誰にも止められない。湘南が“クラブ初”を達成
浦和レッズ
湘南ベルマーレ
監督
平日のナイターでたくさんの方に入っていただいて、背中を押していただきました。前半は本当に自分たちの思うサッカーができましたし、しっかり相手を見てサッカーができました。得点のところも素晴らしい展開というか、動かしながら生まれたゴールで、本当に見ていて、客観的にすごいなと思いました。 欲を言えば追加点を奪いたかったですけれども、守備も自分たちが用意してきたものを出してくれましたし、自分たちのやるべきことを徹底できたからこそ勝ったゲームなのかなと思います。 後半、点を取られて押し込まれましたが、それを守り切るスタンスで僕たちはやってきているので。もう少し自分が選手交代で助けられたら良かったのですが、サブもメンバー外も含めてチームで用意してきたものが形になっていて、毎試合に出ているので、今日もそういうゲームになりました。 --後半の苦しい時間帯について。メンバー(選び)も含めて、どういう守り方が適しているのかなというのはあります。もちろんハイプレスで行けるのが理想ですけれど、難しいところも正直ありますし、ポジション適性や、選手の良いところを出すためにはという側面があります。メッセージとしては、守りながら、今年取り組んでいる“押し込まれても我慢する”ということができるんじゃないかという意図でピッチに送ったつもりです。理想はプレスを掛け続けることかもしれないですけれど、サッカーなので。いまできることは選手全員が準備をしてやってくれていると思いますし、形を変えても自分たちのやることを理解してできるのが、いまの自分たちの強みだと思うので。そこはあまり気にせず、もちろん同じ形ではね返すという方法は自分も考えますけれど、いろんなパターンを持ちながらやっていきたいと思っています。 --開幕3連勝という記録について思うことは?何もないです。湘南を見続けている方は感慨深いのかもしれないですけれど。 すごいことだし、誇らしいことだし、うれしいですけれど、それを目標としているわけではないです。あと35回ゲームがある中で、少しでも多く勝ちたいというのがあり、そのためにやってきているわけで。今日それを出し切れたところに、出し切ってくれたことに誇りを持てるゲームを過ごしたいと思うので、うれしいですけれど、あまり何もないです。
浦和レッズ
監督
非常に貧相な前半だったと言えます。あらゆる要素がうまくいきませんでした。 立ち上がりからハイプレスを掛けて支配しようとしましたが、まったくできませんでした。前半は強度に問題がありましたので、(後半から原口)元気をトップ下に入れて向上させようとしました。しかし、立ち上がり5分でCKから失点してしまい、われわれの良いプレーが出始めたのは、VARで取り消された3失点目のあとでした。 ポジションチェンジやサイドチェンジが出始め、ボールを失った際のリアクションも最後の30分間は良かったと思います。相手陣内で長い時間押し込みながらキープしてチャンスも作る時間帯がありましたが、30分間では1点しか取れませんでした。 湘南は非常に好調で、プレーもシステマチックで自動化されていると言えるくらい組織化されています。 開幕してから3試合をプレーしましたが、取れた勝点は『2』しかありません。非常にタフな3つのアウェイゲームをプレーした結果ですが、それは望んでいたものではないですし、満足してはいけません。 しかし、選手たちは素晴らしい性格の持ち主たちばかりですので、次の埼玉スタジアムで初勝利を収められるよう、秘めている力を発揮してくれると信じています。 --試合後の会見にこれほど遅く現れるのは初めてだったと思うが。ロッカールームで選手に話をしましたが、いつもより長めだったということです。ロッカーではさまざまな感情がありました。(前節・)京都戦のあと、われわれは改善しようとして本日の試合に挑みましたが、前半を無駄にするような状況になってしまいました。京都戦の繰り返しになってしまいました。 --3試合を通して、前の選手が後ろの選手を待たずに仕掛けて苦しくなっている場面があるが、それは監督のオーダーでもあるか。3試合目が期待からかけ離れた試合だったことで、この3試合を総括するタイミングとしてはいまは少し難しいと思います。ただ、感情は別にしてチームの姿を分析すると、ミスが多過ぎると思います。それは私の判断も含めてです。メンバーの50%が新たな選手に変わっていることはありますが、プレシーズンの練習試合を思い返せば、より良い結果や内容を残していてもおかしくなかったと思います。ただ、いま現在は私に何ができたかを考えています。メンバー選考や今日の試合に向けてのゲームプランがどうだったかなどを考えています。開幕から2試合と本日は違うシステムの相手との対戦でしたが、チームがいかに機能するかも観測しながら進めていければと思います。ハッキリしているのは、やらなければいけないことがたくさんあるということと、そのプロセスを加速させなければいけないということです。首位との勝点差が『7』になりましたが、できるだけ早く縮めないといけないと思っています。 --難しい試合だったが、交代選手はポジティブな働きをしたのでは?取り消された3失点目のあとのチームのリアクションは良かったと思います。選手たちが流れを変えようとしていた姿はポジティブでした。エネルギーを取り戻してプレースピードが上がったかのように見えました。例えば、ロストのあと奪取までの時間は短縮していたと思います。前半にはできなかったことです。なので、最後の30分は支配できたと思っています。その時間帯に得点も生まれましたが、生まれた得点は1つでした。
