C大阪は奪えず、名古屋は与えず。異なる『1』をもたらした“2点目の行方”
セレッソ大阪
監督
パフォーマンス自体は良いものを出せました。90分出し続けるという部分でも良かったと思います。後半、少しオープンな状況になる時間帯もありましたが、名古屋さんもトランジションは早いチームです。ただ、そういう展開になったとしても、自分たちがしっかり試合をクローズできる展開にはなっていたと思います。最後の締めがうまくできなかった。すごく良いプレーをした試合でしたが、今週はあのような失点をしないために練習してきたので、その点では少し失望しています。 --前後半を含めてボールを握り、良い内容の試合だったと思う。後半は特に相手の背後を取って再三ゴールに迫っていたが、2点目を奪うために足りなかったと思うことは?点を取ることは難しいですが、最後の最後ですね。もちろん選手たちは得点しようとプレーしてくれたので、そこに対して何かを言うことはないですが、最後の最後、技術的な部分はもっと落とし込まないといけないと思います。20本近く(公式記録では16本)シュートを打ちながら1点しか取れなかったということは、向上する余地があると感じています。質を高めていかないといけないと思っています。 --西尾 隆矢選手を右SBで起用された狙いは?守備的なことより、ビルドアップを助ける役割として起用しました。名古屋さんがマンツーマンで来ることは分かっていたので、ディフェンスラインからつなぐこと、相手をはがすこと、中盤でスペースを作ること、そこも狙いでした。あとはボランチのところでも力を発揮してくれるだろうと思って起用しました。
名古屋グランパス
監督
前半、何回かチャンスはありましたが、先制されて難しい展開になりました。ただ、今までの試合であれば、相手に追加点を与えてゲームを難しくしてしまう展開でしたが、今日は前から行きながらも後ろの選手が最後のところで体を張って、相手に追加点を与えなかったことが同点につながったと思います。選手は「なんとかしなきゃ」という気持ちを見せてくれたと思いますし、サポーターも最後まで大きな声援を送っていただいて、その気持ちに応えようとチーム全体が戦ったからこそ、難しい試合でしたが、勝点1を取ることができました。こういうゲームを続けながら勝利を増やしていきたいと思います。 --マテウス カストロ選手について。難しい状況での出場だったと思うが、FWとしてのプレーをどう評価しているか。前線の選手が点を取れていなかったので、取ってくれただけでチームに勢いは出ると思います。「最後、誰が決めるの?」というところで決める選手が出てきたことは、チームにとっても攻撃に勢いが出てくると思うので、彼のゴールはチームにとっても大きいです。 --後半に攻められた中でしのいだ守備陣について。ずっとディテールの話をしていたのですが、ちょっとの寄せという部分で、足に当たったボールがゴールに飛ぶか、枠の外に飛ぶか。そこはずっと話していて、今日は体を張って、枠に飛ばさせなかった。枠に飛んでも武田(洋平)がビッグセーブをしてくれました。守備陣は「なんとかやらせない」という部分で最後の寄せ、集中力を切らさずに最後まで戦ってくれました。 --開幕から未勝利が続くが、今日の引き分けは次へのステップになったのか、まだ課題が大きいのか。今日は「ゴールキックもつなごう」ということで臨みました。セレッソはハイプレスで来ることも分かっていましたが、それを怖がっていたら試合を通してつなぐことができない。前節(・町田戦)の後半はそんな感じだったので。何回か奪われるシーンもあり、危ないシーンも作られましたが、ボールを奪ったあとにしっかりとボールを動かして、ポジションを取って、ということは前節から改善できたと思います。 意図して崩して得点も取れましたし、勝つためにはチームとして意図をもって攻守で戦うことが大事。その意味では今日、勝点ゼロで終わるのか、『1』で終わるのか、選手の自信という部分ではまったく違ったと思います。たかが『1』、されど『1』。アウェイで厳しい試合でしたが、ポジティブに捉えたいです。
名古屋グランパス
セレッソ大阪
MF 10
田中 駿汰
--前節・新潟戦後に、「もっとボールを握って試合を支配したかった。その上で、失ってもすぐ奪い返す」という話もされていたが、今節に関しては90分を通してそうしたサッカーをやり通せたのでは?そうですね。試合の入りから自分たちがやりたいことを比較的できていたゲームでした。先制点も取れましたし、課題としては追加点のところ。失点シーンも改善点はありますが、その前に2点目を取れるチャンスもあったので、もったいない試合になったと思います。 --慌てずにパスをつなぎ、相手をはがして前進することはできていただけに、もう1点が欲しかったと思いますが、これを続けていくことが大事?練習でやってきたことを今日の試合では出せました。ボス(アーサー パパス監督)が提示してくれることを信じてしっかりやろうという中で、うまくピッチで表現できた試合だったと思います。チームとしてやるべきことはこの先も変わりません。いま結果は出ていないですが、やっていることは間違っていないので、信じてやり続けるだけです。 --守備面では、前半に1回ポケットを取られたシーンと後半の失点場面ぐらいだったと思うが、特に失点場面はもう少し寄せる必要があった?そうですね。人数はいたので。ニアゾーンに入られたとき、(前々節・)レイソル戦もそうですが、もっとタイトに寄せないと良いクロスが入ってくる。また映像を見直して、みんなで話し合いたいです。改善できるところではあるので。
GK 21
キム ジンヒョン
--前後半を通じて、しっかり狙いは出せたゲームになったと思うが?しっかり準備したことを試合で出せたことはポジティブです。結果は引き分けに終わりましたが、内容は良かったと思います。 --それだけに勝利が欲しかったと思うが?新監督になって5試合、もっともっとチーム全体として監督の戦術を理解して表現することも大事ですし、個人としても、もっと責任感を持ってプレーしていけば、もっと良い戦い方ができると思います。修正点はありますが、監督と選手みんなで話して改善していけば、結果もついてくると思います。