歓喜と落胆をもたらした千両役者、宇佐美貴史
ガンバ大阪
監督
本当に毎試合そうなんですけど、重要な試合で(勝点3を)取れたなと思っています。悔しい思いをたくさんしてきましたけど、前半は素晴らしいフットボールを選手が展開してくれたと思っています。しかし、あのエラーで一発やられたところ、そこでやられてしまったなという前半でした。しかし、後半しっかりと顔を上げて、選手はプランを信じてやり続けてくれました。もちろん札幌は難しい相手でしたし、ディフェンスでは全員で帰って、しっかりとなんとかしのごうという形でしたので、難しい試合になりましたけれども、最後やってくれました。本当にうれしく思っています。ここまでの道のりもチームは良い道のり、良い流れ、そして選手たちがしっかりと雰囲気を作って、崩れない、ブレない形を作ってくれていました。本当に選手たちはよくやってくれたと思いますし、選手を褒めてあげたいと思っています。うれしく思っています。 --宇佐美 貴史選手やウェルトン選手などを含めて直近のJ1第29節・C大阪戦から5人スタメンを替えましたが、その狙いとプレーの評価を聞かせてください。セレッソ戦から中2日というところがありました。(C大阪戦は)やはりタフな試合でしたし、メンタル、心理的なところも含めてすごくタフでしんどいところもあったと思います。そういったところも含めて選手を入れ替えたところもありました。 今日の試合ですけれども、長い試合になるなと、忍耐強くやらないといけないゲームになるなと思っていました。札幌はやはりディフェンス面でしっかりと戦ってきますし、切り替えのところも早く、そういった本当に難しい試合になると思っていました。でも、最後にダメージというのは必ず与えられると思っていましたし、フレッシュに入った選手たちがしっかりと違いを見せてくれたなと思っています。
北海道コンサドーレ札幌
監督
何を言っていいかなかなか言葉に詰まりますけど、やはりリードしていた展開の中で94分と98分に失点して敗れるという結果は大きなショックであり、どういったコメントをしていいのか、非常に言葉に詰まる状況であると思っています。 選手たちはベストを尽くして最後までよく戦ってくれたと思います。いまだにスタメンを張れる選手にケガ人が多くいる中で、今日出た選手はよく戦ってくれたと思います。ただやはり、90分を通じてこのインテンシティーの高い戦いをするという意味では、まだ走り切れない選手もいます。もちろん(近藤)友喜も非常によく走り戦ってくれましたけど、足がつったことで交代を余儀なくされましたし、白井(陽斗)に関しては今日はスタメンで出場して良い活躍をしてくれたと思いますけど、90分を通して試合をやり切るにはまだまだコンディションの部分で足りない部分もあります。 そういった中で途中、相手は質が高い選手が入ってきた中で、最後は宇佐美(貴史)選手の逆転ゴールでわれわれは敗れました。そこで質の差を見せつけられた試合でしたが、選手たちは非常によく走り、戦い、最後のところもしっかりと守り切って勝利をもぎ取ろうという姿勢を見せてくれたと思います。ただ、そういう中で最終的なところでの質の差が出てしまったゲームだと思います。われわれも押し込まれながらもカウンターで得点を奪えるようなシーンが何度かあったと思います。前にそういったところを仕留められる質があれば、われわれが勝利していたゲームだと思います。ただ、選手たちはよく戦ってくれたと思いますし、彼らを批判することはできないと思います。
--先発に抜擢され、気持ちが入っていたと思います。前半に先制点を奪い、試合の入りは良かったと思いますが、いかがですか。決められる自信はあったので、決めるのは分かった上でこのスタジアムを楽しもうと思っていました。 --その自信はどこから来たのですか?昨日、もしかしたら(先発が)あるから、というふうに聞かされて、その時点であるかもなと思っていました。 --ゴール後は思ったよりも喜んでいませんでしたが?あまり決めた直後は覚えていませんが、ただ喜ばないように。まして(古巣の)ガンバサポーターの目の前でしたし、抑えたつもりでしたが、あとで映像を見返して喜んでいたら反省したいと思います(笑)。 --今季は琉球で1回、札幌で1回G大阪からゴールを決めたことになりましたが?チームじゃなくて個人の力だというのはあらためて確信しましたし、それが自信になりました。
ガンバ大阪
FW 7
宇佐美 貴史
--展開的には1-1で終わっても悪くない試合で、同点に満足せず、そこからさらにギアを上げて決勝点を決めましたが?レフェリーにあと何分とるかを聞いて、「2分ある」と言われました。その2分間で絶対にワンチャンスがあると信じて、絶対にもう一発決めてやるという本当に強い思いを持っていたことで、ああいったチャンスを手繰り寄せることができたと思います。 --そのご自身の2点目に関して、ペナルティーエリア内の動きは宇佐美選手にしか作り出せない質の高さがありました。得点場面を振り返ってください。頭はめちゃくちゃ落ち着いている、でも心はすごく慌てている、という感じで股を抜くところまでは良かったんですけど、股を抜いてから打つか切り返すかというところのせめぎ合いというか、自分の中で「どうするか」という思いで悩んでいました。ただ、最後の最後まで相手を見た結果、これは相手がスライディングしてくると分かりましたし、絶対に(自分が)切り返すしかないと思いましたし、切り返したあとに相手が後ろから来ている感覚も分かったので、相手に引っかからないところにタッチを置くところまで冷静にやれました。
MF 27
美藤 倫
--直近のJ1第29節の“大阪ダービー”で負けた悔しさを体現したようなプレーを見せましたが?“大阪ダービー”で負けて本当に悔しかったですし、自分も出場時間が短くて、ダービーで何もできなかったのが悔しかったです。だから今日の試合に出られたら死ぬ気でやってやろうと思っていましたし、球際とか一つひとつ、気持ちで勝れるところは絶対に負けないようにと思っていました。 --気を利かせるだけでなく、前半にもシュートを放ちましたが、鈴木 徳真選手とは異なる持ち味も出ていましたね。チームが悪いときはやっぱりボールを回しているだけになってしまうし、それはうまくいっていない状態です。そういうときはボランチが1つはがして前に運ぶとか、ボランチがシュートを打ちにいくような積極性が必要だと思いますし、僕はそこがわりとできるタイプなので、結果にはつながっていませんけど、シュートチャンスを作れて良かったです。