6戦6敗の相手に完勝。横浜FCが今季2勝目を手にする
横浜FC
監督
寒い中、サポーターの皆さまが後押ししてくださり、勝って恩返しできて本当に良かったなと思います。 この2試合、特に攻撃のところで自分たちの勢いが出せず、なかなか攻められないこと、点を取れないことが続いていました。この試合では、対戦相手としてはこの(直近)2試合とはまったく違うタイプの相手と戦う切り替えをしながら、反省を生かしてどう変えていけるかがテーマになっていました。 前半は裏を取ったりサイドを変えたりという狙いを出せて、多くのチャンスを作って得点も取れました。また、守備でも我慢強く守るという継続してきたことを体現し、無失点に抑えることができました。 後半も押し込まれる時間は増えましたが、ペナルティーエリアの中にまで進入される回数はあまりなかったと思いますし、カウンターで前進してその中で追加点も取れたというところは、自分たちにとって非常に大きな成長の証なのかなと思っています。 非常に得るものが多かったゲームだとは思いますが、まだまだ成長していけると思っていますし、目標に向けてもまだまだ積み上げていかなきゃいけないので、謙虚にこの先もチーム一丸で戦っていければと思います。 --大卒ルーキーの駒沢 直哉選手を先発に抜擢しました。その狙いと評価を教えてください。前線の動きの活性化と、裏への回数を増やしていくことを必要としていた中、彼のタイプを考えると期待できるところでもありました。彼自身加入してここまで3カ月弱でだいぶ慣れてきて、トレーニングの中でも彼自身の良さを出せる場面が増えてきていましたし、(前節・)町田戦の次の日の練習試合でも点を取ったり、非常に良いアピールをしていた。そこがマッチして今日起用することを決めました。期待していたとおり、彼自身の良さが出たゲームだったとは思います。ただ、彼自身は“点を取っていける選手”なので、まだまだこれからが楽しみです。 --J1で戦える手ごたえを感じられた試合になったのでは?あまり、そういった“J1でもやれるかどうか”という意識ではいけないなと思っています。それでも、選手たちは少しホッとするところもあるのではないでしょうか。 開幕して試合を重ねながら自分たちができていること、できていないことはもちろんそれぞれ感じてはいて、ちょっとずつ得られるものがあった中で、この2連敗というのは一気に沈んでしまうものではありました。でも、今日の試合で自分たちが内容的にもうまくいって結果も出せたことで、もっとやれるということは感じました。リーグ後半には広島、町田とももう一度戦えるので、それまでに成長して、今度は内容も結果も変えていきたいと思っています。
セレッソ大阪
監督
負けて悔しい気持ちですが、横浜FCさんには「おめでとう」という気持ちを伝えたいです。自分たちが作りたかった形、前半から押し込んでボールを動かしたかったのですが、勇気が足りなかったと思います。1失点目は、相手1人に2人が一気にかわされて失点。サッカー選手としての未熟さを感じさせたと思います。戦術どうこうより、個々の力が不足していたと思います。後半に関しては、(開始から)交代で2人を起用して、流れがこちらに来るかな、と思ったところで、相手のクロスをこぼしてしまい、失点しました。ここで失点したことで、相手は守備を固めてきました。ブロックの守備を得意としているチームですが、なんとかこじ開けないといけなかったと痛感しています。 --今日の前半はJ1第2節・湘南戦の前半に近い展開といいますか、ボールを前に運べず、相手の前向きな攻守に押し込まれてしまいました。冒頭で「勇気が足りなかった」という言葉もありましたが、特に前半において足りなかったと思われることは?まずは、簡単にボールを失い過ぎたこと。ボールを動かすためには、パスをつける場所、つける足、そこでターンすることが必要ですが、今日の前半はボールをキープしても前に進めることができませんでした。すべて僕の責任です。どうサッカーを進めるかという部分で、自分で思っていることもありますが、それをうまく試合の中で表現できませんでした。相手が引いたところで動かしても、相手にとっては甘い蜜を吸っている感じになります。今日は相手のブロックの外側で回すだけで、中に入っていくこと、スペースにボールを送ることがまったくできませんでした。なので、そこも含めて交代を決断しました。もっともっと高い位置にボールを出せたら、と思いました。ただ、責任は僕にあります。必ず修正します。改善します。 --開幕戦で勝利して以降、5試合勝利がない状況について。こういった状況でシーズンが始まりましたが、前節の名古屋戦は自分たちのサッカーを表現できましたし、そういったサッカーを続けていく中で、どれだけボックス内にボールを送っていくか、どう攻撃するか。それをもっともっと要求したいですし、そこの質を上げていきたいと思っています。また、湘南や横浜FCのような守備の強固な相手に対して、自分たちの戦う姿勢、デュエルやセカンドボール、球際など、サッカー以上のところももっと必要となってきます。そこは求めていかないといけません。 開幕戦、良い形で勝ちましたが、そこまで僕は高揚しておらず、その後もクラブとしっかり話し合っています。長いシーズン、そのままいくことは絶対にありません。変えていかないといけないことはクラブとも話し合って、伝えています。ここから山あり、谷ありだと思いますが、壁にぶつかることはあります。そことどう向き合うか、ここからどう立ち向かっていくか。リーグ戦は38試合ある中で、まだ6試合を終えたばかりです。この状況からどうはい上がっていくか、どう進めていくか、それはクラブとも協議していきたいと思います。