もうちょっと前線からの守備というところが、前は行ってくれていましたけど後ろが重たかったかなという印象でした。相手のセットプレーも多くて、後ろから見ていても少し勢いがないと感じていましたので、全員に声を出すようにとは言ったのですが。良い入りとは言えなかったですが、あの前半の内容で失点1で進められたのはポジティブに捉えていたので、後半は違った姿を見せるという覚悟で入っていました。ただ、後半も良い入りはできなかったと思います。 --プレスに行けなった要因は?最初に行けなかったところでズルズルいってしまった印象です。そうなると後ろもクエスチョンマークができたりするので。そうなったときは1回ミドルゾーンで構えて、コンパクトにすることもできれば良かったかなと思います。前から行きたいけど行けない、うまくいかないときの解決策は全員が分かったと思うので、合わせていきたいと思います。 --後ろからつないでいても、なかなかテンポよくいかず、前を向けていなかったと思うが。もらった選手が探し過ぎたかなというところはありますし、ツータッチでいいところをスリータッチしたり、少しズレたりが見られていたので、そういうところで前とのタイミングがズレていきました。うまくいかないときほど、よりシンプルにやるのが大事なのかなと思います。 --2失点目は相手のブロックに遭って出られなかった。最初はいないけど、僕が出ようとしたときにブロックに来るのが彼らの狙いだったかなと思います。あのシーンもかいくぐらなければいけなかったなというのが反省点です。彼らもGKを出さないような戦術をやってきていて、レフェリーともコミュニケーションはとっていましたが、どうかいくぐって打たせないかはこれまでもやってきたことなので、しっかり反省しながら、打たれることがないよう何がなんでも自分が行くと、矢印を向けてやっていきたいと思います。
湘南ベルマーレ
DF 47
キム ミンテ
--今季初めての、流れの中での失点について。僕にとってはそれが一番大事なところなんですけれど。何点取ろうが、そうやって(今日のように)2-1になったらすごく苦しくなるので、ちょっと申し訳ないと思います。前田 直輝選手のようにサイドで仕掛ける選手が出てきて、そこでちょっと(相手の)時間を作られた部分があって、あの時間だけ少しバタバタしてボールも収まらなくなってしまいました。僕らは中を通させない守備戦術をやってきているので、そこはもっとしっかり、みんなに声をかけてやっていかなければいけないとは思っています。 --後半の押し込まれた時間帯について。僕がみんなに(その時間帯は)超怒っていたんです。ピリッとさせようとしましたし、そういうところで反骨心じゃないですけれど、みんなが出てきてくれるので、そのぶんボールにしっかり行けるようになります。いまは本当に、この2年僕が言ってきたことで(みんなが)しっかりしてきたので、全員に任せられます。 --これまでのシーズンと変わってきた部分とは?個人個人の能力がすごく高くなっていますし、見た感じ、どの選手も1対1で負けていないです。それをやりながら、湘南のベースである切り替えや、戦うところはしっかり出せていて。いつも以上にそこができているので、僕からしたらやることがあまりないというか。ビルドアップのところも、ポンポンって渡せば勝手に(鈴木)雄斗やジュン(鈴木 淳之介)がやってくれます。2人の鈴木がやってくれるので、そこはすごく信頼しています。
FW 19
福田 翔生
--自身のゴールシーンを振り返って。(鈴木)雄斗くんが良いボールをくれたので、決められて良かったです。もちろん背後は狙っていますし、その中で落ちてきて受けることも意識しているので、そのどっちもができていることがすごく大きいかなと思います。 --チームの好調について。去年の積み上げがあって、それが今年につながって、なおかつみんなが一試合一試合球際だったり細かいところだったりをこだわってやっているので。そういうところを本当に徹底すれば湘南は強いと思っていたので、それをいま、本当にピッチの上でみんなが体現できていて、それがいま(の結果)につながっていると思います。智さん(山口 智監督)も「組織力はJリーグナンバーワン」とおっしゃっていましたけれど、そういう積み上げがあるのはみんなが頑張ってくれているおかげかなと思います。 --これからの個人としての意気込みについて。僕は一試合一試合戦っていきたいので、そこに尽きます。先は見据えていますけれど、いまやらないと意味がないので、(いまに)こだわってやっています。 --鈴木 章斗選手との関係性について。本当にいま、2人の関係がすごく良い。去年からずっと2人の関係をもっと良くしようと、ずっと毎試合毎試合話し合ってピッチに出ていっているので、そこも本当に大きいかなと思っています。