武藤が3得点に絡む活躍。逃げ切った神戸が首位を堅持
FC東京
MF 16
--自身としてはアンカーで良いプレーができていると思うが?良い流れはできていると思うけど、これを続けることが一番難しいので続けていきたいです。 --率先して動くことで周りに伝播していく?それはあると思うので、それをプレーで示せたらいいと思いますね。 --後半、意地を見せられたと思うが、課題は?後半は気持ちでやったサッカーだと思うので、そうではなく、自分たちの意志でゴールを奪えるような形に持っていきたいと思います。 --3点差は大き過ぎた?外から見ていても迷っているかなと見て取れる。そこを整理して試合に入れたらもっといいですね。 --メリハリが大事になる?ボールを大事にするところと前へ前へ行くところが、今日はハッキリしていなかった。今日は中途半端なプレーが多かったと感じましたね。GKまで下げてしまう場面もあったので、それを下げずに前でつなげられるようになりたいと思います。 --試合中の波はどう映っていますか?絶対に波はある。ただ、僕はこの前のルヴァンと今日も後半から入りましたけど、札幌戦がそうだったように悪いときに連続で失点することが良くない。悪いなら悪いなりに最低でも1点で抑えて帰ってこないといけない。3点をひっくり返すことは難しい。悪いなら悪いなりに割り切ってもいいし、守りに徹してもいいのかなと思います。 --いまはハーフタイムを待たないと修正できない部分が試合を難しくしてしまっている?そうですね。でも、ピッチの中の選手だけで変えられるのが一番いい。それを選手が中で話しながら自分たちで変えられるチームにならないと上には行けないと思います。
ヴィッセル神戸
監督
まずホームで勝点3を取れてうれしく思っています。前半に関しては、自分たちがイメージしていた理想どおりの前半でした。得点も取れましたし、そのまま緩めずに後半も行こうという中でスタートしました。後半に関しても、ちょっと1個目のPKは少し不運な部分もあったと思うんですけど、危ないシーンもみんなでなんとかしのいで、勝点3を取れて良かったと思います。 --得点に関して、ボールを奪って素早く攻める形は狙いどおりだった?そうですね。理想どおりの得点でした。特にサコ(大迫 勇也)のゴールは自分たちがずっとキャンプからやっている形ではあります。 --25日にアンドレス イニエスタが退団を発表してから初めてのホームゲーム。多くのサポーターも来ていたが、門出を祝う意味合いもある勝点3だったのでは?クラブにとっては(退団は)残念な出来事でしたが、みんなも気持ちを切り替えて団結してできましたし、サポーターの皆さまの後押しも非常に心強かったです。 --押された後半はどんな変化があったのか?まず手を緩めるとか、油断したとかはないと思います。入り方も悪くなかったですが、少し不運なところから相手の勢いも出てきたと思いますし、相手も前線に人数をかけて長いボールを放り込んできたのもあります。ただ、押し込まれてもすごくやられた感じはないですし、PK2回は仕方ないところではあるんですが、そういうところでもリズムが狂った部分はあると思います。
FC東京
監督
われわれのミスから今日の試合は負けたと思っています。選手にはしっかりとあらためて理解してほしいと思います。もちろん神戸さんのことはリスペクトしていますが、しっかりとわれわれが良いプレーをすればどんな相手にも上回れるプレーをできることを理解してほしいです。 選手たちにも伝えましたが、今日の試合、最初の10分、15分は良かったです。集中した形でスタートできていましたが、そのあとに続いた簡単なミスから相手のチャンスを生み出してしまった。その流れが残念で仕方ありません。ピッチ中央でのロストから先制点が生まれてしまいました。2失点目もわれわれのミスからです。0-2の状況でメンタル的なダメージを受けていたのでしょう。前半の終盤に3失点目を喫してしまい、残念でした。 ただ、後半の45分間に関してはしっかりと気持ちを切り替えて戦えるチームであること、そういうメンタルを持っていることを証明してくれました。でも、それが45分だけでは足りません。90分間を通じて証明し続けないといけないです。後半は相手を明確に上回ることができていたと思います。われわれが同点に追いつく勢いを持っていたと相手も感じていたでしょう。だからこそ、神戸さんは時間を進める形でプレーしていたと思います。あらためて、今日の試合はわれわれのミスで負けたと思っています。 --前半がうまくいかなかった原因は強度の部分が大きい?まさしく指摘された部分だと思います。