実ったのは柏の交代。木下康介がホーム初勝利の導き手に
柏レイソル
監督
ここ3試合引き分けが続いていた中、今日はなんとか勝点3を取ろうということで試合に入りました。サポーターの素晴らしい声援が後押しになったと思いますし、昨年からなかなか(ホームでは)勝点3をプレゼントできていませんでしたが、今日勝利できたのはサポーターの皆さんのおかげだと思っていますし、結果が出て良かったと思っています。 浦和さんは非常に能力の高い選手がそろっていますが、われわれはU-23代表に呼ばれたメンバー(細谷 真大と関根 大輝)が抜けた中でも、しっかりと自分たちのコンセプトをそのまま続けてやっていこうと。強度の高いところも含め、前からプレッシャーを掛けにいこうと。選手はそのサッカーを90分間しっかりやってくれたと思います。チャンスも作れたと思いますし、きっ抗した試合にはなってしまいましたが、1-0で終えることができました。追加点を取る試合にはなりませんでしたが、勝ち切れたことはこのあとにつながると思っています。また次のルヴァンカップ(1stラウンド2回戦・群馬戦)に向けて、しっかりと準備をしていきたいと思います。4月の末からは連戦が続くので、そこに向けてもしっかり準備していきたいと思います。 --細谷選手が不在となる中で、FWの代役として小屋松 知哉選手を選択しました。その狙いは?木下(康介)は前節もゴールを挙げてくれましたが、小屋松も少しケガをしていた中で、前節で帰ってきました。前のタイプをどうするかというところでは、木下を途中から入れたほうがよりチームのパワーになるという判断のもと、今日も木下を後半の途中から起用しました。小屋松のほうが守備のスイッチを入れたり、全体の連動をうまく促してくれる形をとれるのと、スピードもあるので、相手のディフェンスラインをかき回してくれます。そういうところでのチョイスになりました。木下は高さもあり、途中から彼のゴールに向かうパワーをより生かしてくれれば……というところで、今日もしっかり得点を挙げてくれました。素晴らしい活躍をしてくれたと思っています。
浦和レッズ
監督
まず柏に「勝利おめでとう」と伝えたいです。 前半にCKからチアゴ(サンタナ)の決定機がありました。しかし、試合を通じて攻撃で少し苦しんだ試合でした。相手が非常にオーガナイズされたチームだったということが、1つの大きな要素だったと思います。そして攻撃面での選手の関係性は、まだ時間が必要だというところが見られました。 今日のスタメンには、昨季から見ると7人の新しいメンバーがいましたが、前半の最後は良い形でスペースを使えるようになっていましたので、後半はよりそこを突くことができるだろうと思っていました。しかし、ビルドアップの中で判断ミスなどがありました。終盤は攻撃的な選手を多く投入しましたが、ビルドアップで苦しんでいましたのでそれが実りませんでした。 --ビルドアップに苦しんだ部分について、受け手と出し手のそれぞれに問題があるのかとも思うが、どのように考えているか。良い質問だと思います。本日は相手の背後に大きなスペースがあったのでそこを使おうとしましたが、パサーと受け手のタイミングが合いませんでした。 --岩尾 憲選手がメンバー外となっていたが、何かトラブルがあったのか。彼は3試合連続で(先発)出場していて非常に好調だったのですが、火曜日の練習で筋肉の小さなケガをしてしまいました。 --失点シーンについて、プレスを掛けにいったあとに左サイドに人数をかけられ、松尾 佑介選手が戻れずに数的不利になっていた。攻撃的にいく中でも、あそこは戻るべきだったのでは?失点場面をまだ細かく見れていませんが、クロスが入ってくるときは、CBの前のスペースをしっかり埋めなければいけないと思います。松尾が疲れているところで(小泉 佳穂に代えて中島)翔哉を投入して、惜しいシュートの場面が3本ありました。もちろんわれわれは攻撃的にプレーしたいのですが、守備のところのバランスも必要だと思います。
--ホームでひさびさの勝利となりました。これ以上ないですよね。やっと……。「お待たせしました」という感じです。もっと多く勝てるように。やっぱりホームで勝つ喜びをサポーターたちと一緒にあらためて感じることができたので。これを求めて試合をしているので、多く勝ちたいなとあらためて思いました。 --試合後も、サポーターの方々とひときわ盛り上がっている姿が印象的でした。俺はうれしかったし、なかなか一緒に喜べていなかったので。「勝てたときはみんなでもっと喜ぼう」と言っていたので、自然とああなりました(笑)。
