違いを生んだ決定力。横浜FMが6連勝を飾る
湘南ベルマーレ
FW 18
最後になんとかこの悪い流れを断ち切ってドイツに行きたかったですけど、自分の実力不足もあり、悪い流れのままチームを離れることになって申し訳ないです。けど、やってくれると信じていますし、僕も厳しい環境に行くので、切り替えてやっていかないといけないです。 --湘南では前線でいろいろなタスクを任されていましたが。僕の理想はなんでもできる選手です。その中で今季は勝利に貢献できていないので、実力はまだまだだと思います。 --ドイツに行かなければいけないと思った理由は?W杯の前のアメリカ戦など世界と戦う中で、僕もヨーロッパで常にインテンシティーの高い中でプレーしないと置いていかれると思いました。Jリーグが低いというわけではなく、違うサッカーがあるので、去年の冬にでも行きたかったですけど、条件面で行けなかった。この夏に向けて、行けるように結果を出しながらプレーのクオリティーを上げないといけないと思っていました。かなり期待して獲ってくれたので、応えたいです。 --小野瀬 康介選手が獲得したPKを任された経緯は?「(蹴って)いいよ」って言われたので。「(蹴らなくて)いいよ」って(遠慮して)言いましたけど、「あざす!」って言って蹴りました(笑)。僕が最後というのもあったと思いますけど、康介くんには感謝しています。 --最後の試合が古巣の日産スタジアムで、そこでゴールを決められたことについては?マリノス相手にゴールできましたけど、結果が結果なので、残念です。
MF 7
--途中からの出場でしたが、どんなことを考えて試合に入りましたか?とりあえず1点ずつ返すしかなかったですし、後半は前半に比べると良かったと思う。追加点を与えなくて、点を取れればという感じでした。 --得点はPKで決めた1点のみでした。ゴール前の質を上げるには、何を伸ばさなければいけないですか?相手がイヤがるような動き出しとパス。特にペナルティーエリア内での人数の関わり。そういう精度が全然足りていないと思うので、そういったところはもっと上げていかないと、と思います。 --シーズン序盤は良い攻撃ができていたと思いますが。いや、変わっていないです。あれはたまたまです。みんな「開幕から数試合は良かった」と言ってくれますけど、本当の本当に質が伴っていたかというと、そうでもないと思う。そこは昨季から続いている湘南の課題だと思うので、それを改善しない限り点は取れないですし、良い攻撃ができなければ良い守備もできないので、そこはつながっていると思います。 --それは開幕戦の鳥栖戦も同じですか?相手の守り方によってチャンスを作れるシーンもありますけど、結局は自分らが再現性を持って同じような攻撃をできない限り、点は取れない。マリノスの攻撃を見たら、圧倒的にチャンスの数が多かったじゃないですか。イコール点を取れるということだと思います。今日のウチはビッグチャンスは3本あるかないかでした。マリノスは10本くらいありましたし、シンプルにそういうことだと思うので、そういうシーンをチームとして作る、最後の精度にこだわるということにフォーカスしないと勝てないと思います。
横浜F・マリノス
監督
難しい状況の相手にどう挑むかがポイントでした。そこを強調してゲームに入りました。「スタートが大事だ」と。とにかくそこを意識しました。難しい展開もありましたが、最終的に良い結果で終われて良かったです。 --オープンな展開になりました。ご自身はそれをどのように感じられたのでしょうか。今日の試合は最終的にチャンスの数が今季で最も多かったとは思います。確かに4点取りました。ただ、切り替えのシーンが多過ぎました。攻め込んだときにゴールキックやCK、シュートで終わるなど流れを切らないと、展開としてはまずくなります。切り替えが多い中、相手にスキがあれば、すべて攻めるのではなく、展開によってはゲームをコントロールすることも1つの術として覚えていかないといけません。 --喜田 拓也選手、永戸 勝也選手、宮市 亮選手がメンバー外になった理由を教えてください。プライベートなことなので、“誰が”とか、“なぜか”ということはここで申し上げられませんが、体調不良と今日のゲームにとっての選手のセレクションが理由です。
湘南ベルマーレ
監督