1対1で戦う姿勢とその強度が前半は足りなかったです。毎試合、勝利を収めるために90分間戦う姿勢を表現し続けないといけないと思います。それができるように改善と努力を重ねています。 FC東京の今までの歴史をご存じの方は、このクラブが安定した形で結果を出し続けられていないことをご存じだと思います。われわれが目指しているプレースタイルは難易度がとても高いものであり、そのスタイルに良い形で適応するのに苦しんでいる選手がいるのも事実だと思います。それは私も理解していますし、認めています。スタイルの変更におけるプロセスで当然、ミスは起こるものです。そのミスをうまくカバーするには戦う姿勢と強い個性が必要だと思います。このクラブにその部分でも明確に改善した部分を残したいです。 今季、勝利にこだわるメンタリティーをしっかりと落とし込もうと戦い続けています。今日の後半のような戦う姿勢を毎試合、90分間表現しないといけません。後半のほうが選手たちも必死に戦い、勝利を目指して走っていたと思います。それは体力の問題ではなく、メンタルの問題です。勝利にこだわるメンタリティー、そしてプレーテンポの速さが、いま、われわれが求めているものです。
ヴィッセル神戸
FW 11
武藤 嘉紀
--古巣戦での大活躍はどのように受け止めていますか?FC東京に育ててもらいましたし、彼らへのリスペクトも忘れていないですけど、いまは神戸の一員ですし、そこで力を抜くことだったり、引け目を感じてアグレッシブにプレーしないのは絶対にやってはいけないと思っていた。その意味で成長した姿を少しは見せられたのかなと思います。 --3得点すべてに絡んだ。先制点は汰木 康也選手の折り返しからでした。あそこまで深く行ったらファーにボールが来ると思っていましたし、ディフェンスが触るところまで意識して良いポジショニングが取れていたので、とにかくふかさないでボールに当てようと意識しました。 --相手の頭に当たってクロスのコースが変わった?そこまで大きくは変わっていないですね。シュートにプラスになったかといえばそうでもないので、汰木のボールが良かったなと思う。 --難しいボレーシュートだった。難しかったですけど、逆に力が抜けていたというか、外してもいいけどとにかく枠内だけには思い切り入れようと。何か起こるんじゃないかと思って蹴ったので、そこはゴールにつながって良かったなと思う。
MF 14
汰木 康也
--先制点につながるクロスについて。シンプルにサイドへ展開して、自分のところで仕掛けるのは1つの形なので、いつもどおりゴールにつながって良かったですね。 --ゴール前に大迫 勇也選手、武藤 嘉紀選手が入っている中で、どういうイメージでクロスを入れている?人というよりスペースに上げれば、あの2人はヘディングが強いので突っ込んでくれる。クロスは感覚ですけど、あそこで強引に仕掛けてゴールに結びつけるのが自分の仕事。ちょっとラッキーでしたけど、良い仕掛けだったんじゃないかなと思う。 --対面は長友 佑都選手。「この1対1は絶対に勝つ」という意気込みが見えましたが?仕掛けようという気持ちはありましたし、縦の対応がすごく速かった。試合中にすごいなと感じましたね。1本目のゴールシーンは(クロスを)上げさせてくれましたけど、次からはしっかりと対応してきて、やっぱりフィジカルやアジリティーがすごいなと感じました。そこから中にカットインも入れながら駆け引きで勝てるように工夫しましたけど、すごくたくさん仕掛けるシーンがあって、ああいう素晴らしい選手と何回もマッチアップできるのは自分にとっても良い経験。1対1でたくさん挑めたので楽しかったです。
DF 19
初瀬 亮
(前節・)柏戦がふがいなかったので、なんとかチームとしてもやり返すところを意識していた。前半が良かったぶん、後半が全体的にちょっと後ろ気味になってしまったのが改善点かなというのと、こんなに得点を取ってくれたので後ろは防がないといけないし、PKであっても失点は失点。ああいうふうになるのは良くない。名古屋戦もそうだし、マリノス戦もそうで、最後の時間帯になるにつれてああいう試合運びを、優勝争いをするチームは絶対にやってはいけない。 みんなで「後半、もう1回やろうぜ」というのはありましたし、前に行こうという姿勢はあった。もう1点取って仕留めるのもあった。そこは合わせていかないといけないし、こういう試合を勝利することが大事。DFは(失点)ゼロに抑えることを意識しながら試合を運べたかなと思うけど、後ろからもう少し前に勢いを持っていければ良かったなというのはありますね。