東京Vが22年ぶりにリーグ・浦和戦で勝利!浦和は暗闇から抜け出せず
東京ヴェルディ
監督
選手としては「あのワンプレーでやられるのか」という前半だったと思うし、自分たちの表現したいサッカーをやれていたので、そういうときというのは自分たちで崩れることが多いが、よく辛抱して、われわれが目指すものをやり続けてくれたと思う。それが勝点3につながった。その成功体験ができた意味は小さくない。若い彼らにとっては継続、積み上げというのがいかに大事かというのを、日々の練習によってそれがなされるのではないかということを少しだけ実感できた試合ではないかと思う。 サポーターとラインダンスを踊るときにゴール裏が埋め尽くされていたのを見て、これを継続できるクラブになりたいし、彼らとともにもっと成長したいと思う。 --ハーフタイムには「続けよう」という指示を出したのか?「焦れずにやり続けよう」と。ただ、かなり際どいクロスを入れていたが、われわれからするとクロスを入れる先に「集結」と呼んでいるゴール前の浦和さんの対応は、監督が代わってから様変わりしてかなり堅いので、クロスの質と入っていく人数というところに関して確認した。「ただ上げるのではなくて、われわれのニアゾーンを徹底的に崩せ」と、「上げられそうなところでも、もう1回崩せ」と。「われわれのニアゾーンがあるのだから、簡単に上げなくていい」と言った。1点目もニアゾーンを取るところからスタートしたと思うし、われわれらしくやり続けることが攻撃でできたかなと。流れの中で、その確信を得られるような形を出していきたい。 --選手たちの成長を認めているか?3歩進んで2歩下がる、あるいは3歩進んで4歩下がるときもあるが、われわれは(今季)J1に昇格したチームで、経験値などを含めて考えて、何を成し遂げたいかということは伝えてきた。その成功体験は大事で、浦和さんのように大きなクラブに対して、ビハインドをひっくり返して勝点3を取れたのは、やろうとしていることに対して日々歯を食いしばってやっている選手がいて、それはメンバー入りした18人以外もそう。今日の午前中も歯を食いしばってやっている選手たちがいる。われわれが何かを見せるとしたらそれしかない。それを牛歩のごとく、前に進んでいるんだというのを信じながらやったことで勝点3が得られたのだと思う。 これで残留が決まったと思うが、最終節までその争いに巻き込まれると多くの、多くの方が思っていたと思う。それは極めて妥当な評価だと思っている。4試合を残して残留を決められたのは、牛歩のごとく進んできたからこそ。
浦和レッズ
監督
前回(前節・C大阪戦)の敗戦のあと2週間準備をしてきて、それに対する答えを出そうとしましたが、われわれが望んでいるような答えにはなりませんでした。試合をコントロールしようとしましたが、東京Vの運動量によって、特にサイドのマネジメントが難しかったと思います。ただ、あまり良くない中でも(渡邊)凌磨が非常に良い判断でミドルシュートを決めてくれました。 後半に入ってから、よりゲームコントロールができるようになった中で、またセットプレーで集中力が切れてしまい、失点してしまいました。本日はあまり良いパフォーマンスをお見せすることができませんでした。もちろん、試合前には選手がいまの状況にプレッシャーを感じていたと思いますが、われわれは浦和レッズですから、そういったところもマネジメントできなければいけません。次の試合では、私をはじめとしてまた違った姿をお見せすることができればと思います。 --前半の早い時間で大久保 智明選手の投入を用意していたが、小泉 佳穂選手の状態に問題があったのか。トップ下の運動量を増やしたいと考え、そこに凌磨を入れようと思いました。裏に抜ける動きだけではなく、守備のときに下りてくる役割を彼に期待しました。また、佳穂は何日か前に感染症の影響があり、体力的な不安がありましたので。 --残留争いをしている状況になっていると思うが、次のゲームは順位が近い柏との対戦になる。そうしたネガティブなプレッシャーが掛かる試合にどう対処していくかを、選手にどのように伝えるか。もちろん、われわれにとって受け入れられない状況ですので、ロッカーに入るすべての人間、私をはじめとして選手たち、トレーナーに至るまで全員が責任を持って行動しなければいけないと思います。 --J1第25節・柏戦は中3日と準備期間が少ないが。まずはしっかりと回復することが必要です。本日はフィジカル的にかなり要求された試合でした。柏対策をする時間も少なくなりますが、中3日のうち少なくとも2日はそれにあてたいと思います。
浦和レッズ
