上を目指して力を尽くした両者。得点なくとも、札幌ドームは熱く
北海道コンサドーレ札幌
監督
非常にテンポの速い、切り替えも早い素晴らしいゲームだったと思います。試合展開も目まぐるしい、激しい試合でもありました。両チームともチャンスはあったが、数、形でいえば、われわれのほうが良かったのかなと思います。広島は非常に守備の堅いチームであり、その相手に対していろいろなアイディアを出しながら攻めることができていた。そのうちの1つでも決まっていればわれわれが勝利していたと思います。相手のGKも素晴らしいセーブを見せたため、ゴールをこじ開けることはできませんでしたが、試合全体を見れば両チームが素晴らしい戦いを見せたと思います。特に札幌の選手は良いパフォーマンスを見せていたと思います。 --深井 一希選手が再度、負傷離脱となった。彼に関しては、キャリアをたどると何度もひざの手術をしてきた過去がある。しかし、そのたびに彼が強い気持ちと、何がなんでも復帰するという目標を掲げ、そしてまたグラウンドに立ち、プレーを続けてきた。その彼がまた手術をしたということは、私にとって非常に悲しい、心臓をつかまれたような出来事である。彼はひざのケガがなければ間違いなく日本代表に入れる、活躍ができる、それくらいの素材であると私は評価しています。片足一本でも、ほかの選手よりも素晴らしい動きが見せられる。そういう選手だと思っている。 今後のキャリアを考えれば、不安を抱えながらいるのではないかと思う。だが、私は監督としてチームメートやサポーター、そしてすべての方々に「彼がまた再びピッチに立って活躍をするために後押しをしてほしい」、そのように言いたいと思います。 素晴らしい選手であり、素晴らしい人間性を持っている。そんな彼が再び長いリハビリを終えてピッチに立ってくれることを願っています。2019年ルヴァンカップ決勝(・川崎F戦)の得点など、忘れることのできない数々のプレー。そうしたものを私はまたピッチで見たいですし、多くの皆さんがそうだと思います。 強い選手なので、復帰してくれることを願っていますし、そうなると信じています。
サンフレッチェ広島
監督
どちらもオフェンシブで魅力的なチームで、良い試合ができました。普段から札幌を見ているときも魅力的だと感じていました。今日は引き分けでしたが、互いにとって良い意味での引き分けだったと思う。前半は札幌が、後半は自分たちが多くチャンスを作っていたと思います。自分たちのパフォーマンスには満足していますが、ラストパスの精度が良ければシュートチャンスも増えたでしょう。ただ、全体的には満足できるものだった。札幌とは今季2戦目だったが、2試合とも攻め合っての0-0。良い戦いができたと思っている。 --前節・FC東京戦からメンバーを替えた部分があるが?自分たちとして速いサッカーをしたいというのがありました。山﨑(大地)について言えば、来季を踏まえた上で今季から経験を積ませたい思いがありました。2、3回ミスパスはあったが、満足している。ボランチで出場した東(俊希)についても同じような状況。中盤にダイナミックな選手を使いたいと思っていました。前半のうちに、もっとゴールに向かっていいかなというシーンがあったが、満足している。 --うまくいかなかった前半と、そこから持ち直した後半について。前半はプレスがハマらない部分があり、後半はそこが解消された。ただ、札幌は難しい相手で、プレスをかわすのがうまい相手。そうした理由もある。
北海道コンサドーレ札幌
DF 50
岡村 大八
チームとしてチャンスは作れていたので、そうしたことを踏まえると引き分けという結果は悔しく思う。チャンスを決め切るというところをチームとしてできていれば、違う結果になっていたとも思う。そして決め切れなかった要因としては、チャンスの質も足りなかったと思うし、最後のところは個人の質もそうなのかもしれない。ただし、一朝一夕で簡単に改善できるものではないし、前の選手がチャンスを決め切ってくれたから勝てた試合もこれまでにいくつもあった。得点数も決して少なくないので、チームとしてしっかり取り組んでいければ、より良い結果につながっていくと思う。
GK 51
高木 駿
今日は比較的、自分たちが攻め込む時間帯が多くて、一方でピンチもそんなに多くはなかったと思う。良い形で攻めることができていたからこそ、そういった展開にすることができたと思っている。決定的なシュートも打たせなかったわけで。自分個人としても良さを出せたと思っているし、守備陣としても無失点で終えられたのは良かったと思う。もちろん得点が取れて勝てていれば良かったが、そこについては後ろからのビルドアップも影響してくるので、前の選手だけの責任ではない。良い形で攻めて、それによってピンチを減らす。自分たちらしい攻撃力を押し出した戦いをして、勝利していけるようにしたい。