マリノスさんに対して自分たちがぶつかっていくために、守備の用意をしてきましたが、距離感が用意したものとは違うところがありました。(前半に)2失点してしまったのもあると思いますけど、後手を踏んだのがすべてです。その中でも選手はやろうとするところは見せてくれました。行かないといけない部分が裏目に出ることが多いので、その辺を見極めないといけないですし、冷静な部分を持たないといけない。結果は非常に厳しいですし、状態も決して良い状態ではないですけど……難しい試合になりました。 --準備した距離感と違ったという話がありましたが、どんなプランがありましたか?(横浜FMは)GKを含めたビルドアップで、ゼロトップ気味な立ち位置を取ってくるので、2トップがGKとCB、相手のダブルボランチの管理の仕方、ウイングの管理の仕方、シャドー気味になるゼロトップの管理の仕方でもっとハッキリと出どころを抑えながら、入ってきたところを奪うプランでした。最初に失点した部分もありますし、最初の誘導の仕方やちょっとした寄せのところが甘かったりしたので、後ろが狙いづらく間延びをしたところがあって使われた。プランとしては、自分たちがそこで奪って速いショートカウンターで取りたいというのが、一番のポイントでした。戦い方としては1失点し、どう捉えるかというのはあると思いますけど、チャンスがなかったわけではないですし、この間のゲーム(J1第12節・浦和戦)が終わってからそういう迎え方をしてきました。 --見ていて気持ちをかき立てられるゲームでしたが、勝利へ向かうにはどうなのかと感じました。勝点が欲しい中で、入りをしっかりして、失点をしないことにフォーカスしていましたが、おっしゃられるように勝ちに等しくないゲームになったと思います。そこは全員で捉えて準備する中であったところなので、現実として起こしてしまったことがすべてだと思いますし、それはすべて自分の持っていき方の問題でもあると思います。 --今日の試合を最後にチームを離れる町野 修斗選手を起用した理由を教えてください。いまは湘南の選手なので、(ドイツに)行くことが決まっても湘南でのことをやってもらいたいので使いました。行く、行かないに関しては僕が決めることではないですし、これから(今節が)終わって行くだけの話。本人がつかんだものですし、日本で残したことが評価されてのことなので、彼にはこれから頑張ってもらいたいですし、単純に応援しています。だからといって今日、特別な感情があったかというとそうではないですし、しっかりやらせるところをやらせられなかった。そこに尽きます。
横浜F・マリノス
FW 14
植中 朝日
--ご自身のJ1初ゴールを振り返ってください。前節、チャンスがある中で決め切れず、ストレスがたまっていました。だから一発決められて良かったです。水沼(宏太)選手がボールを持てば、必ずボールが来ると思っていました。シュートのこぼれ球でしたが、走っていて良かったです。今日初めて日産スタジアムでプレーし、初ゴールを取ろうとも思っていました。 --どのような思いでゴール裏に走っていったのでしょうか。(前々節・)柏戦で宮市(亮)選手が劇的なゴールを取って、みんながゴール裏に行っていたのを上から見ていて、「いいな」と思っていました。そのあとに宮市選手から「次はお前だぞ」と言ってもらっていたので、行くしかないと。いろいろな思いを出し切って、あのパフォーマンスになりました。最高でしたね。 --喜田 拓也選手ら先輩たちのアドバイスがプレーに生きているのではないですか。自分は器用なプレーヤーではありません。試合に出ている選手の意見を聞いて、それを徹底的に忠実にやることを意識してやれば、このチームは自然とボールが来ます。それが得点を取れた要因だと感じています。
DF 27
松原 健
--1シーズンでご自身初めてのリーグ戦2ゴール目です。皆さんビックリしていると思いますが、僕が一番ビックリしています(笑)。エウベルが中に切れ込んできたときに、どの相手でもあのスペースが空くのは分かっていました。そこにSBが入るのは必然ですし、ボールをトラップしてから前にスペースがあったので、たまたま良いシュートが入りました。狙っていないのが良いのだと思います(笑)。コースを狙ったというよりかは、とりあえず枠に飛ばすイメージで打ちました。 --チームメートから何か声をかけられましたか。僕の“年イチ”を知っている選手はあまりいません(笑)。僕の(J1通算)200試合(出場)も知っている選手はいないので、お世辞のように「おめでとう」とは言われました。でも、祝ってもらえてうれしかったです。 --試合の入りを意識した中での6分の先制点に価値があるのではないでしょうか。(J1第16節・)FC東京戦、(前々節・)柏戦と先制しながらも崩れてしまいました。逆転勝利こそしましたが、良くない時間帯があった中、試合の入りや後半の入りで集中することを教訓にしていました。そこは年齢的に上の僕たちが締める意識がありました。