主導権を握り続けた福岡が土壇場に決勝点。今季ホーム初勝利&3連勝達成
アビスパ福岡
監督
ホームで初勝利できたことにホッとしていますし、やはり上位を狙う、タイトルを獲るという目標がある中で、ホームで弱いチームはそういうところには行けないと選手たちも自分たちに発破をかけていました。東京さんも強敵ですが、始まりから吞み込むくらいの圧力と、特にハードワーク、切り替えの早さ、カウンターの速さなど、当然、ピンチもありましたが、しっかりと勝利に値するゲームができたと考えております。 --開幕3連敗からの3連勝となりました。攻撃的だと謳いながら1点しか取れていないので、何とも言えませんが……。シュートを打てばいいというわけではありませんが、打たないと入らないので、シュートを打てるゾーンまでしっかり行っているということ。速報ではありますが、今日もシュートを20本近く打っているというところで、こればっかりは最後のところなので、選手の判断などを尊重しつつも、振り返ってみて何ができたかを見て、より質を高めて次へつなげたいと思います。 --攻守で活躍した安藤 智哉選手の評価をお願いします。個人的な評価で言えば、日に日にJ1の選手になってきているな、と。本当に器用な選手なので、あのサイズで足元のテクニックも高いし、配球も良いし、そういった部分で、最後は田代(雅也)選手からCB同士の関係で生まれたゴールだったので、僕自身も驚いています。ただ、ウェリントンがその前にいて、彼に相手のDFがつられたこともあって、相手のウイングバックとの競り合いになったと思いますが、そうやってつながっていくんですね。やはり選手たちが「絶対に勝つんだ」という気持ちを出した結果だと思います。
FC東京
監督
アウェイの地まで多くのファン・サポーターの方々が来てくださったのですが、残念ながら勝点を取れませんでした。ゲーム内容は終始後手を踏むような悪い出来だったというふうに思います。 --80分以降、福岡に押し込まれる状況の中でベンチとしてどのように動こうとしていたのかと、エンリケ トレヴィザン選手の投入意図を教えてください。(後半)35分以降にかかわらず、しっかりボールを握られた展開だったので、そこはまず一人ひとりが、ただ下がって守るだけではなくて寄せるところはしっかり寄せる。それはゲーム前のことですが、オーガナイズというような構成を作り上げることが大前提ではなくて、一人ひとりのところでもう少し1対1で良いパフォーマンスを発揮するというところだと思いますし、その形が出なくなったときに自分たちのプレスの形に修正は加えたものの、やはりそのあたりの発揮がなかなかできなかった。そこはシステムというよりかは並びを思い切って変える必要性があったのかなと思っています。 あとエンリケ選手の起用に関しては、彼がボールを受けたときに左足で長いボールを入れることができるということと、またセットプレーの強さもあるので、そこで強みを発揮できるだろうという狙いの中での起用でした。
--途中出場で積極的なプレーを披露し、存在感を発揮しました。自分が得点を決めて勝たせたいという気持ちもあり、かなりシュートへの意識は強く持って試合に入りました。でもチャンスで決め切れないので、まだ足りないものがあると感じています。 --チームのテンションがかなり高い中での途中出場でした。チームのベースというか、ウチの良いところはここ数試合でうまく表現できていますし、僕だけではなく途中から入る選手が本当に温度差なく試合に入ることができていると感じます。それは日頃の練習で意識しているからできることだと思います。 --ピッチに入ってからのファーストプレーがCKで、そこからシュートチャンスが生まれました。入って一発目のプレーでしたが、集中して入りましたし、あの1本のプレーで試合が決まるかもしれないとも感じていたので、少し合いませんでしたが、フィーリングが合ってきているなと感じられるキックにはなりました。
FC東京
--鳥栖で一緒に戦った現・福岡の金 明輝監督もご自身を警戒選手の1人に挙げていました。決めてやろうという気持ちは本当に高かったのですが……。前の選手、後ろの選手がというのではなく、チーム全体として自分たちがやろうとしていることをうまく表現できませんでした。それは金 明輝監督が僕らのイヤがるところをうまく突いてきたのかなというか、守備の仕方はうまかったなと思います。だから僕らがビルドアップに苦労したという部分もあります。それによって前向きにプレーする場面が少なかった。僕自身も相手ゴールを背にした状態でボールを受ける場面が多くなり、相手にとって怖いプレーをなかなか出せませんでした。クロスのところもシュートで終わることが少なく、チームとして相手が怖がるプレーができませんでした。 --押し込まれながらも終了間際まで失点を抑えて進めながら、最後に失点を喫してしまいました。後半途中で何本かあったチャンスで決めていれば、というところでの相手との差は感じています。自分としては先発なので決めてやるという思いはすごく強かったし、自分に矢印を向けたら残念な結果になりましたが、チームとしてもっともっとやれること、ゴールを取るためにやれることはあると思うので、しっかり自分の中で反省しつつ、ゴールを取るためにいろんな選手と話をしたいと思います。
アビスパ福岡
DF 20
安藤 智哉
--ホーム初勝利です。ホーム3戦目でようやく勝利を挙げることができてホッとしていますし、まだまだここから長い戦いが続くので、この試合が良いきっかけになればと思います。 --自身の劇的な決勝ゴールを振り返ってください。0-0で進む中で、僕たちのカウンターからの攻撃だったと思いますが、本来なら僕は後ろでリスク管理をしなければいけない立場です。ただ、チャンスだと思ったのでゴール前に行きましたし、同じCBの田代(雅也)選手から本当に良いボールが上がってきました。あとはウェリントンがあれだけ相手を、おそらく2枚くらいは彼についていたので、ウェリントンの後ろが空くと信じて走り込みました。 --自身として今季初ゴール、J1初ゴールになりました。偶然、僕が取ったゴールだと思いますし、セットプレーから自分にもチャンスがあり、1点が遠いゲームでした。ただ、後ろが焦れずに90分間を戦った結果が、あのゴールだったかなと思います。 --今日で3試合連続無失点となりました。守備陣の1人として思うことは?前線の選手があれだけハードワークをしてくれますし、後ろで村上(昌謙)選手は声がかれるまでしゃべり続けてくれますし、本当に全員で守り抜いた無失点。でも、まだ改善すべき点はあるので、勝って修正できることをポジティブに捉えています。
DF 37
田代 雅也
--3試合連続無失点でのホーム初勝利となりました。前の選手が本当によくハードワークしてくれて、僕ら後ろの選手が対応しなければいけない相手の攻撃をうまく制限してくれたので助かりました。相手がストレスを感じるようなポジショニングを取れましたし、そういうところでボールを奪って、そこから良い攻撃につなげることもできたと思います。最後に危ないシーンはありましたが、GKを含めて全員が体を張って守る、ネットを揺らさせないということができて良かったと思います。 --ご自身のアシストで安藤 智哉選手が決勝ゴール。CBコンビでゴールを奪いました。年一であるかどうかというゴールが入って良かったと思います。クロスを上げるときには、中央にウェリントンがいたので、ニアサイドの相手にはじかれないようにということを意識しました。(相手のマークが集まる)ウェリントンの前と後ろにボールが入ればチャンスになると思っていました。もちろん、あそこまで上がっていた安藤も素晴らしいけど、ウェリントンの存在感がすごく効いたゴールだとも思っています。 --試合後には安藤選手とどんな会話をしましたか?「僕がアシストしたからプレゼントを待っているよ」と伝えました。
FW 14
名古 新太郎