いきなりの歓喜からスキも見せずに。広島、ライバル相手に快勝
サンフレッチェ広島
監督
今日は本当に町田に勝てたことに満足しています。 自分たちの強さである勇気を持って前に進むサッカーを最初から見せることができたと思います。特に前半はうまくいったなと思います。勇敢に相手の裏を取りにいって前に速いサッカーができたと思います。それから今日は(大迫)敬介が2本素晴らしいシュートを止めて、(失点)ゼロで抑えたこともうれしく思います。後半の最後のほうにも(東)俊希のポストに当たるシュートだとか、そういった良い形で終われたシーンもたくさんありました。今日の試合は自分たちが勝ちに値する試合だったと思います。 町田も素晴らしかったと思います。彼らは昇格したばかりで常に1位から3位の間にいる素晴らしいシーズンを過ごしています。彼らも素晴らしいチームでした。 --2得点とも右サイドのクロスからでした。前節・横浜FM戦もあの形で決めたと思いますが、得意な形だと考えていますか?今日は右から2点取れましたけど、左の俊希も同じような形で深いところを取ってクロスの形がありました。フィニッシュのところがうまくいかない部分があっただけで、特に右からというわけではなく、どちらからも良い形で崩せていると思います。 --今季飛躍している松本 泰志選手が今日でJ1通算100試合出場になりました。彼の成長ぶりについて。(今季)何点取りましたか?3点ですか。まだまだ伸びますね(笑)。本当にまっちゃん(松本 泰志)の成長に関して非常に満足しています。自分たちのチームの伸びている部分を象徴する存在にもなっていると思います。彼自身、自分からアクションを起こせるところもありますし、起こっている現象に対するリアクションも素晴らしいと思います。あと、めちゃめちゃ可愛いと思っています(笑)。 --首位に立って残り6試合になりました。今後に向けて。自分たちにとっては、来季のACLを目指す上では3位以内に入ることが非常に重要だと思っています。ほかの結果で言えば、今日は(上位の)鹿島が負け、ガンバが引き分けたことに非常に大きな意味があると思っています。
FC町田ゼルビア
監督
終わってみれば、立ち上がりの悪さから2失点をしたことがすべての敗因です。システムを変えた後半はわれわれが意図する守備をできましたが、前半のクロス対応があまりにも悪過ぎました。たった2本でしたが、2本中の2本をしっかりと決めてきた広島さんが上手でした。 開始10分、20分は広島さんが得意な時間帯であるため、得点を量産しているというデータは入っていましたが、逆に立ち上がりで相手を呑み込むことで先手をとりたかった中で、逆に先制されたことにより、前線でチャンスになる場面でもファウルが先行する展開になりました。 試合の流れを変えることができませんでしたし、セカンドボールの回収もうまくいかず、次第にひっくり返される展開になったことが悔やまれます。広島さんは球際、セカンドボールを回収する感覚、立ち位置が洗練されていました。経験の違いなのか、われわれはJ1初挑戦であるため、そこまで優勝を争うような領域まで到達していないことを印象づけました。また優勝の経験がないメンバーが多くいることを含めて、後手に回ってしまいました。広島さんとの差を認めざるを得ないという総評です。 (他会場の)神戸さんが勝った場合は3位まで順位を落とすことになりますが(※神戸は勝利)、残り6試合の中で上位2チームがこのまま連勝を続けることは考えにくいですし、目の前の一戦を集中して戦い、まだ勝負は終わっていませんので、上位に食らいつきながらチャンスがあれば、優勝を狙っていきたいです。その点をチームに言い聞かせながら、次のホームでの川崎F戦を迎えたいと思います。 --クロスからの失点が少ないですが、今日はクロスから2失点を喫しました。その現象が起きた原因をどう捉えていますか。広島さんの入りがうまかったという影響はもちろんありますが、守備陣の対応も距離を開けてしまいました。本来のコンセプトを踏まえれば、考えにくい現象が続きました。左SBが簡単にクロスを上げさせ過ぎました。クイックのスローインで背後を取られた場面もありましたし、言葉を選ばずに言えば、このスタジアムの雰囲気に圧倒された印象です。相手のロングボールで狙われたことを含めて、意図して狙ってきた相手は試合巧者ですし、ゴールシーンではニアサイドと真ん中、そしてファーサイドの3点にしっかりと入り込んできたこともさすがだなと思います。