終盤に訪れた歓喜の瞬間。FC東京が味スタで5試合ぶりの勝利
FC東京
監督
良いフットボールの戦いだったと思います。札幌さんは良い試合をしていましたが、全体的に自分たちのパフォーマンスが良かったと思っています。最初の30分は五分五分でしたが、焦らずに流れをつかんでいくことで、前半の終盤にかけて良い流れがつかめていたし、良い形で前半を終えることができました。選手たちもそう感じていて、後半も継続できたことが良かったです。重要だったのは、自分たちが集中して我慢強く戦うことですし、そうすればゴールは決められると思っていました。相手のカウンターにも対応できていたので、もう少し早い時間で得点を決められれば良かったです。札幌さんは良いゲームをしていたと思いますが、その中で選手たちが良いゲームをしてくれたことを誇りに思います。リカバリーをしっかりして次の試合に向け、準備をしたいと思っています。 --ここ数試合は終盤に多くの得点が生まれています。もっと早い時間で得点を奪うために必要なことは何でしょうか?フットボールにはいろんなチャレンジがあって、その中で流れをつかまないといけないです。重要なことは焦らずに戦うことです。そういうゲームもあると思うし、今日はその中でコントロールできたと思います。これまでは得点を奪えずに、0-1で落としたゲームもありましたが、今日は我慢強く戦えたと思います。それが原川(力)の素晴らしいクロスから安斎(颯馬)の得点につながったと思っています。 --決勝点を決めた安斎選手を交代させるような雰囲気もありましたが、最後までピッチに残しました。頭の中で多くのことを考えていました。ディエゴ(オリヴェイラ)を正しい時間に使おうと思っていて、途中から入った選手はよく戦ってくれたと思います。われわれが作っていきたいのは、90分間で相手にとって戦いにくいチームを作ることです。ディエゴを入れたのは、松木(玖生)か荒木(遼太郎)のどちらかを代えてフレッシュな選手を入れようとしたからです。タロウ(荒木)は少し体力が落ちていて、安斎は良い飛び出しができていました。タワラ(俵積田 晃太)はここまで出場時間が多いので、どこかで代えようと思っていました。
北海道コンサドーレ札幌
監督
連敗中で最下位のチームが敗れたあとに、監督が何をコメントするのか非常に難しい状況ですが、いまいる現状はもちろん監督である私に責任があると思っています。いま多くの若い選手たちが試合に出ていますが、(前節・)マリノス戦も含めて非常に素晴らしいプレーを見せてくれていると思います。「何がなんでもポイントを取りたい」「勝ちたい」という姿勢を見せてくれていると思います。 前節に関しては非常に不運な形でPKを相手に与えてしまって敗れてしまいましたが、今日のゲームだけでなく、ここ最近のゲームは非常にケガ人が多い中で非常に苦しい状況にはありますが、若い選手たちが躍動してくれたと思っています。FC東京は、非常に質の高い、攻撃では相手にとって非常にイヤなフリーランニングをしてくるチームですが、その東京の攻撃の良さを消す守備を比較的できていたと思いますし、非常に規律のある、自分たちの狙いのある戦いができていたと思います。FC東京は途中で質の高いディエゴ オリヴェイラ選手、仲川(輝人)選手が入ってきて、最後は違いを見せられてしまったかなと思います。失点場面は防げない場面ではなかったと思いますが、今日のゲーム内容からすれば1ポイントは取れていてもおかしくなかったかなと。 ただ、昨季から5人(以上)の選手が移籍し、8人の選手がケガしている中で、いまチームが苦しい状況にはあるのは間違いないですが、それに代わる選手たちが非常に強い気持ちで狙いを持って相手の良さを消してチャンスを作り、勇気ある戦いをしてくれたことを前向きに捉えたいと思います。負けに値するゲームではなかったと思いますが、負けてしまえば“たられば”になってしまう。今日の選手たちは自分たちの持っているものをすべて出してくれ、よく戦ってくれたと思います。
FC東京
DF 30
岡 哲平
無失点に抑えて勝つことが自分としての目標でしたし、チームとしても失点をしない意識づけをしていかないといけないので、「簡単に点を取らせないぞ」というDF陣の迫力が出ていたと思います。いまはミドルサードでの守備を意識してトレーニングしているので、そういう面も含めて(失点)ゼロで抑えて勝てたことはうれしいですね。 --前節・湘南戦を経て、この試合はだいぶ余裕をもってプレーしていると感じました。多少余裕はできましたが、今日は準備を早くしようということを意識していました。前回は準備の部分で裏を取られてしまったので、アラートに相手よりも早く準備することを意識しました。CB同士でチャレンジ&カバーはできていましたし、良い連係をとれていたと思います。 --2試合連続で完封勝利です。本当に90分間を通して集中して声をかけ続けて守備を統率することで無失点は見えてくるので、慢心せずに謙虚に、練習から良い雰囲気でやっていきたいと思いますね。 --この2試合でつかんだものは?正直、何をつかんだかはまだ分からないけど、ゼロで抑えて勝てたことが収穫だと思いますね。 --憧れの味の素スタジアムで90分間出場し、勝ちました。どんな思いですか?本当に気持ちいいですね。最高です。
FW 38
安斎 颯馬
--自身の決勝ゴールを振り返って。本当に原川(力)選手から良いボールが来ましたし、自分自身もこのスタジアムで勝利を収めたかったので、本当に気持ちで押し込んだゴールだったと思います。 --難しい軌道のクロスをよく決めました。もうあまり考えずに、最後の最後まで相手と競り合った形になったので、 自分自身もボールに触れるかどうかの瞬間で、シュートに関してはミートすることだけを意識しました。結果的にゴールという形になったので、本当に気持ちで押し込んだゴールだったのかなと思います。 --ゴール後はファン・サポーターのいるゴール裏に走っていきました。サポーターの方々はなかなか味スタで勝てず、前期は1勝という形で苦しい思いをしながらもずっと声をかけ続けてくれました。そういった思いにも応えたかった気持ちが強かったので、ゴールをファン・サポーターと分かち合えたのは、個人的にも非常にうれしいものがありました。
MF 40
原川 力
--アシストシーンを振り返って。かなり難しいボールだったと思いますが、安斎(颯馬)がうまく合わせてくれたと思います。人を見て蹴ったというよりも間に速いボールをぶち込もうという感じで蹴ったので、本当に安斎がうまく合わせてくれました。 --相手の状態を見ながら仕留めるということができたゲームだったと思います。まだ、無駄にスピードアップしてミスしてカウンターという場面があるので、もうちょっと相手を見ながらということも意識してやりたいです。スピードアップしたら技術的にも難しくなってミスが起きてしまうので、無駄にスピードを上げない攻撃も仕掛けたい。夏なので、そういうところでもコントロールできるようにしていきたいですし、それをやっていければもっとラクにゲームを運べると思います。 --個人としても3月以来のリーグ戦の先発で勝利に貢献できました。(小泉)慶もヤン(高 宇洋)も素晴らしい選手ですし、3人でおのおのの個性を出していきながらシーズンを戦っていけたらいい。その3人の個性を前面に出せるようにしていきたいです。 --前々節・磐田戦で達成したJ1通算200試合のセレモニーの花束贈呈が、まさかの川岸 滋也社長というのは驚きでした。俺も初めて見ました(苦笑)。「社長のおかげです」と言っておきました。本来は家族が務めることが多いと思いますが、平日の夜で来られなくて、僕も誰にもらえるのか今日まで分からなかったので、まさか社長だとは(笑)。どういう経緯でなったのかは知らないですね。