逆転からの再逆転。浦和、駒場での無敗記録がストップ
浦和レッズ
監督
前半は悪くなかったと思います。プレスで少し苦しんでいたところはありました。われわれが攻撃を仕掛けようとしたところからのカウンターで、そこまでバランスは崩れていなかったのですが、失点してしまいました。 ハーフタイムでは「バランスよく、落ち着いてボールを動かし続けてプレーしよう」と話しました。後半は立ち上がりから、しっかりと支配しながらチャンスを作ることができたと思います。そしてチアゴ(サンタナ)が素晴らしいゴールを2つ決めてくれました。そのあともチャンスを作り続け、3点目、4点目を取っていてもおかしくなかったと思います。 オフサイドになった場面以外は、湘南もほぼチャンスを作ることができていませんでしたが、2-2になったゴールが決定的だったと思います。ロングボールからの球際で負けてしまいました。(佐藤)瑶大も、残ってスペースをカバーしていれば良かったところで前に出てしまい、相手がフリーな状態になりました。3失点目も人数は足りていたと思いますが、そこを破かれてしまいました。 選手たちには、「後半の入り、後半のほとんどの時間帯に関しては誇りを感じていい」と話しました。ただ、最後の5、6分を、試合の締め方の教訓としてしっかり学ばないといけないと思います。1対1の場面では命を懸けて戦うべきで、最悪の場合、相手にFKを与えてでも止めないといけません。 より点を取って試合を決定づける、そうでなければ決意を持って試合を締めることをしなければいけません。同時に、私自身がこれを避けるために戦術的に何ができたかを評価しながら見なければいけません。選手たちの戦いは称えたいと思いますが、教訓は持ち帰りたいと思います。 素晴らしいサポーターの前で素晴らしい攻撃を見せることができましたが、そこから守備への切り替えが本日は不十分だったかもしれません。試合前のインタビューでも「湘南はボールの扱いが非常にうまく、チャンスメークをしながら点を取っているチームだ」と言いましたが、彼らはスペースを与えると得点能力が高いチームだと思います。そして、最後の5、6分までは、相手にあまりスペースを与えない戦いができていたと思います。 --試合の締め方について。連勝した2試合に比べると攻め急いで間延びした感じもあったが?攻撃時の戦術的な判断の部分で、もう少し焦れずにプレーしていれば良かった場面はあったと思います。もう1つは、最後の10分間に疲れている選手が複数人いました。長い時間プレーし続けている選手、久しぶりの出場で疲れている選手がいました。 それでも、2失点目まではあまりスペースを与えないでプレーできていたと思います。ただ、その失点が決定的でした。与えてはいけないスペースを与えてしまいました。新しい選手の組み合わせでプレーしている中で、詰め切れていなかったディテールなどが表れた試合だったと思いますが、それも自然な流れの一部だと思います。 --湘南からすると、負けているので攻撃回数を増やしたかったと思うが、浦和もそのペースに付き合ってしまったのでは。もう少しテンポを落として相手のイヤなことをするべきだったのではないか?点を取らないといけない状況で、湘南が[4-4-2]のダイヤモンドに形を変えてきていましたが、それによって使えるスペースも空いていましたので、われわれは落ち着いてプレーすべきだったと思います。ただ、疲れている中で判断を誤ることもあったと思います。 --2-1になった時点で、サミュエル グスタフソン選手のポジションをトップ下に変えた意図は?(安居)海渡をダブルボランチに戻すことによって、バランスをとってもらおうとしました。サミュエルにはよりフリーでプレーしてもらい、湘南のスペースを突いてもらおうとしました。
湘南ベルマーレ
湘南ベルマーレ
--Jリーグ初ゴールを振り返って。自分が入ったときは1-1の状況で70分くらいでしたが、自分にとってはちょっと早い交代だったので、「攻撃的にいきたいんだな」というメッセージを受け取りつつ、チームを勝たせないといけないなと試合に入りました。 自分の特長が出たゴールだったし、何回も練習した形だったので、練習したことが試合にそのまま出たことがすごくうれしいです。 --誕生日前日の得点となった。誕生日を自分で祝うこともできたし、家族が一番喜んでいると思うので、帰って電話したいと思います。 --Jリーグ初ゴールが西川 周作選手からだった。僕が小学生のとき、西川選手のパントキックを真似してチームメートとたくさん練習していました。そのことを今日思い出して、そんな選手から点を取れたことがすごくうれしいです。