--開始から思うような展開にできませんでしたが、そうなった要因をどう考えますか?前半から相手にとってラクな攻撃というか、相手は守りやすかったと思います。やっていて感じたことは、相手にとってもっとイヤなことをしていかないといけないということ。ゴールキックに対して前からハメてきた中で、足元ばかりになったので。背後にランニングして、ランニングした選手をもっとシンプルに使うとか、もっとシンプルに相手のイヤがることをやることで、相手もズレて、得点も生まれます。前半は特に、背後にもっと走ることが必要だなと思いました。 --相手のプレスにハマったJ1第2節・湘南戦にも近い印象も受けました。そうですね。自分たちには、前に強くて大きい選手がいるわけではないので、逃げ道として「なんとか収めてくれ」というボールを出しても、やっぱり相手のCBにつぶされてしまう。そうなると、機動力というか、ウイングのところ(が逃げ道になる)。ルーカス(フェルナンデス)や今日は(ラファエル)ハットンでしたけど、そういう選手が裏、背後を狙うことで、足元、間も空いてくる。今日は相手のストロングで戦ったというか、自分たちの得意なところで戦えなかった。相手からしたらつぶすだけだったと思います。そこは反省というか、もっと試合の中で対応していかないといけなかったと思います。 --内容的にも厳しい試合になりましたが、ここで下を向いているわけにはいきません。ルヴァンカップも挟みますが、次節に向けてどのようにチーム全体で立て直していきますか?修正すべきところはいっぱいあるので、もっとみんなで本気になって取り組まないといけません。やっていることを変えずにやることも大事ですし、臨機応変に対応して、変化もさせていかないといけない。相手も対策してくる中で、自分たちがどうサッカーをしていくのか。方向性を変えずにやるところと、自分たちの中で変えていかないといけないところもあると思います。
横浜FC
FW 76
山田 康太
--加入後初めて先発で起用されましたが、意識したことは?まずチームに求められていることをやることと、数字(ゴール、アシスト)の部分です。今日はそこを意識していて、出せたので良かったなと思います。 --加入後初ゴールを振り返ってください。良い位置にポジションを取れていたので、来たボールは速かったですけど、うまく合わせることができました。結果が出て素直にホッとした部分もあるし、もっとやらなきゃなという気持ちです。 --「ホッとした」というのは?チームの状況的に勝点を積んでいかなきゃいけないですし、より多く勝たなきゃいけない中で、結果を出していくことが必要だと思っていました。 --ホームのサポーターの目の前でゴールを決めることができましたが?このチームのために全力でプレーしたいと思いますし、ホームで勝ちたかったので、勝てたのが何よりすべてかなと思います。
MF 8
山根 永遠
相手のポゼッションサッカーに対して、自分たちは守備で、矛対盾みたいな試合でしたが、耐えるところはしっかり耐えて一発のチャンスを仕留められて、後半はより堅くできて、どこかでチャンスがあったらカウンターで刺そうとまとまってサッカーができました。 --追加点となった自身のゴールを振り返ってください。正直、どこも狙っていなかったんですけど、ちょうど(ゴールに)入ってくれたので運が良かったなと思います。GKの足と手の間にちょうど入りました。 --福森 晃斗選手からクロスが上がってきたときは、ファーに詰めていこうと?本当はもっと中に入ってSBの選手と競り合うイメージでした。前半に何回か、そこでクリアされていたシーンもあったので、後半はより中に入ろうという意識でいました。それが得点になったので良かったと思います。 --メンバー紹介のとき、C大阪のサポーターからも拍手が起こっていました。古巣相手のゴールでしたが?普通は古巣を相手に決めたら何か喜んじゃダメみたいなのがあるのですけど、J1初ゴールだったのもあってすごく喜んでしまって申し訳ないです。拍手されたのも感じていましたし、僕をサッカー選手にさせてくれたチームで、いまあるのは本当にセレッソ大阪のおかげだと思っているので、セレッソ側にしたらうれしくないことだと思うのですけど、しっかり自分を証明できたかなと思います。