[3-4-2-1]で危なげなく。鹿島、大差でトンネル脱出
アルビレックス新潟
監督
本当に悔しい、残念な試合です。ずっと続いていることが、なかなか改善されないまま続いていることを、もう少し考えなくてはいけないと思います。本当に多くのサポーターが、われわれのバスを迎え入れてくれるときも、力をくれる、勇気をくれるような応援をいただいた中で、ああいうゲームをしたことは非常に申し訳ない。これを繰り返さないように、次のゲームにしっかりと準備したいと思います。 --4連敗の受け止めは?受け止めなくてはいけないですし、逃れることはできない。悪い流れをどう切っていくかに、頭を切り替えていきたい。 --序盤の失点が続いているが、どうアプローチしてきたか。守備から入って攻めないとか、というところよりも、自分たちの色を出すことによってある程度コントロールできる部分もある。ただ、失った瞬間の切り替えが大前提でもある。そこは今日も、“強度”という言葉で表すとアントラーズさんのほうが非常に高く、そこにしっかりと対応できていなかったのは当然あると思います。ここをどう抑えていくかは大事なところになると思います。 --ルヴァンカッププライムラウンド準決勝・川崎F戦に向けて。苦しい中で、チャンスと言える試合が目前に迫っている。1回リセットして、ではなくて、苦しい状態、重い雰囲気、恐怖心と隣り合わせで迎えなければいけないのは、われわれが招いたこと。それをどう打破して、次に向かっていくか。1つきっかけがあれば、一瞬で変われると思う。そのきっかけをつかめるゲームにしなければいけないと思う。
鹿島アントラーズ
監督
もちろんアウェイで、そして4得点を決めて、力のある新潟を相手に勝利で終えたことは良いことだと思います。選手たちは本当によくやってくれたと思います。ピッチで見せてくれた姿は本当に良かったと思います。そして、非常にまとまって、したたかに、焦れずに戦うことができましたし、コンパクトに全員が一体感を持って戦えていたので相手のミスを誘発するシーンが多かったと思います。結果はすごく大切ですし、結果で判断する方もいると思いますが、やっているわれわれがブレずにやっていることを出せるかどうかだと思います。試合で起こるうまくいっていないことだったり、修正点をしっかりクリアにしながら進んでいくのが正しい道だと思います。ああでもない、こうでもないという声は聞こえてきますが、自分たちの進む道が見えているかどうかが大事だと思います。 形やシステムにとらわれていたら良いものは見せられないと思います。ウチの選手がシステムだけを考えてプレーしていたらうまくいっていないと思います。システムや形にとらわれずにやるべきことにフォーカスできたからこそ、今日の試合に勝利できたと思います。やはり一番の理想の形は選手自身がピッチで状況判断して、空いているスペースを見つけて、形にとらわれることなくサッカーをすることだと思います。そういうふうに導いていくのが難しいのですが、それが高いクオリティーでサッカーをすることだと思っています。だから形が変わったからといって、このシステムだからこういう動きをしないといけないと言い過ぎてもうまくいかなかったと思いますし、ポジションやシステム、立ち位置のことを話し過ぎてもうまくいかなかったと思います。選手たちも状況に応じた良い判断をしてくれたからこそ、今日、このような試合になったと思います。 今週末、新潟戦に向けた準備、対新潟用に準備した形ではなくて、自分たちの良さを出すためにシステムを変えたのがすごく価値があると思いますし、自分たちの良さを見せて勝利できたことに意味があると思います。そして、ここでお伝えしたいことがもう1つあります。(前節・)ベルマーレ戦で逆転負けを喫したあとに、多くのサポーターが練習に駆けつけてくれました。横断幕を掲げて、われわれを支えるようなメッセージを掲げてくれました。彼らから伝わってくるのは、あきらめないで戦っていこうということです。そのとき、1人のサポーターの女性の方が、涙を流しながらサポートするようなメッセージをくれました。サポーターの思いだったり、今まで支えてくれた力だったりに、われわれはしっかり返していかないと、結果で返していかないといけないとあらためて思う出来事でした。 街を歩く人々も、そしてスーパーマーケットで会う人たちも、常にポジティブに声をかけてくれます。それが鹿島の強さなんだなと実感しています。結果がついてこなければ疑心暗鬼になり、いろんなことを話し始める人が出てきたり、選手を疑ったり、監督を疑ったり、クラブを疑ったり、そういう人たちが必ず出てくる世界です。それが当たり前の世界です。ただ、そういう人たちにもピッチの結果で、われわれはわれわれなりの答えを出したと思っています。1つチーム力をしっかり見せたと思いますし、ケガで離脱している選手もいますが、全員でしっかりと勝ち取れた勝点3だと思っています。 --守備のバランスが素晴らしかったです。クリーンシートで終えた守備への評価を教えてください。やはり今日の守備の仕方、意識というところがわれわれのベースにあるものですし、われわれのコンセプトにあるものです。スイッチを入れたら全体で連動していく、そして相手にボールを持たれたら一歩下がるのではなく、一歩前に出る。そこが失点をしてしまうと後ろに重くなるところで、うまくいかない部分がありました。われわれの守備をまた見つめ直して、修正できたと思っています。結果がついてきていなかった試合は、そこがうまくいっていなかったと思いますし、そこをしっかり出せたからこそ今日はしっかり結果を出せたと思っています。それはもちろん私も試合後に言ってきた部分ではあったんですけど、言い訳ではなく、そういう部分をまたチームとして見返して、ここでまた示せたことは非常に良かったと思います。 あとは、選手たちも今日こういう戦いをして結果を得られたことで、あらためて気づいた部分はあったと思います。ここ最近、(鈴木)優磨の調子が悪いんじゃないか、替えたほうがいいんじゃないかという声もありました。