ウノゼロで。福岡、長谷部体制でのホーム最終戦を勝利で飾る
アビスパ福岡
監督
内容はいつもどおり、アビスパが勝つにはこういう形という試合ができたと思います。試合勘のない選手が両チームに1人、2人いるように思いましたが、良い試合ができたと思います。大きなケガ人も出ていないと思いますし、これまでも伝えてきたように、もう少し攻撃の質が高くなれば、もう少しミスが少なくなれば相手ゴール前に行くチャンスが増え、20本くらいシュートを打つチームがありますが、そういうチームに少しでも近づくのではないかなと思います。 結果はホーム最終戦で勝てたということで皆さまにも喜んでいただいたし、選手、スタッフ、クラブの事業部も喜んでいるし、良いことずくめだったと思います。やはり勝ちにこだわることでこういうことが起きる。勝つことは大事なんだなとあらためて思いました。今日は勝てて良かったです。 --17,000人を超える観客がスタジアムに詰めかけました。その中で指揮を執った感想をお願いします。今日は試合前から私自身もこれまでのゲームとは違う雰囲気を感じていて、選手よりも緊張していたかもしれません。なので、うれしかったと言いたいところですが、(周りが)見えていなかった。ただ、ゲームが終わったときや点を取ったときの大歓声は、これまでも素晴らしいときはありましたが、今日はより伝わってきてうれしかったです。 今日の試合後のセレモニーで会長、社長、キャプテンが私の名前を出して労ってくださいましたが、今日は私の会ではありません。アビスパ福岡のホーム最終戦です。ですから、一度、そこは私から訂正させてください。今日はアビスパ福岡みんなの会だということ。私を労っていただくのはありがたいことですが、私は12月9日から(福岡の)ファンになる。奈良(竜樹)選手が「出会いと別れがある」と言っていましたが、それが普通です。だから、あまり私を持ち上げ過ぎないでいただきたい。私の名前は珍しいものですが、私のことはほっといて、選手をもっと持ち上げてほしい。今日は少なかったのですが、選手の良いプレーにフォーカスしていただきたい。そこが私は残念。いまからでも間に合うと思うので、そこはメディアの皆さんで訂正していただきたいと思います。 --決勝ゴールを挙げた紺野 和也選手について。得点の場面は素晴らしかった。パスも良いし、受けた場所、受け方も、振り抜いたキック、シュートも良かったと思います。彼自身はタッチライン付近でのプレーが多かったのですが、彼にはもっと幅の広いプレーができるようにいろいろなことを求めた。それができる選手。最初は(シャドーは)簡単にできるポジションではないので、コーチと話をしながら修正して、練習をして、その練習が実った選手。試合で得点が取れるというところまで実っているので非常に喜ばしいし、練習につき合った仲間やコーチもうれしいのではないでしょうか。 --今季初出場となったナッシム ベン カリファ選手について。彼の特徴は攻撃力です。右斜め45度からの得点。それを期待していました。実際にシュートを打ちましたね。あそこで左スミに入れる、どんなGKでも取れないシュートを持っているのですが、今日は残念でした。それ以外のところではチームで一緒に練習している時間が短いぶん、チームの目指している攻守にわたってのプレー精度はまだ低いですが、彼の個人能力を出してくれたらという思いでピッチに送り出しました。得点を取ってくれていたら100点満点でしたが、そこは次節(・川崎F戦)に持ち越し。次の試合で活躍してくれたらと思います。
浦和レッズ
--今季初出場となりましたが、感想をお願いします。すごくうれしい。シゲさん(長谷部 茂利監督)のホームラストゲームということもあり、シゲさんのために出場できたこともまたうれしい点。そのことで少し感傷的になったところもありますが、良かったです。 --今日の個人のパフォーマンスについて。個人として満足している部分はありますし、交代で一緒にピッチに入った2人も含めて、攻撃の部分で浦和に圧力を掛けられたのではないかと思う。守備面でも個人的に相手GKにまでプレスを掛ける場面もあったし、9カ月離脱していましたが、今日はある程度良いパフォーマンスを見せられたと思います。
浦和レッズ
DF 5
前半はわれわれがボールを保持してゲームをコントロールしていましたが、相手は試合巧者であることを見せながらうまく先制点を奪いました。後半はオープンな展開になり、互いにカウンターからチャンスを作り出しました。ポゼッションの部分はわれわれが上回ったゲームだったので、敗戦という結果を選手皆が残念がっています。 --前半30分くらいまでは相手陣内でボールを持てましたが、それ以降は低い位置でのボール保持が多くなりました。極力、アタッキングサードでの攻撃を続けたかったし、そのためには相手を後ろに重たくさせたかったのですが、それができなかった。ゴールに直結する攻撃だけではなく、焦れずにボールを動かす必要があったように思います。そのあたりは今後のためにも見直すべき点だと考えます。 --ボランチの2人や小泉 佳穂選手らがCBに近寄ってきてビルドアップする場面がありました。それによって相手にとって難しい時間を作りあげることができたと思います。そこはわれわれが準備していたものであり、個の能力を生かすためには良い方法だと思いますが、ときおりアタッキングサードに進入したときに人数が足りなくなるという側面もありました。
