大卒ルーキーが作り出した勝利への流れ。町田がアウェイ3連勝を飾る
横浜FC
監督
まず、この寒い雪の中で来てくださったサポーターの方に感謝していますし、結果として敗戦になったことは非常に申し訳ないです。 ゲームは予想していたような展開で、相手の強度の高さ、足の速さに対して、しっかりと自分たちも力を出して対応していきながら、そこをはがしながらいかに点を取っていくか、勝ちにつなげていくかというところでした。前半はある程度しっかりと抑えるところを抑えながらチャンスをうかがっていました。チャンス自体はそんなに大きいものを作れませんでしたが、どうチャンスにつなげていくかをハーフタイムに話をして後半に入りました。ただ後半、自分たちのミスから、自滅から失点し、追い上げる中でまた自滅から2失点目をしてしまいました。こういう自滅をしているようだとなかなか結果につなげていくのは難しい。チャンスを作ることができなかったので、今後たとえ先制される展開があったとしても、挽回していけるようにしていかなければいけないと感じています。試合は毎週やってくるので、しっかり切り替えて、準備をして、しっかりエネルギーを出していけるように、勝点3を目指してチーム一丸でやっていきたいと思います。 --ハーフタイムに攻撃の部分での指示は?背後を必ず作っておくことと、1つ抜け出したあとに逆側に運んでいければより相手の(守備の)薄いところになるので、そこも同時に意識していくように伝えました。 --山田 康太選手のコンディションと、後半途中に投入した狙いは?トレーニングに関してはある程度の量はできていました。トレーニングで3日間見る限りは、疲れやすいとか動きが重いといったところはそれほどありませんでした。彼のことはこの3日間に限らず、この数年Jリーグでよく見ていた選手なので、どういうタイプか、どういうことが期待できるのかはある程度把握して見てきた中で、今日この状況の中で、ボールに絡んで、前進させて、ゴールに絡んでいくところを期待しました。 --山田選手の今日のプレーの評価は?守備をする時間というか、取られてまた押し込まれたり、蹴られて押し込まれる。セットプレーでまた下げさせられる、そういう時間帯が長かったので、彼の攻撃の良さを評価できるような状況は少なかったと思います。
FC町田ゼルビア
監督
このアウェイの地まで、試合途中で雪も降る厳しい気象条件下にもかかわらず、約3,000人にも及ぶファン・サポーターの方々にお越しいただき、最後まで声を枯らすことなくわれわれの背中を押し続けていただいたことが選手たちの励みとなり、勇気にもなりました。皆さまがとてもありがたい存在であることを痛感しましたし、皆さまの支えがあったからこそ、こうして勝利につながったと思っています。お越しいただいた皆さまに感謝の気持ちを伝えさせてください。ありがとうございました。 きっ抗した試合になることは覚悟していましたし、お互いに守備面を意識したコンセプトを持ったチーム同士の対戦だったため、1点を取るまでに時間を要するだろうと割り切っていました。また、1点を取ったほうが優位性を持てると考えていたので、失点をせずに最後まで攻め急がず、勝ち急がず、粘り強く戦おうという考え方と球際に強い戦いを選手たちが実践してくれました。前半は0-0というスコアでしたが、二度ほど大きなチャンスがあった中でも決め切れず、“1本中の1本”を決めることの難しさを感じましたが、後半に向けて選手たちが集中して入ってくれたことは大きかったです。 後半は桑山 侃士を入れて、彼の走力とヘディングのうまさを活用しながら、周囲がセカンドボールを拾ってゴール前に迫ってくれました。先制点はポケットを攻略した中で、桑山がゴール前のセンターに入ってくれました。チーム全体を勇気づけるゴールでした。そして1-0で終わらずに、ナ サンホがCBのパス交換のスキを常に狙っている中で、インターセプトから2点目を決めてくれたことはありがたかったです。選手一人ひとりがチームとしてやるべきことを遂行してくれた結果ですし、ゲームプランを実践してくれたことが2-0という結果につながりました。1週間後には3連勝への挑戦が待っていますが、連勝を続けることは決して簡単ではありません。コンディションを整えながら、今日の結果を自信につなげて、次節の新潟戦も高みを目指して取り組んでいきたいと思います。 --決勝点の桑山選手について、JFA・Jリーグ特別指定選手だった昨季からと、キャンプからを含めて、成長したと思える点は?おそらく他クラブの同世代の選手が活躍しているということは、彼の刺激にも励みにもなっていたことでしょう。その中でベンチを温める選手で甘んじたくないという彼の思いが、チャンスがある中で、少しずつ効果的な攻守の仕事につながっていきました。そんな桑山の姿がありましたし、相手のラインが高かった中でチャンスがあるだろうと狙い続けてくれました。