彼は単純にミスをしてはいけないところでミスをしてしまっただけであって、今日はそれに対しての一番の答えをピッチで見せてくれたと思います。 --いろんな選択肢がある中で右ウイングバックに樋口 雄太選手を起用した理由は?鹿島の今までの歴史だったり過去の試合を振り返ってみても、3バックで戦った試合はそんなに多くないと思います。伝統的な[4-4-2]が鹿島がやってきたことであって、鹿島といえばというところで、それが染みついている部分もあると思います。以前から結果を出し続けているシステムに対して、それを変える選択をすることは監督には勇気がいりますし、どうしてもその変化をすることを怖がる部分があると思います。 雄太に関してはここ1カ月トレーニングで一番良いパフォーマンスを発揮し続けてきた選手です。どのポジションで起用しても非常に良いパフォーマンスを発揮してくれていました。ウチのトレーニングを見ていれば分かると思いますが、彼には一番多くのポジションをやらせたかもしれません。おっしゃったとおり、ほかにも選択肢はあったんですけれど、日々のパフォーマンスを見て雄太をウイングバックで先発させることを決断しました。 調子が良い中、ベンチからリズムを変えるための起用をしたほうがいいと決断した試合もありましたけれど、この今日の試合に関しては、自分たちの出せるものを出せるところまで出すのが重要だと思っていましたし、だからこそ彼を先発させました。そして、雄太がトレーニングで良いパフォーマンスを見せ続けてくれたこと、そしてチームに送るメッセージとしては「攻撃的にいくぞ」というメッセージでした。
鹿島アントラーズ
--7試合ぶりの勝利ですけど、いかがですか?良かったです。個人的には結果も残せましたし、これからもっともっと活躍しないといけないなというふうに思っています。 --自身1点目の場面について。左ですごく時間を作ってくれて、右で上がる時間を作ってくれたので。最後のところに入っていこうと思っていましたし、よく出してくれたなと思います。 --2点目については?練習でやっていることがそのまま試合に出ました。トリックプレーの練習というところで、すごく時間をかけて今季は取り組んでいますし、その結果がゴールにつながったと思うので、練習はウソをつかないかなと思います。 --打った瞬間に入ったと思いましたか?そうですね。打つ前にすごく時間があり、そこは冷静になれた瞬間でもあったので、入る感じはしていました。 --ランコ ポポヴィッチ監督は、右のウイングバックで樋口選手を使ったのはチームへの攻撃的なメッセージとおっしゃっていました。自分の感覚的にはもうサイドハーフくらいの感覚でプレーはしていたんですけど、そういった攻撃的なプレーをしていこうとは試合前から思っていましたし、監督も言ってくれていたので、そこは遂行できたかなと思います。
アルビレックス新潟
GK 1
小島 亨介
--FKでの失点を除いて、3失点はもったいない部分もある。最初の局面では人数もいた。ただ、1個はがされたり、想定外の部分での、カバーの素早さがチームとして足りなかった。1個はがされたことによって逆サイドで数的不利になってしまい、フリーで打たれてしまう。まず1個目で止めることも大事ですし、はがされたときにほかの選手が対応できる準備もチームとしての課題かなと思います。 攻撃でリズムを作れていないことが守備にも関係している。両方のクオリティーを高めないと良い時間帯はできないと思う。僕たちの強みであるボールを動かすところは、もっとクオリティー高く前進しないといけない。うまく前進できなければ、カウンターで、僕たちがバランスを崩しているところを突かれている感覚はある。もう少し攻撃しながらも守備のバランスは考えなくてはいけない。攻撃のクオリティーを高めることは大事。 --そのバランスは練習でもやってきたか。準備してきたことはあるが、相手の強度や、個の球際で負けているところもある。そこはすぐには変えられないけれど、意識して取り組まなければいけない。組織ばかりに頼るのも1人のサッカー選手としては良くないと思うので、僕自身は個にフォーカスすることは重視したい。ただ、チームとしてのすり合わせはやってきていますが、まだ足りないと実感しました。 --中3日でルヴァンカッププライムラウンド準決勝第1戦・川崎F戦。短い時間ですり合わせをしたいですし、一人ひとりのエネルギッシュなところを前面に出していかないと。チーム力としてはまだ足りないと正直感じるので。もっと個にフォーカスして、個の力の幅を伸ばしていければと思います。
DF 31
堀米 悠斗
4失点は、やっぱりゲームとしてはかなり苦しい展開でした。3連敗中にもかかわらず、本当に多くの方が応援に来てくれたので、そこに応えられなかったことが一番悔しいです。 --入りは悪くなかったが。前期の鹿島戦(J1第18節/1△1)をイメージして、ボールを持つ展開にしたいと思っていた。そういう意味では入りは悪くなかったですけど、ビルドアップの中で、細かいミスだったり、タッチが大きくなって相手に取られたりというシーンが何度か続いて、1失点目、シュートまで行かれてしまった。もっと質にこだわらないといけない。やっていること、目指していることは間違いではないので。リスクを負わないために裏にどんどん蹴るのは新潟じゃないので、質を上げていくこと。それでも、僕たちが志向するサッカーであればああいうミスはつきものだと思う。そこに対してDF陣がどれだけ踏ん張れるかというところでは、かなり申し訳ない結果だと思います。 --4試合連続での大量失点について。明らかに、相手が形を変えて対策してきている。対戦相手のゲームを何試合か見て、イメージを持ちながら入りますけど、システムがそもそも違ったり、よりマンツーでハメてきたり、変えてきている形が続いている。それを前半のうちに自分たちがアジャストして、良い形を見つけていかないと。その作業と同時に、その前に失点しないこと。それがいまの課題かなと思います。