最後に訪れた歓喜の瞬間。荒木の決勝ゴールで広島が3位フィニッシュを果たす
アビスパ福岡
監督
今日は内容のところを少しでも相手チームに近い形で、少しアビスパらしさを出してというところで、守備の粘りだけはありましたが、そのほかのところはなかった、ほめられたところはなかった。それでも結果に、勝点1を取る、または最終戦をホームで迎えられたことで勝利を目指しましたが、願いかなわず。最後にああいう形で、狙っていたことと真逆の形になってしまったので、私自身の戦略というか、最後にそこに持っていくことができなかった。1年間ずっとそういうことを模索しながら、いろいろなことを試しながら、いろいろな準備をしながら、今日のようなゲームで「あれ、なんでアビスパが勝ったんだろう」というところに持ってきたつもりでしたが、今日はそれができませんでした。 観に来ていただいた方たちに本当に申し訳ない気持ちと、1年間の総括としては良かったというところでの入り混じったような、そんなゲーム後の心境です。でも18日に試合(FCシャフタール・ドネツクとのチャリティーマッチ)があるので、またそこに向けて私は準備しなくてはいけない、選手たちに準備させなくてはいけません。 --敗れはしたものの、十分に対抗できる場面もあった。回数と勝った数で言うと、誇れるものではないけれども対抗していた、そんなゲーム内容だったと思います。ただ、シュート数が表しているように、一方的に相手にシュートを打たれたような形だったと思います。われわれが点数を取れそうな場面もありましたが、少なかったし、その本数を見ても、内容では広島さんが相当に上だったなと思います。 --この1年をどう振り返っていますか?選手とスタッフが成長した1年だと思っています。できることが少し増えて、強度と質が少し良くなった。これは今季の初めに選手たちにお願いしていたことでもありますし、スタッフはもちろん私がどういうことを考えているかを分かってくれているので、そこにアジャストしてくれて選手を伸ばすこと、自分自身もいろいろなことにチャレンジしながらできた1年だったと思います。
サンフレッチェ広島
監督
今日は福岡とアウェイで対戦しましたけど、Jリーグの中でもすごくレベルの高い試合ができたんじゃないかなと思っています。最後の最後まで両チームが死力を尽くして戦い合いました。それから、最後の最後に(荒木)隼人が正しいゴールに点を取ることができました。今季、待ち続けたゴールを取れたことがすごくうれしいです。 試合の流れの中でも、残りの20分、25分に関しては自分たちが完全に押していたゲームだったと思います。その中で自分たちも良いシュートまで行けたシーンがありましたが、相手のGKのファインセーブに遭いました。ただ、最後の最後で荒木のヘディングシュートが入ったことを本当にうれしく思っています。 --3位になってACLエリート2に出場できる可能性も得たことについて。3位になれたことは本当に素晴らしいと思っています。自分たちは今季の中で夏場に少し崩れた時期がありました。ただ、そこからもう1回戻ってこられて3位になれたことをすごくうれしく思っています。今季の後期に自分たちのチームが見せた、立ち上がるところや成長したところに関して本当に誇りに思っています。本当にアジアに行けるかは夏まで待たないと分からないですけど、いまACLを戦っている日本のチームには最高地までたどり着いてほしい気持ちもあります。それから、長谷部(茂利)監督が率いる福岡は、特にシーズンの後期は素晴らしいサッカーを見せていたと思います。ルヴァンカップも獲れたチームですし、素晴らしい成長を遂げたチームだったと思います。 --得点をどうしても取りたい中で次々と交代を行っていきました。マルコス ジュニオールを入れた意図と彼のプレーについて。マルコスだけでなく、エゼキエウもそうですが、途中交代で入ったブラジル人選手は本当にゲームのアクセントになってくれます。ドリブルとかのリズムを持った選手を入れることが、今日のような試合では特に重要だと思っていました。その2人に求めることを言えば、ケガなくシーズンを過ごしてほしいと思っています。いろいろ筋肉系のケガが頻繁に起こっているので、減らしていきたいなと思っています。
最後の最後にありがとうございます!という感じでした(笑)。何か不思議といける感覚がありましたね、自分の中では。 --マルコス ジュニオールのクロスが入ったときを振り返って。体勢的に後ろを向いていたので、後ろに流すことだけを心がけました。入ればいいし、誰かが詰めればいいという感じで、ヘディングしたあとに振り返ったら入っていたし、オフサイドがなくて良かったです。「ヤバいだろ」という感じでしたね(笑)。 --守備の面について。試合を通してバトルのところでは負けていなかったと思います。前半のVARになった場面も、自分としてはファウルではないと思っていました。 --2年連続3位の結果に終わって。去年とはまた違ったシーズンになりました。苦しい時期があって、3位も難しい状況からはい上がってこられたことはポジティブですし、途中に勝てなかった時期のことは来年にしっかりと生かしてやりたいなと思います。
アビスパ福岡
FW 11
山岸 祐也
どこかで1本チャンスを決めていればというところで決め切れなかったところと、もう少しチャンスを作りたかった。それは少し選手間の距離が遠かったことも関係していると思いますし、相手の寄せは確かに速かったのですが、それを個人としてチームとしてもっとうまくはがせれば良かった。そのあたりを試合中にもう少し修正できていればなと思います。ただ、いろいろなチームとの戦いをする中で、もう1つ上のステージに入れるようなチームにはなったと思います。 --そういうふうにチームが成長できた要因は?みんなが「そういうふうになりたい」と意識して、そういう行動をとること、また優勝を目指す、あるいはそこに向かうために、チームとして良くなっていくために、個人が良くなっていくためにどうすればいいかを日々の練習から考え、意識して取り組んだ。それによって何十年ぶりにあのチームに勝ったとか、ルヴァンカップの優勝などで自信がついた。その自信が過信にならずに、選手が自信を持ってプレーすることで逆転するとか、今までなら1点を取られたら「勝つのは難しい」という雰囲気になっていたけれども、それが違う雰囲気になった。それは長谷部(茂利)監督のおかげ、選手自身の頑張り、サポーターが素晴らしい雰囲気を作ってくれたおかげだと思います。
FW 8
紺野 和也
全体的に広島のレベルのほうが上だと感じるような、難しいゲームでした。個人の質も広島のほうが高かったし、全部相手のほうが上でした。(対峙した佐々木 翔は)すごく良いDFだったので、なかなか難しかったが、ああいう選手を抜いて得点に絡めるようにしなければいけないと思いました。 --今日の広島や横浜FM、川崎F、神戸などに今季は2連敗。短い時間帯では良いものを出せることもあるが、90分を通してとなると、相手のほうが上だなと感じるので、そういう上位のクラブ相手にも90分を通してしっかりやり合えるような力をつけないといけないと思います。良いシーンが増えているので、それをどれだけ伸ばせるかが課題。 --今季を振り返って。悪いシーズンではなかったと思います。タイトルも獲れたので。でも、まだまだ成長しないといけないなと思うところも多くあるので、来季以降にしっかり取り組んでやっていきたいなと思います。個人的には1年トータルで見たら、充実したシーズンになったと思う。あまりやったことがないシャドーとして良いプレーができるようになったことは選手としての幅が広がった。サッカーの見方も少し変わったかなと思います。