公式戦負けなしを『10』に伸ばした川崎F。良い状態で天皇杯決勝へ
サガン鳥栖
監督
最終戦をホームで迎えられた試合でした。ファン・サポーターに勝点3、勝利というものを届けたかったんですが、できなくて非常に残念に思っております。選手たちは最後まで1点を奪いにいってくれましたし、この試合の意味というものを非常に価値のあるものだと捉えてくれていました。そこは本当に彼らを称えたいと思います。ただ、やはり結果がついてこなかったところは、もっともっとわれわれがやらなければいけないなと思った試合でもありました。 --試合前は「今季一番の内容を見せよう」というのがあったと思いますが、内容については?見返してみなければ分からないですが、われわれがやりたいことをまず出す意志は非常に強かったと思います。その中でできたこと、できないことというのはもちろんありますが、そういう意味ではベストなのかは分からないですが、非常に良い試合でした。ただ、それを「最高の試合でした」と言うには結果が足りなかったかなと思います。 --順位、勝点は昨季と比べて下がってしまいました。今季の総括をお願いします。数字の部分ではまさしくそういうふうになりました。やはり足りない部分でいくと、得点をもっと挙げないといけない。失点をもっと減らさなければいけない。当たり前のことなのですが、そのためにわれわれとしては何が足りなかったというと、人ではないと思うんですよね。もっともっと仕組みのところを精査して、それが実行できる選手をもっと厚くする。選手層ですね。それをやはりわれわれとしては取り組まなければいけないかなと思います。1人欠けたからそれで崩れるようなチームは上には行けないと思いますので、その仕組みと厚さが少し足りなかったかなと思います。 --川崎Fとやり合った展開になったと思いますが。いま川崎Fさんは誰が出ても調子が良いと言いますか、リーグでもかなり上位のチームだと思います。彼らは天皇杯も残していますし、モチベーションという意味では非常に高いチームだと思っていました。われわれもやはりそういうチームに勝っていかなければ上には行けないので、今日のゲームで言えばまだ川崎Fさんに及ばないなと感じた部分はあります。ただ、追いつけるなという感覚もあります。その感覚というものをしっかりとわれわれがこのピッチの上で結果として証明していきたいなと強く思った試合です。
川崎フロンターレ
監督
まず、リーグ戦の最終戦ということで、鳥栖のスタジアム全体もそうですし、川崎からも多くのサポーターが足を運んでくれたこと。そして来週、天皇杯(決勝・柏戦)がありますが、選手たちにはまずここに集中して戦うことを求め、そこをしっかり体現して、結果も残してくれたと思います。選手には1つでも順位を上げること。他力ではありますが、それを求めた中で1つですけど、上がったことは良かったと思います。 内容としては前半の最初のうちは相手の時間がかなりありましたが、徐々に自分たちでコントロールできるようになってきたので、そういう時間を短くできれば、より良いと思います。でも、最後徐々に盛り返して、後半にラッキーな点ではあるかもしれないですが、あれもいくつか圧力を掛け続けた結果、ああいう形でCKになったり、そういうシーンだったと思います。やはり攻撃的にこれからも戦って、しっかりと勝ち続けたいなと。そういう思いです。 --前半の途中で宮代 大聖選手と瀬川 祐輔選手の位置を入れ替えましたが、その狙いは?少しあの形を試したかったというところで両サイドをああいう形で置きました。ただ、少しスムーズさという意味で、相手が当然、前半の最初は元気ということもありますが、背後と足元というところで、少しボールの受け方で2人の関係でいくとそっちのほうが受けやすいのかなというところで変えました。あとはコンビネーションのところも含めて、シンプルに右のところは背後だったり、左はコンビネーションだったり、いろいろな形が出やすいだろうなというところでああいう形にしました。もしかしたら、変えなくても時間とともにそういう形もあったかもしれないですが、やられてからでは遅いので、ああいう形をとりました。 --天皇杯決勝に向けて。我慢してというところもありましたけど、必ず我慢する時間はあると思います。そこを踏まえながらも、今日のゲームもどういう形になれば、言い方が合っているか分からないですが、ラクなのか。そう考えたら自分たちがアグレッシブに攻守で戦ったときのほうがマイボールになりますし、我慢が順番ではなくて、自分たちが圧倒していく。その順番を持ちながらコントロールすべきところでは全員で我慢強く戦えれば、決勝に向けても良い形で行けるんじゃないかなというふうに思っています。
川崎フロンターレ