監督
前半は本当に、攻守にプランしていたものを表現してくれて、かつ1点も取れて。これ以上ない前半を戦ってくれたと思います。 後半、逆転されたところに大きな課題もあり、そこで奮い立つ選手と落ちてしまう選手がいる。それは事実として受け止めながら、ただ選手は本当に最後までゴールへ向かってくれたと思いますし、ゴールへの執着心を出してくれたと思います。ラッキーなところはあったかもしれませんが、全員のそういう思いや意識が最後の2点につながったと思います。浦和さんに勝ち切れたことはすごく意味のあることだと思いますし、しんどかったですけど選手に感謝したいです。 --石井 久継選手が同点ゴールとなるJリーグ初ゴールを挙げた。もちろん、まだまだ若いですし、1年目なので課題はありますけど、今日の得点が彼のストロングだと思いますし、あそこのゾーンでの練習はたくさんしているので。 こういう相手にああいう場面で冷静に決め切れたのは、本人はもちろんチームにとっても大きいです。攻撃の選手が少ない中で、根本(凌)もそうですけど、新しい力がチームにいま必要なので。これを機にもっと意欲を出してほしいですし、周りを使いながらそういう場面をたくさん作ってほしい。そこに対しては、すごく頼もしくなってきていると思います。 --根本選手を投入してから、4バックと中盤ダイヤモンドに変更したと思うが、その狙いは?後ろでボールを動かせる時間帯もあって、相手のサイドの選手を押し込める状況があったので。負けていたのももちろんありますし、根本の高さ、収められるところに加えて、守備で相手のアンカー、ボランチのケアという中で。田中 聡はいつもアンカーでやっていて、後ろはもちろんしんどさがあったと思いますけど、そんなに景色が変わらない中で、取りにいかないといけないというところであの形にしました。
浦和レッズ
FW 27
エカニット パンヤ
--自身にとって今季初先発となった。良いプレーをしようと思っていましたが、今日は残念ながら納得のいくプレーができませんでした。チームが負けてしまったこともあり、とても残念です。 --左ワイドでの先発となったが、どんなプレーをしようとしていたか?相手の背後をなるべく取るような動きと、ボールをもらったら前を向くことにフォーカスしていました。 --トップ下でプレーしたい思いもあるのでは?ポジションに関しては監督が決めるものなので、与えられたタスクをこなしながら、自分らしいプレーをこなしていくのが仕事だと思います。 --相手のウイングバックの背後を狙っていたと思うが、なかなか通らなかった。前半は自分たちのやりたいサッカーがなかなかできず、相手が対策してきていたところもあったと思います。それで背後を使えなかったと思います。 --悔しい試合になったが、次のチャンスをどう生かしていきたいか。次回もその次もスタメンを張れるよう、日々のトレーニングでハードワークして、監督の目に留まるように練習から自分の力を見せていきたいと思います。
DF 20
佐藤 瑶大
立ち上がりから、僕たちが間延びしていたのかなと。セカンドボールが相手のボランチに落ちたり、相手も分析してきたと思いますけど、ボランチの田中 聡選手がすごくイヤなところにいて、捕まえ切れない中で1失点してしまいました。そこを修正しなければいけなかったのと、逆転してからの試合の運び方はチーム全体でもっと考えないといけないですし、(2つ目の)失点の場面も、バックパスをしてのロングキックからでしたが、下げないで前に送ることが大事だったんじゃないかなと。“たられば”ですけど、ああいったプレーの1つで流れは変わってしまうので、それを僕が発信できれば良かったなと思いました。 --入りは特にプレスに行きづらそうだった。相手の3枚に対して2枚でプレスに行っていましたけど、相手のSBに入ってから中につけるボールに誰も行けていませんでした。そこのところですかね。修正はしたのですが、前半のうちはできませんでした。 --「間延び」という話があったが、逆転してから特にオープンになっていたのでは?勝っているときの締め方として、前へのロングボールでもいいのかなという判断だったと思うのですけど、もっとボールを持って良かったですし、そこの使い分けが僕も含めてまだ経験不足なのかなと。そこが負けにつながったと思っています。