--11試合ぶりの出場となりましたが、どういう気持ちで試合に入りましたか?僕も含めて日頃ゲームに出ていない選手がいる中で、まずはそれぞれが落ち着いて、それからアクシデントが起こることも想定しながら、そこでしっかりコミュニケーションをとって慌てずに戦っていこうということをほかの選手とも共有して試合に入りました。 --好セーブもありましたが、1失点。紺野 和也選手に決められた場面を振り返ってください。ボールを取られた瞬間に自分のポジションを確認しながら相手のシュートに対して構えていました。ただ、シュートを打たれたときに見えづらくなってしまって、少し反応が遅れてしまいました。 --久しぶりの出場でも最終ラインの選手との連係に問題はありませんでしたか?そうですね。配球も良かったですし、特に前半の立ち上がりから半ばにかけてゲームを支配できていたという感覚があるので、良かったと思っています。
監督
今日の試合の入り方は非常に良かったと思います。相手陣内でボールを長くキープすることができましたし、ビルドアップが非常に良かった。ただ、立ち上がりの20分から25分くらいまでは裏に抜ける動きが十分ではなかったので、チャンスの回数が多くありませんでした。そして自陣のビルドアップでボールロストがあり、そこで紺野(和也)選手に素晴らしいゴールを決められました。 そこからわれわれは逆転を狙ってプレーしましたが、ファイナルサードに入ってからクロスを含めた決定力が足りなかったと思います。後半も同じように攻撃的にいこうとしました。前田(直輝)選手と原口(元気)選手には「斜め内側へのダイアゴナルランを増やそう」と指示を出しました。ただ、今日はパスの出し手と受け手のタイミングがうまく合いませんでした。しかし、チームは得点を取ろうとトライしました。途中からピッチに立った選手たちもベストを尽くしてくれました。例えば、原口選手から二田(理央)選手への素晴らしいパスもありましたし、終了間際の本間(至恩)選手の好機もありました。 しかし、今日はそれらを得点につなげることができませんでした。長い距離を移動して来てくださったサポーターの前でそのようなチャンスを作りましたが、最後のところで喜びを与えることができませんでした。われわれには勝点3を取る機会が次のホームでの最終節(・新潟戦)にあります。そこではできるだけ良い内容を見せながらの勝利を目指したいと思います。
アビスパ福岡
MF 8
紺野 和也
--見事な決勝ゴールでした。あのコースが空いているように見えましたし、トラップも良いところに置けましたし、狙いどおりのシュートを力みなく打てたのではないかと思います。浦和戦はほかの試合以上に気合いが入るところがあるので、結果を残せて良かったと思います。 --今日のゴールの形はシャドーでのプレーが増えたことで狙っていたものでしょうか。おそらくサイドハーフでのプレーならあの位置にはいなかったはず。だから、シャドーとしてのポジショニングが良い方向に出た得点だと思います。 --ゴール後に長谷部 茂利監督に向かって一直線にダッシュしましたね。(そうすると)決めていましたから。今日はほかの選択肢はありませんでした(笑)。 --今日の攻撃について。チャンスシーンが前後半を含めて、いつもより多かったと思います。だから、もう少しプレーしたかったという思いもありますが、ゲーム前に「後半10分で前線3枚を代える」と言われていました。後半の10分間はボールを触る回数は少なかったけれども、「走って出し切ろう」と前線の3人で話して入ったので、そこはうまくバトンタッチして最後までいけたのではないかと思います。 --今日の得点で今季6ゴール目となりました。キャリアハイの実現につながる変化がありましたか?特にはありませんが、自分の長所を伸ばし、短所の改善に取り組み続けることはずっとやってきましたし、それはこれからも変わらずやり続けて、また来年、今年の数字を超えるためにやりたい。とりあえず、去年のゴール数を超えたので良かったかなと思います。
DF 4
井上 聖也
--J1第29節・神戸戦以来の先発出場となりました。どのような自己評価を下しますか?最後の危ない場面以外は悪くなかったと思っています。無失点に抑えられた理由として、3CBがうまくスライドできたこと。特に僕らの左サイドは相手の流動性にうまく応じて、最初のところで何本か遅らせたり、強く行くことで対応できたことが良かった。また、そこではがされてもミドルサードやディフェンシブサードでそれぞれの選手が仕事をしっかりしたことが無失点につながったと思います。また、切り替えが早いチームとのゲームはそこで勝ったほうが勝利を手にすることが多いので、そこは練習から常に意識していることですが、そこを今日も発揮できたと思います。 --CKの流れから惜しいヘディングシュートもありました。あれは決めないとダメ。ああいうところで決め切ることで選手としての価値が上がる。シゲさん(長谷部 茂利監督)からも「セットプレーで点が取れるのが良いCBだ」と言われてきたので、そこをしっかり発揮できるようになりたいと思います。
FW 13
ナッシム ベン カリファ