遠かった1点。互いに脅かすも、スコアレスドローでの決着
北海道コンサドーレ札幌
--87分からの途中出場でした。「来たか」という心境でした。絶対に点を取られないように、やるべきことは明確でしたし、試合は良い流れで進んでいたので、自分が出たときはその流れを崩さないようにすることを意識していました。 --最終盤、相手が放り込んできた中で意識していたことは?自分が出る、出ないの判断をハッキリさせることを意識していました。あとは周りとコミュニケーションをとりながら、自分がプレーに関わるとき、周りの選手に対応してもらうときをハッキリさせることも意識していました。 --後半のアディショナルタイムは9分目安でしたが?実はアディショナルタイムが何分か分からない中でプレーしていました。目の前のことに集中していました。 --今日の試合は今後の自信につながりそうですか?マリノスとのルヴァンカップ準々決勝(第1戦)では大量失点をしていました。今日は短い時間でしたが、無失点に抑えることを重視していた中でそれを達成できて良かったです。
FC町田ゼルビア
監督
今日の試合は首位を走るためには勝利が欲しい試合として間違いなく入りましたが、前後半を含めて、1点を取るチャンスはあった中でも、1点が遠い試合となった印象です。ピッチでは札幌さんも勝点を取りたい気迫が見えていました。これからの試合は順位に関係なく、自分たちの気持ち、パワーの強いほうが勝つ構図に見えます。終盤はいろいろな局面がありましたし、点を取れそうな場面もあっただけに、もどかしかったです。ただ、これが現実であることを受け止めないと。決定機を決めていかないといけません。誰のせいという話ではなく、日頃の練習から突き詰め、緊迫した状況をイメージさせながら、相手よりも先にボールに触るんだという気迫を見せていくことが重要です。ここから先も今日のようなゲームが続くと思いますが、この試合を教訓に奮闘していきたいです。次節の広島との上位対決はリーグの一番大きい試合になります。気持ちを1つにまとめて広島に乗り込みたいと思います。 --ハーフタイムに中島 裕希選手から藤尾 翔太選手へ選手交代をした意図を聞かせてください。1つは藤尾の調子が戻っていたことが理由です。また、中島がハイプレスのスイッチを入れていましたし、相手がイヤがる位置に入っていくことはできていましたが、ボールを持つ時間が長くなった中でクサビのボールが入ったあとのボールロストが相手のカウンターのチャンスにつながっていました。早い段階でイキの良い藤尾を入れることで、前がかりに出ていこうという意図で起用しました。 --相馬 勇紀選手が短い時間でもインパクトを残す活躍をしていました。ここ数試合は藤本 一輝の調子が良かったですし、彼はルヴァンカップ準々決勝ぐらいから90分間、体力を切らさずにプレーできる状況でもありました。藤本は高さもありますし、セットプレーでも対応しやすいため、あとはナ サンホの交代のタイミングもありますが、相馬は守備の面でもっとアラートにやらなければいけない点もあるとはいえ、攻撃面では違いを出せる選手です。相馬はチャンスを演出できる選手であることを見せてくれましたが、あとは周りも含めて、ゴールを決めることに尽きます。フリーでのヘディングシュートに関しても、ポストに当てているようでは、誰がというよりも、プロとして、個人として、決めなければならないシチュエーションではありました。ただ、それ以外は、町田のサッカーを遂行できていたという印象を持っています。
北海道コンサドーレ札幌
監督
町田との対戦は難しい試合になるだろうと覚悟している中で、思っていたとおりに難しい試合となりました。町田は非常にオーガナイズされたサッカーを展開していますし、背の高い選手にロングボールを当てて、そこからのセカンドボールを回収して攻めてくるようなチームです。また、オーガナイズされたロングスローやセットプレーも脅威のチームです。分かっていても防ぎようがないシーンを意図的に作り出してきます。そういった戦い方をしてくるチームなので、非常に難しい試合でした。 過去にはイングランドのストーク・シティというクラブが、180cm後半の高さのある選手をそろえて、高さを生かしていましたが、町田はそれに似ていると言えるでしょう。ストーク・シティもロングスローを多用していたチームですし、専用スタジアムが多いイングランドでの試合を見ていた観衆はロングスローやセットプレーの展開になると、ゴールのにおいがするために沸いていましたが、町田もそれに似ています。町田でも見ている観衆がロングスローやセットプレーでゴールのにおいを感じ、沸くようなアウェイゲームでした。 ただ、私はロングスローをペナルティーエリアに入れてはいけないとか、ロングスローを放り込んではいけないというルールができるといいなと思うタイプの監督です(笑)。そういうルールがあれば、ボールをつながないといけないサッカーに変わっていくはずでしょう。観る方の好みはありますが、ファンに人気があるのはマンチェスター・シティのようなクラブだと思います。 町田は規律のあるプロフェッショナルな戦いをしていますし、全員が与えられた役割や規律を持って実践するチームです。そんな難しい相手に対して、選手たちはよく戦ってくれました。22番の藤本(一輝)選手に危ない場面を作られましたが、選手たちはしっかりと守ってくれました。われわれはボールを保持し、チャンスやカウンターのシーンを作りながら町田のゴールにも迫ることができました。厳しい試合でしたが、われわれらしい戦いができましたし、アウェイで首位を相手に勝点1を取れたことは評価しなければなりません。 最後は多くの選手が足をつり、最後の力を振り絞って戦ってくれました。スパチョーク選手は相手を打開し、シュートまで持ち込める選手ですが、終盤の時間帯は体力的にも難しかったです。 残留争いをする中で、首位相手に勝点を取れたことは一定の評価をしなければなりませんが、残留を考えると決して満足できる結果とは言えません。他会場では柏や磐田など残留争いを展開するチームが引き分ける中で、勝点を引き離されませんでしたし、詰めることもできませんでした。試合数が少なくなると、順位を入れ替えるチャンスがそれだけ小さくなるため、厳しい状況に追い込まれたのは確かなことです。
FC町田ゼルビア
DF 25
杉岡 大暉
--終了間際にはポスト直撃のヘディングシュートがありました。決めなければいけない場面でした。ボールが来ると信じて入っていきましたし、時間もあった中で下に叩きつける形のシュートでしたが、もっと厚く当てる必要があったかもしれません。 --勝ち切れなかったですが、クリーンシートで終えました。無失点は良かったですが、0-0の引き分けで良しとしていい時期ではありません。チームとしては勝たないといけないゲームでした。悔しい結果になりました。 --うまく相手をブロックの外回しにする展開を作れていた印象です。もう少しボールを奪うシーンを増やしたかったです。その一方で、前半に押し込んだ中で1点を取り切るという課題が出た格好です。無失点で試合を進めてチャンスを作れていたので、あとは決め切ることだけが足りませんでした。
FW 7
相馬 勇紀
--ケガから復帰し、2戦目の自分のプレーを振り返っていかがでしょうか?先週の(前節・)福岡戦に比べれば体のキレは戻ってきましたし、どんどん良くはなっていますが、もう1段、体のキレの部分を上げていけると思います。 --得点には何が足りなかったのでしょうか?何でしょうか。難しいですね……。10センチの精度でしょうか。ゴールの可能性を上げることはできましたが、結局は点を取れないと意味がありません。 --インスイングなど、いろいろなクロスを供給していました。自分はファーポストを狙うのが得意な中で、(ミッチェル)デューク選手とか、特長に合わせたクロスを入れられるようになってきました。福岡戦よりも中との呼吸は合ってきたのですが、もっと精度を上げることはできると思います。