日頃の練習でも、新人らしからぬパワーを持ったプレーをしてくれたことが、今日のプレーにつながったと思います。 --相手の攻撃をはね返すことができていた最終ラインの評価を聞かせてください。岡村(大八)を中心に相手のセンターFWに仕事をさせませんでしたし、常にインターセプトを狙える状況で相手との駆け引きで打ち勝ってくれたことは、相手に起点を作らせない大きな要因となりました。それに加えて、ドレシェヴィッチと昌子 源もしっかりとチャレンジ&カバーができていました。相手のストロングポイントを出させないように、相手と駆け引きをした成果が良い方向に出ました。また林 幸多郎と中山 雄太のウイングバックも、相手と優位性を持って、背後を取られずに、相手に前からプレッシャーを掛け続け、相手を前進させなかったことが最終的にわれわれに流れが傾く要因となりました。最終ラインの出来はとても良かったと思います。
FC町田ゼルビア
--見事な先制点でした。ゴールシーンを振り返ってください。ヒロくん(前 寛之)が素晴らしいパスを出してくれたので、自分は決めるだけでした。でも、自分がしっかりとゴール前まで走っていたことを自己評価したいですね。ただ、ヒロくんがボールを持ったときはパスが来るなとは思っていませんでした。角度的にも僕のことは見えていなかったかなと思ったので、素晴らしいパスを出してくれたことに感謝したいです。 --結果を残せたことで先発出場に一歩前進したのでは?次節の新潟戦に向けた練習での振る舞いや、プレーの質で変わってくると思っています。今日決めたからといって、次のスタメン出場が確約されるわけではないですし、調子に乗らずに、あらためて地に足をつけてやっていきたいです。
横浜FC
GK 21
市川 暉記
前半はなんとか耐えることができましたが、後半は押し込まれる中で、だんだんはね返し切れなくなって失点してしまった。そこから自分たちが前に出ていこうとしたときに、ボールをつないでいるのを何回か取られてカウンターもありましたし、つなぎにいったところからのミスでもう1失点してしまいました。ああいう戦い方をして先に失点すると自分たちが苦しくなることを痛感させられました。 --1失点目はもったいないシーンに見えましたが、GKとしてはどう見えましたか?失点は2つとも守れたと思います。1失点目は自分たちが取られたところから、ヤマくん(山﨑 浩介)が滑ったり、いろんなことが重なって、あれだけ重なるとJ1では失点してしまうというところ。できるだけそれを減らせるように日頃からやっていきたいと思います。 --連敗になってしまいましたが、次に向けてどういったところを改善していきたいですか?つなぐところはもっとロストしないようにやっていくこと。得点につながるように、もっとアグレッシブにどんどん裏抜けをしたり、セットプレーを取ったりしていきたい。今回は足元が多くて(相手のプレスに)食われたりしたので、もうちょっと裏抜けだったりが欲しいと思います。守備については今日の失点を見返して、引き続き「こうなったらこうしていこう」と話し合いながら改善していきたいです。
MF 34
小倉 陽太
チームとしては前半うまくいっていただけに、自分たちのミスで失点を重ねてしまったことはすごくもったいなかったです。 昨季からJ1で戦うゼルビアに対して、自分たちのやりたいことがある程度はできたので、まだリーグ序盤ではありますし、ここからいまできていることをしっかり続けて、課題を改善していきながら勝点を積み重ねていければいいかなと思います。 --後半、押し返したい中でも逆に相手の勢いが強くなった印象でした。ピッチ上ではどう感じていましたか。僕としてはあまり変わらないように感じていたのですが、ゼルビア自体が前から来るようなチームだということは試合前から分かっていたので、それを利用するようなビルドアップの仕方は、もう少し工夫が必要だったというところは反省点です。 --後半途中でダブルボランチを組む相手がユーリ ララ選手に変わってから意識したことは?駒井(善成)さんが前に入ったので、どこにいるのかは常に確認していました。あとは(山田)康太くんも含めて、2人とも相手の2列目と3列目の間で違いを作れて突破力もある選手なので、そこにいかに自分たちがボールをつけられるかは、より意識していました。 --ボランチからなかなかうまく前にボールが運べなかった中で、山田選手が入ってから少し動きが良くなった印象でした。そうですね。康太くんは間で受けるのが上手なので、(ジョアン)パウロだとCBに捕まっちゃうようなシーンでも、康太くんはうまく捕まらないでスペースでフラフラしてくれるので、こちらとしてもパスは出しやすいです。だからこそ、そこにどう入れていくのかを自分がもっと考えなきゃいけない。今日はCBからビルドアップをする距離も遠かったところもあったので、ちょうど良い距離感を探しながら、シャドーにうまく当てられるようにしたいです。