シュートに関しても、ニアでシュートを打ち切れなかったり、フカしてしまうものですが、決めた選手のクオリティーも素晴らしかったですし、さすがです。クロスへの対応、相手へのつき方はもっと突き詰めていかなければなりません。 --攻撃面が良くなかったことに関しては、オ セフン選手が前半だけで交代されたことに象徴されると思います。攻撃面に関してはいかがでしょうか。空中戦やセカンドボールの対応を含めて、ボールを収めることも後手に回った印象です。コンディションを踏まえても、もしかしたら(ミッチェル)デュークをスタメンで起用したほうが良かったかもしれませんが、練習の出来を含めて、セフンに懸けた部分はありました。高さが持ち味の選手が相手につぶされると、疲弊もします。後半の途中からはデューク一辺倒にならずに、外からボールを回す中で進入できる機会を増やすためにも、[3-4-2-1]のような形にした結果、ポケットを攻略できる場面もありました。状況を見据えた中での相手の攻略をもう少しできたと思いますが、選手たちはラクな形を選び過ぎたかもしれません。反省材料を残り6試合の中で改善できるように、詰めるべきことを詰めて、次の試合に臨みたいと思います。
FC町田ゼルビア
--チームとしては悔しい結果になりましたが、個人のプレーという意味での手ごたえはあったのでは?個人としては高さを生かして落ち着いてプレーはできましたが、DFとしては試合の入りの失点は相手に流れを持っていかれる原因になりました。普段よりもプレッシャーが掛かった試合は、どちらが先制点を取るかで大きく流れが変わってきます。試合の入りで相手に上回られた印象です。 --前節・札幌戦で出番がなかったぶんも、この試合に懸ける気持ちは強かったのでは?札幌戦が引き分けだったぶんも、スタメンのチャンスをいただいた中で、自分がなんらかの形で勝利に貢献できるように準備をして、この試合を迎えたのですが、相手に及ばず負けてしまって、ふがいない結果になりました。まだ6試合残っていますし、自分たちが勝ち続ければ、上位陣を逆転できるかもしれません。上位陣どうこうよりも、自分たちに矢印を向けてやっていきたいです。
サンフレッチェ広島
MF 15
中野 就斗
--ご自身の素晴らしいクロスから2得点が生まれました。スペースに、ここに入ってきてほしいという思いを込めてクロスを上げましたけど、それが本当に得点につながって良かったなと思います。 --相手の裏を突いていく狙いがありましたか?そういうわけではないんですけど、町田さんは人に強く来るので、クロスはニアがチャンスになるし、ニアに走り込んだあとにスペースが空くということは、本当にチームとして統一していました。僕は速いボールを入れて、「何か起これ」という思いであそこに出しました。 --早い時間帯のゴンサロ パシエンシア選手のゴールが大きかったと思います。本当に先制点が欲しかったですし、早い時間帯に自分のアシストでゴールできてホッとしました。そこから勢いにも乗れて、最後まで集中力を切らさずにできたのが勝利の要因かなと思います。 --危ないシーンもいくつかありましたが、しっかりとクリーンシート。最近は複数失点というのがあった中で、J1でずっと首位にいた相手にクリーンシートで終われたのは自信になりました。今日のようなゲームを残り6試合もやっていくことで本当にタイトルも近づくと思うので、それをまたやっていければいいなと思います。
GK 1
大迫 敬介
--久しぶりのクリーンシートになりました。それがまた勝利という結果につながって良かったなと思います。 --後半は難しいシュートもストップしました。そんなに難しいシュートでもなかったですけど、ああいった場面でしっかりとゴールを割らせないことが大事だったと思います。 --ロングスローも含めてセットプレーも守り切れました。みんなの勝ちたいという思いが乗っていたと思いますし、このスタジアムの雰囲気も含めて、みんなで勝ち取った勝利だと思います。 --前半からスタジアムはすごい雰囲気でした。もうアップのときからいつも以上に声のボリュームがありましたし、自分たちも本当に背中を押されました。 --クリーンシートにできた一番の要因はなんでしょうか?全員がセカンドボールだったり、球際で負けなかったことだと思います。相手の強みがそこで入れ替わってくるところだったので、肉弾戦で自分たちが負けずにセカンドボールを拾い続けたことだと思います。