リードを死守した浦和。西川の記録更新に花を添える勝利
浦和レッズ
監督
良い立ち上がりだったと思います。ハイプレスからボールを奪って、(渡邊)凌磨の得点が生まれました。(マテウス)サヴィオも良い仕事をしていました。それでゲームコントロールができると思っていたのですが、違った流れになってしまいました。清水はウイングバックに向けてのダイアゴナルボールを多用しながら押し込んできていて、前半はかなり走らされました。ただ、押し込まれている中でコントロールはできていたと思います。後半はプレスの掛け方を少し変えて、(松尾)佑介をより高い位置に置いて攻撃に移ったときに生かそうとしました。しかし、清水はよりタフに、より走るプレーをして押し込み続けました。特に最後の5~10分はかなり押し込まれてしまいました。そして本日は、(J1第5節・)岡山戦のように途中経過をキープしようと守りに入ることはなく、2点目を取ることができました。清水は非常に好調で本日も良いプレーをしており、最後のところはかなり苦しめられましたが、全員のハードワークのおかげで勝利につなげることができました。このような日は、しっかり戦って勝利をモノにすべきだと思います。本日は何がなんでも勝たなければいけない試合でしたし、ホームゲームで勝点3を手にすることができたのは非常にうれしいことです。そして新たにスタメンに加わったヒロ(石原 広教)、佑介、凌磨。ヒロ以外はケガから戻ってきた選手ですが、彼らが非常に良いパフォーマンスを見せてくれています。調子もどんどん上がってきていると思いますし、渡邊 凌磨がわれわれにとっていかに重要な選手かが本日も感じられたと思います。 --ハーフタイムにどのような修正を?左サイドを(松本)泰志がコントロールし、松尾をより高い位置に置くようにしました。チアゴ(サンタナ)、佑介、サヴィオで前からプレスを掛けにいきました。ボールを奪った瞬間に、この3人を相手ゴールに最も近いところに置きたかったからです。また、相手がダイアゴナルのロングボールを使っていましたので、それに対応しようとしましたが、内容的には前半のほうがまだ良かったと思います。 --関根 貴大選手を投入してから、彼をどの高さでプレーさせるのか、北爪 健吾選手にどう対応するかについて混乱していたのでは?タカ(関根)で北爪をコントロールするのは1つの狙いでした。そして前からプレスを掛ける役割もありました。押し込まれたときはしっかり戻ってそこをコントロールすることでしたが、そこで問題が何度か起こりました。北爪は90分走り続けることができるハードワーカーなので、彼を抑えなければいけないことはキックオフ前から言っていました。なのでフレッシュな選手を対峙させようとしましたが、止めにくい場面が何度かありました。 --今日は関根選手を左サイドハーフで起用した。右SBに石原選手を起用した意図と併せて教えてほしい。タカはそもそも左ウイングの選手です。そして攻撃力を生かすために、今季は右SBとして起用してきました。ビルドアップも守備も得意な選手です。今後に関しては、両方のポジションで起用する可能性があります。 ヒロも良いパフォーマンスだったと思います。非常に良いゲームをプレーして、右サイドの競争が激しくなったところを見せてくれたと思います。
清水エスパルス
監督
清水エスパルス
--早い時間の失点が結果的に重くのしかかりました。今日に関しては、最初の先制点で雰囲気を持っていかれたところはありますし、そこが勝負の分かれ目だったかなとは思います。1失点目のシュートはとてもクオリティーが高かったですが、僕らの外回しのところで、自分たちに言わせれば技術的なミスですが、相手に言わせれば奪いどころで、駆け引きに負けた感じだと思います。取られ方だけではなくて、誰がボールホルダーに寄せるのかなど、改善しなければならない部分はありますが、最後は相手のクオリティーが高かった。自分たちとしては、先制されたときの振る舞いが課題ではあると思います。 --ひさびさに埼玉スタジアム2002のピッチに立ちました。懐かしい感じはありました。G大阪の選手として対戦したときはあまり感じなかったのですが。ひさびさだからですかね(笑)。 --些細なプレーからもクオリティーの高さが際立っていました。チームとして同点にするチャンスはあった中で、そこをこじ開けることはできませんでした。それはこのスタジアムが作る雰囲気もあると思いますし、浦和の守備の強堅さもあると思います。それを身をもって体験できたのは良かったと言いたいところですが、(J1第5節・)G大阪戦でも同じようなことがありましたし、もうこれ以上はいらないですね。チームとして、この経験をうまく生かすかは自分たち次第です。
--後半は圧倒していましたが、何が足りなかったと感じていますか?最後のクオリティーという話に帰結してしまいますが、選手の心理的には、どんどん時間が少なくなってきて、「早く追いつかなきゃいけない」、「点を取らなきゃいけない」となると、どうしても力が入ってしまいます。そういった状況はトレーニングの中で作り出せればいいですが、そう簡単なものでもない。どれだけトレーニングから、リアリティーを持ってやれるかが大事です。 --前半は出場していませんでしたが、チームとして先制点を取られたのは痛かったですか?前線の3枚(の先発メンバー)を替えている中で、どうやってプレッシャーに行くのか。いまの自分たちの戦い方だと、前線がプレッシャーに行って、コースを限定しなければ、後ろが押し上げることはできません。プレッシャーを掛ける意味ではうまくいかなかった部分はありました。浦和相手に、このスタジアムで先に失点すると、流れは向こうに渡ってしまうし、そこが影響した部分は大いにあるのかなと思います。難しさを実感しました。 --終盤には左足での惜しいシュートもありましたね。もうちょっと巻ければ完璧でした。ただ、FWとしてあのような感覚は常に持っていたいです。決まれば最高だったのですが、あのような場面をもっと増やしていければと思います。どのような状況であれ、得点が取れるのは選手として、ストライカーとして大事なことですし、チームを助けながら得点をすることができれば、さらにチームも自分も乗ってくる。すぐに次の試合が来るので、できる限りの準備を続けられればと思います。
