超過密日程下での一戦。終盤に川崎Fが攻勢を強めるもドロー決着
清水エスパルス
監督
この苦しい苦しい状況の中、聖地・アイスタに17,600人以上のサポーター・ファミリーが、われわれに勇気とエネルギーを与えに来てくれたからこそ、素晴らしいゲームができました。(ルヴァンカップ1stラウンド2回戦・磐田戦での)“静岡ダービー”に敗れたことで大きなダメージを負っていましたが、しっかりと勝点を取れた、悪い流れを止めることができたのは大きな一歩だと考えています。このスタジアムの雰囲気が、われわれの足を最後まで動かせてくれましたし、全員が最後の最後までハードワークしたことでつかんだ勝点1だと思います。しっかりと顔を上げて、ハードワークを続けること、苦しいときだからこそ、やり続ける、やり切るところを肝に銘じながらやっていきます。 試合については、前半からボックス内でシュートまで持ち込めるシーンはありました。それを仕留める冷静さ、クオリティー、アイディアを磨いていきたいです。われわれができることは、そのような回数をより増やせるように落とし込むことです。中3日で横浜FMさんとのゲームが待っています。今日は退場者も出してしまったので、次は新しい力も必要になる。全員の力を持って、(公式戦)8連戦のラスト2試合を乗り切りたいと思います。 --10人になったあと、3枚代えで選んだ3人の顔ぶれを見ると、守り抜くメッセージが込められていたように感じます。意図を教えてください。そのとおりです。われわれは公式戦で現在3連敗中で、このような悪い流れの中、欲を出しても良いことはないと思っていました。ホームですし、色気を出したい状況でもありましたが、過去にはそれで痛い思いをしたことがあります。しっかりと10人で勝点を取ることにフォーカスしました。選手たちは意図を理解して、タスクをまっとうし、最後まで戦ってくれたと思います。 --後半立ち上がりの失点が公式戦3試合連続で続いていた中、今日は後半の入りが改善されていたように感じました。何か工夫等はされたのでしょうか?ちょっとしたことではありますが、入り方に変化は加えていました。後半に入る前のステップの踏み方を徹底し、もう一度体を鋭い状態にしてから試合に入ることなどが一例です。フィジカルコーチも直近の反省を踏まえた入り方を用意してくれましたし、だからこそ選手たちは体も気持ちも動いたのだと思います。 結果的に今日は先制点を奪うことができました。この3試合で得た課題に対して変化を加えた中で、1つ結果を残せたのは素晴らしい選手たちの努力の賜物だと思います。これからも細かいところまで目を向けながら、チームスポーツだからこそ、1つになって戦えるようにやっていきます。
川崎フロンターレ
監督
結果は引き分けでしたが、勝ちたかった試合でした。前半から相手コートで、ゴール前にボールも人も入っていく場面がいくつもあったので、そこで点数を取るべきでした。取れなければこのような結果になってしまうこともあります。それはハーフタイムにも選手たちに話をしました。このような状況に加えて先に失点をしたこともあり、ゲームはさらに難しくなりました。ただ、選手たちは体力的な面も含めて、よくやってくれたと思います。ただし、勝点1では私たちが望んでいる順位に近づいていくことはできないと感じています。 --先制点こそ許しましたが、素早く同点に追いつくことはできました。そこからのおよそ20分間、追加点を奪うために足りなかったところはどこだとお考えですか?フィニッシュに入っていく回数、質だと思います。ゴールに近づいてはいましたが、質のところが少し足りなかったと思っています。 --3試合連続でビハインドから追いついてドローという結果になりました。選手たちのあきらめない姿勢についてはどう評価されますか?それは素晴らしいことだと思いますけれども、そのような状況にならないことが必要です。負けている状況から同点に追いついているのであって、試合に勝つという意味で、それは良くないですよね。もちろん、ビハインドになったときの姿勢としての“あきらめない”は評価していますが、都合の良い言い方でもあるのかなと感じています。
