鳥栖はルヴァンカップの4試合で2分2敗と未勝利でグループ最下位に沈む。今節で引き分け以下の結果に終わると、その時点でグループステージ敗退が決まり、突破の可能性を最終節につなげるには勝利のみが求められる。鳥栖にとってルヴァンカップの勝利は2019年が最後となっており、現在16試合未勝利。この不名誉な記録をホームで断ち切りたい。
一方の京都はルヴァンカップで2勝1分1敗。勝点7で1位タイにつける。京都は延期となっていたCグループ第3節・札幌戦を20日に戦った。後半に先制を許し、直後に追いつくものの、その後は3失点を喫して1-4で敗戦。今節まで中2日間隔での3連戦となるが、京都→札幌→京都→鳥栖と長距離移動による負担も少なくないだろう。20日の試合は大幅にメンバーを入れ替えて戦ったが、今節も同様に大幅な入れ替えが予想される。主にリーグ戦を戦うメンバーが鳥栖に乗り込んでくることが予想されるが、京都はこの試合で勝てばグループステージ突破が決まる可能性がある。
今季すでに二度顔を合わせている両者だが、いずれも京都が勝利している。短い間隔で三度目の顔合わせとなるが、川井 健太監督は「京都さんにはすでに2敗している。ここは京都さんに借りをしっかり返したいという思いが非常に強い。(グループステージの突破条件など)さまざまな試合の外的要素はありますが、全力で倒しにいきたい」とリベンジを強く期している。
ともに球際の強さ、切り替えの速さ、走力などサッカーの本質の部分をストロングポイントとするチーム同士。ここまでの2試合では京都がその土俵で上回り、ボールを奪ってからの速攻で得点を挙げるなど、強みを発揮してきた。それでも、鳥栖はスタンスを変えない。「2敗しているからそれまでとは違うやり方でいこうかという考えはさらさらありません。若干、改善はありますが、ここで違うやり方をして勝っても、2敗した京都さんに力負けしていたかという議論になってしまう。われわれは力で勝ちたいと思っているので、そこはしっかりと勝ちを狙いにいきたい」(川井監督)。先を見据えて、チームの土台を強固にするためにも、京都以上の強度でリベンジを目指す。
京都が駅前不動産スタジアムに乗り込むのは実に11年ぶりとなる。駅前不動産スタジアムでの対戦成績は4勝4敗とまったくの五分。崖っぷちに追い込まれた鳥栖は生き残りを果たせるか。
[ 文:杉山 文宣 ]