--試合後は浦和のサポーターと話し込んでいたが。ちゃんと目と目を見て、サポーターの思いと自分たちの思いをしっかりと話し合いました。サポーターの方々が言っていることはすごく理解できたし、自分たちももっとやらないといけないと思っていると。ファン・サポーターが求めているのは言葉よりもあきらめない姿勢とか、ボールを必死に取りにいく姿、必死にゴールを守る姿だと思いますし、そういうところが足りないのはしっかり反省しながら、戦術というよりもサッカーの本質的な部分、基本的な部分を大事にしながら、水曜日にまた負けられない戦い(J1第25節・柏戦)があるので、また違った姿を見せたいと思っています。 --今回もセットプレーで失点を喫した。続いているので、セットプレーになったときにみんなの頭がネガティブになっていると思うし、それは普通だと思いますけど、そこはしっかりと変えていかないといけません。よりGKがカバーしていく意識を強く持って、ペナルティーエリアの中は自分が全部守るくらいの気持ちでやっていかなければいけないなと思います。 --敗戦が続いていて、メンタル的にも難しくなっているのでは?後ろから見ていても、出し手と受け手のタイミングが少しずつズレていたりする場面があります。「勝たないと」と思っているからこそ、生まれるメンタル的なところだと思います。大事なのは人のせいにしない、矢印を自分に向けて、自分にいま何ができるかというところ。肩に力が入り過ぎる状況だと思いますけど、そこをなんとかコントロールしながら、いつもどおりやることにチャレンジしていく必要があると思います。 --ビルドアップにも力を入れてきたとのことだったが、中盤でハマっている感じもあった。もう少しボールを持てる想定ではあって、相手に持たれるシーンが多くなりましたけど、耐えながら悪い時間帯を乗り切って(渡邊)凌磨が決めてくれた。そこまでは良かったと思いますし、後半も入りは悪くなかったと思うので、すべてが悪いわけではなかった印象です。ただ結果では負けているので、何が足りないか。一人ひとりの責任感だとか姿勢のところはより求めていかないといけないと思います。
東京ヴェルディ
MF 6
宮原 和也
前節の湘南戦では先制されて、さらに後半(開始)早々に2点目も決められたので、(今日)失点したあとも「やり続けよう」ということはみんなで話していた。前半から相手のイヤがることをやり続けられたのが良かったと思う。 相手のサイドハーフとSBを見ながら、そのどっちが来ているのかというのを確認して、相手のイヤなポジションを取れるように意識していた。相手のサイドハーフがウチのCBに行ったときには、幅を取って相手のSBを引っ張ることで、その裏を空けることを意識していた。チームとしてのミーティングでも話していたことで、それを意識してできたのは良かった。 相手は前半、スライドを頑張ってやっていたが、後半にキツくなっているのは感じた。ボールを持ったときに時間の余裕ができたので、そこからニアゾーンにボールを流し込むことができた。 残り、このチームでできるのも4試合。一試合一試合、勝点3を取れるようにチームとしてやっていくだけ。個人としてもコンディション的にも悪くないし、それをキープできるように、上げていけるように残りもやっていきたい。試合に出続けることで体もついてきているし、良い感じです。
FW 27
山田 剛綺
--ヘディングでクロスバーに当てた前半のビッグチャンスについて。あれを決めないと。当たりも良い感覚はあったし、悔しいけれど、それを決めなかったので代えられてしまったというのもあると思う。 --もう1つ、クロスから惜しいシーンもあったが?相手のほうが先に触りそうだったので、クリアするところに体を当てにいった。それで入ればと思った。まさに自分にバンっと当たって入ったと思ったが、カバーがいた。 --プレーの内容については?やっぱり点を取りたいし、自分の良さはどん欲にやることだった。相手がイヤがるような守備をして、クロスにも前でつぶれる。それができるのが自分の良さなので、それを出し続けて、なおかつチームが勝つことがすべてだと思っていた。 --同期の綱島 悠斗選手のほうが先にJ1初ゴールを決めたが?悔しい部分はある。自分のほうがポジションとしてゴール前でのチャンスは多い中で決められていない。でも、ツナ(綱島)は練習でも良いミドルシュートを打っているのは知っていたし、身長があってヘディングも強い。いつかは取るだろうと思っていた。それで勝てたので、「ありがとう」と試合後には伝えておきました。
MF 8
齋藤 功佑
失点場面は自分の判断ミスでしかなかった。チームとしてうまくやっている中だったので、その中で点を取れれば良かったし、もっとチャンスメークができれば良かったと思う。ただ、あのシーンは自分のミスでしかない。またしっかりと修正していきたい。 たしか(谷口)栄斗からパスをもらって、ターンできそうで時間もあった中だった。ただ、シンプルにヒジくん(翁長 聖)に落とすことはできた。最後まで状況を見たことが仇となった。相手が狙いやすいタイミングだったので、簡単にプレーしても良かった。 ミスのあとも、それでプレーが悪くなってしまったらチームにより迷惑がかかるだけだと思った。チームメートも「ここからだ」という意思表示をしてくれた。本当に勝つためにやるだけだった。切り替えるだけだと思ったし、その中でチームが崩れずにやり続けてくれた結果が勝利につながったと思う。 ああいうパフォーマンスの中では代わらざるを得なかった部分もあると思う。代わりに出た選手もやってくれたので、チームとしては大きな勝点3になった。自分としてはもう1回整理して、もっと成長できるようにやっていきたい。