まずは、これがJ1リーグの面白さだなと感じるような、お互いの持てる力を存分に出し合ったエキサイティングなゲームだったと感じています。水曜のナイターにもかかわらず、これだけ多くのわれわれのサポーター・ファミリーがこの埼スタに駆けつけてくれた。それにもかかわらず、勝点を持ち帰れなかったことが残念です。(J1第5節・)G大阪戦では、アウェイの地で攻守にわれわれのフットボールをすることができませんでしたが、選手たちはしっかりと反省を生かして、この浦和というJ1屈指のアウェイの環境でも、われわれの狙いとするものは見せてくれましたし、強気で、獰猛なフットボールは見せてくれたと思います。非常に面白い90分間でした。ただし、99%われわれの持っている力を出した中でも、たったの1%が不足していると、やはりこのJ1リーグ、そして浦和さんのようなビッグクラブ相手には勝点を持ち帰ることができません。より高みを目指して、J1でも勝つチーム、クラブ、選手になれるようにやっていきます。次の横浜FC戦までは中3日ですが、心と体を回復させて、消耗させたものを回復させて、最高のゲームができればと思っています。 --ハーフタイムで前線の3枚を交代。前半のメンバーにはどのようなことを期待していたのでしょうか。現在は(公式戦)8連戦の3戦目で、正直に言うと少しケガ人も出ています。これ以上選手が壊れることなく、勝点を拾っていきたいと思っていた中で、8連戦を見据えたマネジメント、選手のやり繰りでした。われわれのプランとしては、前の3枚にはフレッシュさがあるので、飛ばしてもらって、後半に出た3枚で仕留めることを考えていました。だからこそ、前半は最低でも0-0で終えたかった。開始4分でもったいない失点をしましたし、このゲームプランを遂行できれば、より一層面白いゲームになったかなと感じます。 --ハーフタイムの3枚代えは事前から決まっていたものだったのですか?選手たちには最初から伝えていました。だからこそ、前の3枚にはできる限り飛ばしてほしいと伝えていましたし、少しばかり不満が残る選手もいました。もっとやれることを示してくれないと、われわれのスターティングメンバー、そしてセカンドチームにも入ってこられなくなります。そこは大いに反省してもらいたいです。ただ、この浦和の地で、いろいろな選手を使えたこと、特に復帰してきた選手を使えたことは明るい材料です。まだ連戦は5試合残っているので、良いマネジメントをして、しっかりと勝点を取れるように、知恵を絞ってやれればと思っています。
浦和レッズ
MF 13
渡邊 凌磨
--先制できて、優位に試合を進められたのでは?立ち上がりに得点できたのはすごく良かったかなと思います。 --先制点のシュートを振り返って。立ち上がりだったから思い切りシュートを打てたのもあるし、相手も寄せてくるのが遅かったので、打ってみようかなという判断でした。 --前半は自分たちのリズムで進められた印象だが。もっともっと、前線とうまく連動できたんじゃないかという場面も多々あると思いますし、なかなか相手の前線もプレスに来ていなかったので、どう前に行こうかなという判断が難しかった。そのへんは映像を見て勉強したいなと思います。 --プレーが切れるごとにチームメートと話していたが、修正が難しかったか?修正というよりも、僕はうまくいっていなかったら何か試したいと思うタイプなので。うまくいかなかったらまた元に戻してと、立ち位置に立ち返る部分があればトライもできると思います。今日も1回試したけどうまくいかなかった部分がありましたが、変えることがダメなんじゃなくて、変えて良くなればいいとポジティブに考えられればいいかなと思います。 --相手が出てきている中で、2点目の取り方は全体が絡んでいて良いものだったのでは?どうしても我慢する時間帯が必要な中で、ゴールまで行くところやキープするところがうまくかみ合ったシーンだったと思います。前半からいろいろ試しながら、速くゴールに行く部分もあればキープする部分もあって、今日はそれがうまくいった印象です。
MF 8
マテウス サヴィオ
--1ゴール1アシストの活躍だった。1点目のアシストは自身のインターセプトからだった。スタッフが分析した結果だと思いますし、自分はそのプレーを読んでボールをカットしました。自分のアシストというよりも、(渡邊)凌磨のシュートがすごかったですね。僕のアシストはシンプルで、彼のシュートがやはり素晴らしかったと思います。 --チーム2点目となる自身のゴールは、DFが触って軌道が変わったクロスにボレーで合わせたものだった。ヒロ(石原 広教)から非常に良いボールが来ました。角度がなかったですが、打つことができて、そして得点になって良かったと思います。 --前節・C大阪戦のあと、マチェイ スコルジャ監督が「ゴールもアシストもなく苦しんでいるかもしれない」と語っていたが、今日までのプレーについて自身はどう感じていたか。サッカーにはそういうときもありますし、そういうときには落ち着いてやるしかないと思います。日々成長したいですし、日々の練習で成長するよう仕事をしていますので、いつかは結果を出せると信じていました。僕は自分のサッカーを信じていますし、仲間も僕のサッカーを信じています。こうやって結果を出せて良かったですし、今までやってきたことと変わらずにプレーしてきました。成長できるよう、献身的に過ごしてきたと思っています。