逃げ切り失敗。新潟、中島に続く“恩返し”を食らう
アルビレックス新潟
監督
ホームゲーム開幕ということで、本当にたくさんのサポーター、お客さんが入って、勝点3を取りにいったんですけど、最後、追いつかれてしまって悔しい思いです。 前半、守備のところであまりうまくいかないイメージだったんですけど、選手は我慢強く戦ってくれて、良い形で点は取れました。 後半、そこを修正して挑んで、具体的に言うと2点目が課題だったので、そこはクリアになったんですけど、最後に追いつかれてしまい、本当に悔しいゲームでした。次節もホームでできるので、そこはさらに修正して、勝点3を必ず取れるように準備していきたいと思います。 --5バックにして守りを固めた中での失点でしたが。星(雄次)のところでちょっとイレギュラーの交代があり、いつもボランチで出る選手ではない高木(善朗)を入れたので、そのバランスをどうしようかというところと、3連戦の最後の試合だったので、ディフェンスラインがちょっと疲弊していた部分があって5枚にしました。実際、相手がバンバンロングボールを入れてくるわけではなかったので、そこまで慎重にならなくても良かったのかなとも思ったんですけど、相手は(攻撃に)枚数をかけてきていたので。ラスト5分ちょっと、しっかり守り切りたかったというのが、率直な思いです。 --結果は残念でしたが、攻撃は良かったように思います。J1第1節・横浜FM戦、第2節・清水戦はダイレクトの攻撃が多過ぎたと思いますが、前節・鹿島戦と今節はバリエーションがあり、回数を重ねて攻撃が良くなってきた印象ですが。バランスだと思っています。キャンプでは「ボールを持ちながら、縦の速い攻撃も」とフォーカスしていたので、第1節、第2節は特にそこが大きく出てしまったなと。 この前のアントラーズ戦は「自分たちのスタイルを」という話をして、準備して挑みました。そうしたら逆に重くなり過ぎてテンポアップしなくなったので、今週はその間で、しっかりボールを持ちながら、常に裏を狙いながら、無理なときにはボールを動かす形を意識してやっていました。バランス的には良かったんですけど、それでもちょっとミスは多い印象なので、そこらへんを修正してやれればなと思います。 --新潟の監督として初めて“ビッグスワン”で指揮を執りました。サポーターもかなり声援を送っていましたが、その雰囲気や光景は、いかがでしたでしょうか。本当にたくさんのサポーターの方々の声援が、すごい雰囲気を作ってくれてありがたかったので、なおさらしっかり勝点3を取らなくちゃいけなかったなという思いでいます。緊張感のあるこの雰囲気で戦えることは、僕らにとってはプラスなので、次は必ず勝たないといけないなと、いまも思います。
セレッソ大阪
監督
新潟さんのホーム初戦ということで、難しいゲームになることは予想していました。試合の入りとしては、最初の10分は素晴らしかった。開始10分でビッグチャンスを2つ作りました。狙いとしては、ハーフウェーラインから向こう側、相手の陣地でプレーすることでした。良い状況を作りましたが、先に失点してしまいました。ただ、その後も自分たちのサッカーを続け、良い攻撃を展開しながら、(中島)元彦がゴールを決めてくれました。 今日は自分たちの選手の特長を生かした戦い方を意識しました。後半も前半と同様にプレーしたかったのですが、後半の立ち上がりはうまくいかない部分もありました。後半だけを見ると、新潟さんのほうが良いシーンがたくさんあったと思います。それでも、最後の15分に関しては、自分たちも違いを作れたと思います。残りの10分、15分、自分たちが積み上げてきたことを最後まで貫いて、ゴールを奪えたことは素晴らしかったです。 最終的にプレーしていた選手を見ると、若い選手が多かったです。髙橋 仁胡、(西尾)隆矢、(喜田)陽、シバ(柴山 昌也)、(北野)颯太、(阪田)澪哉。彼ら若い選手たちが最後の最後までしっかりと戦い抜いて、スピリット、戦う姿勢を見せてくれました。 --「自分たちの選手の特長を生かした戦い方」という言葉もありましたが、今日は中島選手を1トップというかゼロトップ気味に配置し、その後ろでヴィトール ブエノ選手、北野選手がサポートする[4-3-3]の布陣でした。1点目など、機能したシーンもありましたが、中島選手を前に置くことに対し、どのような可能性を見いだしていますか?基本的にやりたいことは変わりません。前に人数をかけて、攻撃的な姿勢を貫くことは変わりません。ただ、ボールを奪われたあとはアンカー脇にスペースが空いてしまうので、その対応が重要になります。試合を振り返ると、攻撃的な姿勢を見せながら、うまく選手たちはやってくれたかなとは思います。ただ、まだまだ改善できる部分はたくさんありますので、それを落とし込んでいきたいと思います。簡単に言えば、どこにスペースがあって、そのスペースを誰が、どう有効に使うか。