試合を戦う日程で、九州から北海道や関西と遠征が続くことになるが、チーム一丸となって乗り切れるか。
両チームの昨季の対戦成績は、リーグ戦では京都が2勝しており、ルヴァンカップでは1勝1敗だった。現在のチーム状況は異なるとはいえ、明確なスタイルを持つチーム同士の対決だけに、見ごたえのあるゲームが期待される。週後半から気温も上昇して暖かくなっており、試合当日はサッカー日和となりそうだ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