浦和レッズ
組織的に堅く守られて、チームとしてどこから崩していくかなどがうまくいかなかったと思います。背後に執着し過ぎて、蹴ってセカンドボールを拾えるときもありましたけど、そこが五分五分だったので、もっと(ボールを)動かして相手を疲れさせるところを増やしても良かったのかなと思います。 --背後への狙いが足らなかったというわけではなかった?それがうまくいったか、そこまで効果的だったかというと、拾えて押し込めているときもありましたが、拾われたらやっぱり相手ボールになってしまうので。押し込んだあとにもっと動かしたり、後ろで揺さぶって相手を走らせるというところをもう少し増やしても良かったのかなと思います。 --後半はサイドを使われて押し込まれるシーンも多かったと思うが、どう守ろうと考えていたか。そこまで崩されている感じはなくて、怖さというかやられる感じはなかったのですが、コミュニケーションはとっていましたけどクロス対応はうまくいかなかったのかなと思います。そこはもっと話し合って精度を高めないといけません。 --失点シーンは、佐藤 瑶大選手とご自身で受け渡したような形でもあったと思うが。そこは(佐藤と)ちゃんと話をして、タイミングとしては分かっていたというか、コミュニケーションはとれていたのですが、瑶大も「マイナスの準備ができていなかった」ということだったので、そこはもっと自分が伝える部分を増やさないといけないですし、相手に上回られた感じです。ファーサイドから入ってきているのも視野に入っていて、その前に1本(ジエゴに)当てられていたので、自分としても警戒を強めていました。(佐藤に)伝えていたとはいえ、もう1つ2つ言葉数を増やさないといけなかったと思います。
柏レイソル
FW 28
戸嶋 祥郎
去年も含めて(浦和戦では)悔しい思いをしていたし、なんとか浦和に勝ちたいという思いでいました。個人としては久しぶりのスタメンでしたし、チャンスを生かしたいと思って今日の試合に入りました。自分の出場時間やプレー内容を含め、なかなか難しい思いもありますけど、勝利できたことは本当にうれしかったです。久しぶりの日立台での勝利、お客さんがすごい笑顔でいてもらえたことが、本当に幸せだと感じました。 --立ち上がりからプレスがハマっていたと感じました。4バックの相手に2トップと両サイドハーフでハメようと。(相手の)ボランチが2トップの間をのぞくような形を想定していたのですが、そこを自分たちのボランチがケアする形でした。最初は狙いどおりの形でできたと思います。ただ、相手も途中から(最終ラインを)3枚にしてきました。ボランチの(サミュエル)グスタフソン選手を落としてきたので、対応に時間がかかってしまい、ペースを握られてしまったと思います。そこは早く気づいて修正したいなと。特に僕のほうが、もう少し気を利かせて守らないといけなかったというところは反省ですが、(失点)ゼロで終わらせられたことは良かったです。
DF 24
川口 尚紀
--久しぶりのホームでの勝利となりましたが?素直にうれしいです。 --今季初先発ということで特別な思いもありましたか?個人的にも悔しい思いをしていたし、正直スタメンで出るとなってすごく不安でした。今日の結果次第で自分のサッカー人生が決まるくらいの位置づけだったと思います。ホッとしています。 --前節・東京V戦まで右SBで関根 大輝選手が好パフォーマンスを続けていました。それによる重圧もありましたか?それもありますし、去年の最後のほうは僕ではなく片山(瑛一)選手とか土屋(巧)選手が出ていて、僕のチャンスがなかなか……というところもあって。自分としても試合でやれるのかという不安もあったし、自分が出て負けたら「完全に僕のせいだな」という責任も感じていました。本当に良かったです。 --今日はどんなことを意識してプレーしていましたか?川口選手のオリジナリティーを発揮しようと意識されましたか?いまは誰が出ても、守備の対応がすごく良い。それを僕も井原さん(井原 正巳監督)になってから約1年間やり続けて、ちゃんとできるということを証明しようという思いで臨みました。関根もすごく良いプレーをしていましたし、そのプレッシャーもありましたけど、まずは「チームとしてやるべきことを自分もできるんだぞ」というのをスタッフのみんなにもちゃんと証明できたと思います。
DF 13
犬飼 智也