今季最後の試合(リーグ戦)でしたが、鬼木(達)監督も言っていたように1つでも上の順位に行くためにという意識の下、選手みんなが頑張ったと思います。鳥栖さんも前半、前からハードワークしてきて、押される時間帯もありましたが、我慢することができました。それもあって後半にセットプレーからの得点が生まれたと思います。最後まで守り切れて良かったと思います。 --今シーズンを振り返って。リーグ戦はみんな頑張ったと思いますが、いろいろと大変な状況はありました。この順位に終わったことはしっかり反省しながら、天皇杯やACLが残っているので、まずは天皇杯で優勝したいですね。
FW 33
--J1通算100試合出場を達成したのが古巣戦でした。100試合というのは自分はあまり気にしていた部分ではなかったんですが、こうやって100試合出場できたことは自分にとって自信にもなります。できればホームで迎えたかったですが。来季も頑張りたいなと思います。 --右ウイングでのスタートでしたが、前半の途中で瀬川 祐輔選手とポジションを変えました。右、左に関係なく、最初は幅を取ってからというのは監督に言われていました。その中で背後への動き出しやそういう目線の部分であまり右側で目が合っていないところが多少なりともありました。左で関係性を作ってほしいというのが監督の意図としてあったと思います。特に意図がどうだったとは言われていないですが、そういう意図があったのかなとは思っています。
サガン鳥栖
MF 6
福田 晃斗
最終ラインの選手とも試合後に話しましたが、ピンチらしいピンチも多くなかったというか、自分たちの想定の範囲内で守れていたという感覚はありました。相手の攻撃にも慣れてきて、持たれたとしてもそんなに怖さもなかった。失点はアンラッキーだったかなと思います。攻撃の部分で点を取れなかったので、ボールを保持しながらもう少し大胆に行くところが必要だったかなと思います。ただ、年間を通してチームの得点数はリーグでも上のほうなので、失点を少なくできていれば、もっと上に行けたんじゃないかなと思います。今年は失点がちょっと多かったし、反省点としてあるかなと思います。 --年間を通して自分たちのサッカーをやれている感覚のほうが強かったと思いますが、それに見合うだけの勝点を得られていない印象があると思います。良いサッカーをやれていると周りから思われたり、自分たちでも思えているところがありながら、勝負どころであるゴール前の攻防や1つの球際など、良いサッカーだけでは言い表せられない部分がまだ足りていなかったと思います。そこは来季、シーズンが始まる前から選手たちで言い合いながら、いまのサッカーにプラスして厳しさというところを植えつけていきたいなと思います。 --チームのために個々がやれるのが鳥栖の良いところだが、個人の強さや、プレー中の個々の発信力で解決できた課題もあったと思います。僕はいつも言っていますが、チームが上に行くには個人のレベルアップが必要だと思っていて、個人がレベルアップすればチームがレベルアップする。ありきたりですが、そういったところに選手、自分自身が他人事にならずに全員が当事者意識でチームの意識を引っ張っていくこと。若い選手も多いですが、若い選手もベテランの選手たちもそういう意識で進んでいくことが大事かなと思います。
DF 2
山﨑 浩介
--今シーズンを振り返って。1シーズンを通して戦った中で、もっとできたんじゃないかなと思うところが多かった。順位もそうですし、悔しさが残る1年でした。 --個人としてもっとできたんじゃないかなと思うところは?失点のところで数が多かったし、その失点の仕方、その前の段階で仲間を動かすところでもっと自分ができたことがあったんじゃないかというのは毎試合感じていました。
MF 5
河原 創
--内容的には負けるような展開ではなかったと思いますが、ゲーム全体を振り返って。前半はわりと内容としても良かったかなと思いますし、後半の頭も何回かチャンスを作って、そこで点を取れれば良かったですけど。ボールを持たれている時間はけっこう長かったですけど、中では行くところと行かないところをハッキリしながらやれていたので、失点以外のところはわりと良かったと思います。 --今季は鳥栖の試合をできていることが多かったと思います。ただ、それが結果に伴っていないと思います。勝負に直結する部分の質やチームのメンタリティーなどはどう感じていますか?点は取れている感覚です。でも、失点の部分で、つなぎにいっているので、つなぎのミスからの失点は仕方ないですけど、その中で守れる失点もあります。ゴール前の攻防の部分でもっと詰めていればもう少し失点を減らせたかなというのはあります。 --コーチングなどで防げた失点なども多かったと思いますが。それもあると思いますけど、コーチングを瞬時に出せるかどうかだと思います。 --自身は今季フルタイム出場でしたが、その点の自己評価は?試合に出ているぶん、結果を出せていないのでもどかしさもありますし、もっとやれたんじゃないかという部分もあります。でも、1年を通して使ってくれた監督、スタッフ、ちょこちょこケガもしていたのでメディカルの人にも助けられながらやれた。個人的にもう少し充実したシーズンにできたら良かったと思います。