それが大切になります。空いているスペースもけっこうあったので、そこをしっかり使えるようにやっていければと思います。 --初めて日本でプレーする外国籍選手は、慣れるのに少し時間も必要で、数試合やってみないと分からない部分もあると思っているので、どのタイミングで聞けばベストか探りながらここまできたのですが、チアゴ アンドラーデ選手、ラファエル ハットン選手についておうかがいします(※ラファエル ハットンに関しては、日本での初めてのシーズンではない)。特に今日、初先発したチアゴ アンドラーデ選手ですが、良さを出せていないといいますか、特に守備面が緩く、今日もそのサイドでプレスが掛からず新潟に逆サイドに展開されてピンチ、というシーンも多かったように見えました。監督が求める守備の基準を考えると、彼の守備はそこに達していないようにも思えますが、それでも起用されているのは、日本のサッカーに慣れながら少しずつ力を発揮してほしい、という期待でしょうか。今日、ゴールを決めたラファエル ハットン選手の評価と合わせてお願いします。4試合を終えて現状を言いますと、変えることができるポジションの選手もいれば、変えられないポジションの選手もいます。ウイングに求めるプレーは、とにかく仕掛けること、背後に走ること、あとはプレスをしっかりまっとうしてほしいという思いがあります。前節の柏戦では、阪田 澪哉と柴山 昌也が頑張ってくれました。その2人を(今日の左ウイングで)起用することもできたのですが、ケガのリスクも考えました。また、おっしゃっていただいたように、日本に来たばかりの外国籍選手がパッと活躍することは難しい。日本サッカーのアグレッシブさに対応するまで、フィジカルが追いつかないところもあります。ただ、言い訳はできないですし、求めていくものはどの選手でも変わりません。環境に適応するのが難しいからパフォーマンスを出せない、ではダメなので、環境に順応しながら自分の良さを出してほしいです。選手の前でもよく言うのですが、「日本の文化、日本のサッカーを常にリスペクトする気持ちを持たないといけない」と伝えています。外国籍選手だからといって、特別扱いをしようとは思っていません。求めるべきプレーは求めていきます。そこは変わりません。ハットンに関しては、今日はそれをまっとうして、ゴールまで決めてくれました。
セレッソ大阪
--このミックスゾーンも懐かしいですか?めっちゃ懐かしいですね(笑)。 --約3年間プレーした仙台への気持ちが強いと思いますが、2020シーズンにプレーした新潟への思いも特別だと思います。今日、新潟のホームでプレーした思いを聞かせてください。新潟にいた時期はコロナ禍で難しく、新潟のことをすべては分かっていないと思いますが、いまでもメッセージをもらいますし、当時も新潟の皆さんがよくしてくれました。仙台のような気持ちもあります。新潟にいた頃は(スタジアムに収容できる)人数に制限がありましたし、当時新潟はJ2だったので、「自分がJ1に上げよう」という気持ちでプレーしていました。今日、こうしてJ1の舞台で、この大歓声の中でプレーできたことは感慨深かったです。 --ゴール後はパフォーマンスを控えていましたが、やはり新潟へのリスペクトですか?そうですね。リスペクトを持って挑んだ試合だったので。ゴールを決められたことはうれしかったです。 --得点シーンは、ルーカス フェルナンデス選手のクロスにヘディングで合わせた形でした。以前も話されていましたが、ヘディング、強いですね。はい(笑)。上がってきたボールが良かったです。相手のCBも大きかったので、精一杯飛んで、あまりゴールの位置は見ていなかったのですが、良いところに飛んで良かったです。 --クロスに至る作りとしても、畠中 槙之輔選手のクサビを中島選手が落として、ヴィトール ブエノ選手がキープして右サイドへ展開し、奥田 勇斗選手からルーカス フェルナンデス選手に渡った流れでした。1トップでどう周りと関わるか、試行錯誤している部分もあると思いますが、1つ形になった感じでしょうか?前に張ることも大事ですが、「もっと下りてボールを受けていい」と監督にも言われたので。監督の狙いとしても、自分が下りてCBを引きつけて、ワイドのスペースを空けるというのもありました。少しパスはズレましたが、ブエノが頑張ってくれました。はたいた中で、ゴール前に入っていく動きは、(大久保)嘉人さんがよくやっていた動きでした。昔、見ていた動きなので、イメージしながら入れました。そう考えたら、あのヘディングも嘉人さんみたいやったなと思います(笑)。 --今日の形では、ヴィトール ブエノ選手や北野 颯太選手とうまく関わりながら、彼らと距離感よくプレーすることが大事ですね。そうですね。まだ模索しながらですが、もっと良くなっていくと思います。
FW 9
