優勝候補同士の一戦はともに譲らず、白熱のドロー決着に
ヴィッセル神戸
監督
ホームなので勝点3が欲しかった。そこは残念でしたけど、次に切り替えて、またホームで勝点3を取れるように頑張りたい。試合に関してはお互いアグレッシブなチームで、セカンドボールの攻防、そこからの攻撃をどうつなげていくかという展開を予想していましたけど、やはりそういうゲームになったかなと思います。ちょっと勝ち切れなかったですけど、みんなの気持ちとか、戦う気持ちとか、そういう部分はお互いに良かったんじゃないかなと思います。 --60分以降に大迫 勇也選手、武藤 嘉紀選手らがかなり多くの決定機を作っていたが、前半から修正したことは?前半も自分たちのプランどおりには進んでいたので、まずは前半以上のパワーを出すことをハーフタイムに伝えました。何個か戦術的なシーンもハーフタイムに見せて、そんな中で前に、前にという姿勢を見せようという中でチャンスは作れていたと思います。 --ホーム開幕戦の柏戦でも終盤にチャンスを多く作ったが、ゴールネットは揺らせなかった。得点にはあと何が必要か?入るときは入りますし、入らないときは入らないと思いますけど、チャンスを作り続けることが大事かなと思います。1回外したことを悔やむよりも、2回、3回、4回とチャンスを多く作る、それが一番勝利への近道かなと思います。
サンフレッチェ広島
監督
本当に強い相手、それから昨年度の王者に対して1ポイントを取れたことを非常にうれしく思っています。自分たちの本当に強いディフェンスを見せられたんじゃないかと思います。ただ、自分たちのチャンスを作るところで、良いコンビネーションや自分たちの目指しているサッカーは見せられなかった部分がありました。今日の試合に関して言えば、神戸のほうが少し勝利に近かったんじゃないかと思います。そんな試合の中で1ポイントを持って帰れるところに非常に満足しています。 --前半は右サイドをかなり攻略されたが、後半に修正できたのか。後半はウチの右サイドをうまく守れるようになったと思います。右のワイドの中野(就斗)が少し前に出過ぎてしまう状況が多くあり、それによって切り替えが遅くなってしまった。切り替えても距離が遠くなってしまった、ということが挙げられると思います。ただ、本当に相手のロングボールを警戒しなければいけないところは引き続きやっていきました。大迫(勇也)が流れてボールを収め、そこから危険な状況を作られることを防がないといけない。ただ、ウチの3バックは本当に相手の脅威となるオフェンスをしっかり抑えたと思います。
サンフレッチェ広島
--60分に武藤 嘉紀選手のシュートを防いだシーンについて。味方もコースを限定していたので、難しいシーンではありましたけど、みんなで協力して防ぐことができたと思います。武藤選手もシュートがうまい選手なので、僕の右側よりもDFがいるほうに腰をひねって打ってくるだろうなという予測もありましたし、最後まで我慢して反応できたことは良かったと思います。 --ほかにも危険なシーンが何度かある、難しい展開の試合でした。なかなか攻撃で良い形が作れなかったですけど、こういう試合はだいたいオープンになって守備が崩れなければ勝点を拾うに値するゲームになると思っていたので、攻撃で良い形が作れなくても、自分を中心に後ろが崩れないことを意識して90分を戦っていました。 --3バックの対応も見事でした。そうですね。相手も個の能力が高い選手が多い中で、1対1でそれぞれが戦った結果がこの(失点)ゼロという結果になったと思いますし、本当にみんなでハードワークをしたと思います。 --神戸の強さも感じた試合でしたか?神戸は昨年からずっとそうですけど、攻守において堅いチームなので、アウェイで勝点1を取れたことをポジティブに捉えたいと思います。
ヴィッセル神戸
MF 96
山口 蛍
--優勝を目指す中で広島は立ちはだかる相手。どういう気持ちを持って臨んだ?局面の勝負が多くなると思っていた。どっちにもそんなに決定機はなかったと思うし、すごく堅い試合になったと思う。 --神戸らしいサッカーも出せていた。外で見ている人たちと中でやっている僕らでは違うところもあって、僕らはそこまで出せていなかったと感じています。(対戦相手は)ここまで4バックのチームばかり。去年もそうですけど、(広島のように)3バック、5枚で守ってくる相手に対してなかなか良い攻撃ができていないのは今日もあったかなと思う。長いボールとか、個の能力でサコ(大迫 勇也)やヨッチ(武藤 嘉紀)が収めるのはあったと思うけど、流れの中で自分たちらしい攻撃というのが今日はあまり出せていなかった。そこはこれからの課題かなと思う。 --宮代 大聖選手の前線の絡み方がスムーズになってきている印象だが?そうですね。ただ、大聖もボールを持って個でやろうとしているところがあると思う。それができるのは良いんですけど、流れの中で彼を生かせるようなやり方をもうちょっとやっていけたら、もっともっと大聖も生きてくるんじゃないかなと思う。
GK 1
前川 黛也
--広島は絶えずシュートを打ってくるチームだが、どう対応した?全体的に相手の選手はミドルであったりとか、クロスからのシュートとかたくさんのバリエーションでのシュートが得意な選手が多かった。そこは意識して入ったし、GKにとって一番良いのは打たせずにしっかりその過程で止めること。個人的にも打たせる前に止めることを意識してやれたので良かったと思う。 --山川 哲史、マテウス トゥーレルのCBコンビも相手をよくつぶしていた。こういう手ごわい相手になればどれだけDF陣が集中して点をやらせずに1点を取るかが大事になってくる。この2枚というのはすべての過程で打たせる前で止めてくれたり、寄せにこだわってやってくれたりするのですごく良い状態で守ってくれている。心強いし、これからもこれを継続してやっていきたい。 --キックオフ前には自身の100試合出場のセレモニーが実施された。子どもたちとも写真撮影した。子どもも大きくなってきていて、記憶に残る年にこういうセレモニーだったりをどんどんやれるようにしたい。すごく良い思い出ですし、子どもにもすごく良い経験になる。僕自身もそれがあったし、頑張って努力して、次の200試合目も達成できるように頑張りたい。
MF 23
広瀬 陸斗
--相手の3バックは堅かった。崩すために必要なことは?3枚をつり出したり、ギャップを作ることができれば良かったなと思いますけど、相手もうまく対応してきたのがあったので、1対1のところももっとしかけていけたら良かったなと思う。 --前線でのプレーはSBと違うと思う。メンタル的にも切り替えないといけないと思うが、どう整理している?ユースまでは前のほうをやっていたので、特にそういうのはないですね。 --ゴール前に良いタイミングで出ていくシーンもあった。感覚が蘇ってきている?ミーティングでこの選手はこういうタイミング、と映像で流しながらやっている。チーム全体でやり方を見ながらやっているので、そこの違和感はないですね。 --ボールを奪って素早く前につけていた。チームのスタイルに順応してきた?キャンプからやっているし、プロも長いですし、そこをやっていかないと試合には出られない。そこはコミュニケーションをとりながらやっている感じですね。 --よりチーム力を高めるために取り組みたいことは?前節(・FC東京戦)のようにまずは結果で、アシストや得点でチームを勝たせられるように。どんなに良いプレー、どんなにハードワークしても、まず勝たないと意味がない。勝ちというところを目指せるように頑張りたい。