--かつて在籍した新潟のホームスタジアムでプレーした思いは?かなり前の話になりますが、新潟に在籍していたので、このスタジアムに戻ってくると、いろんな思いがフラッシュバックしてきました。試合に関しては、われわれが求めていた結果ではないですが、最後に自分が決めて同点で終われたことは良かったです。 --貴重な勝点1をもたらしたJリーグ初ゴールになりました。ゴール場面を振り返ると?相手陣地で、ボックス付近でかなり人数をかけた攻撃ができました。人数をかけたからこそ、GKがはじいたボールが自分のところに転がってきたのだと思います。あの場所にいることが大事でした。そのすぐあと、再び自分のところにボールが来たのですが、そこではタイミングを合わせることができませんでした。ただ、チャンスは作れていたので、それをしっかりモノにして、次は勝利につなげる試合をすること、勝点3を取ることが大事です。 --Jリーグ初ゴールが古巣戦になったことは、ドラマチックですね。自分のルーティーンとして、スタジアムに着いたらまずピッチに入るのですが、先ほども言ったように、そのときはいろんなことが思い返されました。この10年、たくさんの苦労もありました。こうしてまた、違うチームですが、戻ってくることができて本当に良かったなと思います。
アルビレックス新潟
FW 9
矢村 健
--2試合連続ゴールについて。正直、そこは自分の中で評価していない。結果、取れてはいますけど、前節(・鹿島戦)、今節と決定機がある中で決め切れなかったことで、試合を苦しくさせたと思うし、自分自身の評価もそこからつながる部分が大きい。 --得点シーンを振り返って。FWとしてこぼれ球は常に狙っているので、そこは良かったのかなと思います。あれは稲村 隼翔選手と長谷川 元希選手の良いコンビネーションで裏に抜けて、(稲村の)“シュータリング”がこぼれた感じで、押し込む形になった。相手に当たって稲村 隼翔選手のアシストにはならなかったですけど、ああいう位置にCBが良い形で入ってこられたり、良いゾーンを取れたというのは、良いことなのかなと思います。 --残念ながら引き分けに終わってしまいましたが。その結果はしっかり受け止めないといけない。「悪くないんだけど」というのはもう聞き飽きているし、たぶん去年からそういうのはアルビレックス新潟に関わる人は思っていることなので。自分が帰ってきてやるべきことは、しっかり点を取ることだと思うし、勝利に導くゴールをしっかり取れる存在にならないといけない。 帰ってきてやっとホームで戦えて、多くのサポーターが来てくれた中で、この引き分け方はすごく悔しかった。もう二度としてはいけないと思う。次もホームで戦えるので、そこに向けて良い準備をしていきたい。
DF 31
堀米 悠斗
単純に「悔しい」という気持ち。ただ、監督が代わって、メンバーも替わった中で、確実に自分たちがやりたいことを示せているシーンは増えてきていると思うので、ここで立ち止まらずに、信じて疑わずに進んでいくことが大事かなと思います。 --序盤、守備のやりづらさは?縦に3人並ぶ、シャドーの選手が外に流れて起点を作るのは、ある程度想定はしていましたけど、なかなかうまくハマり切らなかった。本来、僕のサイドに誘導したかったが、谷口 海斗のけん制が早かったので、逆へ持っていかれるシーンが多かったのはハーフタイムの修正でありました。寄せを早くし過ぎないとか、持っていきたいほうに持っていかせるというのは選手の感覚なので、一人ひとりが工夫して準備していたものを表現することは必要ですけど、後半の修正に関してはすごくうまくいったし、対応力は良かったと思います。 --得点につながったクロスについて。ファーストタッチで良いところに置けたので、思い切って上げようと思ったし、中の入りも迫力を持ってニアに入ってきてくれたので、長谷川 元希もそうだし、ヤム(矢村 健)も良いところにいたので、本当に良いところにボールを上げられて良かったと思います。 --5バックになったときの、役割の整理が必要でしょうか。移動もあっての中3日だったので、相手のビルドアップに対する準備はしましたけど、こういう状況を想定しての5バックの練習はしていなかった。次にこういう状況で5バックになったときにどうするかを、この1週間で自分たちのモノにしなきゃいけないし、それがチームの成長につながる。この1試合を、ただ追いつかれた1試合で終わらせずに、しっかりとクローズするための自分たちのやり方を身につける良い機会と捉えてやりたいと思います。 --試合のコントロールはここまでの4試合の中でも良くなってきていますか?やめる判断、前に進む判断、ひっくり返して高い位置で起点を作る判断、そこの共有はすごくよくできてきたと思う。ただ、自分としては、もっとボールを大事にしたい。特にリードしたあと、リスクを負いたくないところでアバウトに蹴るシーンが増えたが、GKを使ってやり直すことができるようになると、相手にとってもっと面倒くさいチームになれると思います。