--勝点1をどう評価されますか?前半は特に相手に押し込まれる展開でした。そのような状況の中、後ろが粘り強く我慢してくれたと思います。先制こそできましたが、その後は完璧に崩されて苦しい展開になったことを考えると、勝点ゼロで終わらず、『1』を取れたことは大きかったと思います。 --後半立ち上がりは1つギアが上がったように映りました。そこは良かったと思いますが、1点だけでなく追加点を取れていれば、また違った試合になっていたと思います。後半立ち上がりのようなシーンを前半から作っていきたかったです。個人的にはやれるとも思っていました。川崎Fの選手も技術はありましたが、守備で若干緩さもあったように思うので、自分たちが慌てずにつないで崩していければ、問題なくボックスに入るシーンは増やせたのかなと思います。なかなか追加点を取れていないことがいまの自分たちの課題でもあるので、そこはもっと磨いていきたいと思います。
川崎フロンターレ
--前半は多くのチャンスを作り出しましたが、スコアレスで折り返しました。セットプレーも含めていくつかチャンスは作れていたのですが、決め切れず、良くない流れだと感じていました。そこが後半開始早々の失点につながっている部分もあると思うので、勝ち切れない試合が続いている事実を受け止めなければならないと思います。 --ご自身のゴールシーンを振り返ってください。このチームのよくある現象として、作りに参加する人数が増え過ぎてゴール前に人が足りないことがあると思っています。それを踏まえて、3列目から入っていくことは意識していました。得点の前に、(高井)幸大が自分の動きを見つけてくれたことで、相手のボランチが中央を閉めざるを得なくなり、その後の展開で左サイドで2対2の状況を作り出せました。(山田)新も中に入っていたので、自分のところが空いてきたイメージです。最後は、(三浦)颯太がしっかり自分を見てくれたのが大きかったです。 --今季初ゴールになりましたね。失点した直後だったので、早い時間帯で取れたのはチームとして大きかったとは感じています。ゴール前まで入っていくとボールは来るんだなというポジティブな感覚も得られたので、そこは継続してやっていければと思います。 --勝点1という結果をどう捉えていますか?本音としては、勝点2を逃したという感覚が強いです。ただし、失点をしたあとにチームとして追いつけるところは、今年のチームの良いところだとは思います。そこからもう1つギアを上げることが課題です。
清水エスパルス
FW 23
北川 航也
--この勝点1をどう評価されますか?最低限の勝点1だと思います。去年から僕らは極端に引き分けの数が少ないチームで、負けそうな試合でも引き分けに持ち込めているという点で言えば、1つ成長だとは思います。もちろん、勝ちたかったことは間違いありませんが、(退場によって)10人になったり、相手のやり方に合わせて前半に押し込まれていた時間帯を考えると、最低限の結果かなと思います。 --PKを獲得したシーンを振り返ってください。(河原 創の)足が出てくるだろうというイメージと、自分の背後にスペースがあるのを把握した上でのプレーです。仮に足が引っかかっていなければ、自分はターンしてシュートまで行けていたと思います。とっさの判断であのようなプレーになりました。 --助走から蹴るまでがいつもと比較して早かったように感じました。自分はこれだけPKを蹴っていますし、相手にとっても研究するデータは多いと思います。助走の取り方、使い方を研究してくるだろうという想定のもと、今日のような蹴り方を選びました。自分の蹴り方を型にハメることなく、決め切る確率を上げるためにできることをやっていきます。
MF 28
吉田 豊
先制点を取ったからこそ、勝点3を取りたかった気持ちはあります。ただ、サイドから崩されて1失点をしたこと、終盤に退場者を出したことなどを踏まえると、しっかり最低限の勝点を取れたことは良かったと思います。試合後に監督も言っていたのですが、攻守双方で細かい質の部分はまだ上げていけると思っているので、そこは過密日程の中でもできる限りの修正をしたいと思っています。 --警戒していたサイドから崩されて失点を喫したことについて教えてください。右サイドのところで人数が足りていなくて、(北爪)健吾と(松崎)快のところで苦戦していたので、例えば一時的に5枚で構えて人数を増やすなど、ピッチに立っている選手が肌で感じたことを修正しても良かったのかなとは思います。それは、秋葉さん(秋葉 忠宏監督)も常に求めていることです。結果論かもしれませんが、声があれば修正もできたと思います。ゲーム展開によって「これをやっていればOK」ということはないので、常に良い引き出しを持ちながら次の試合もやっていければいいかなと思います。 --後半立ち上がりの失点が公式戦3試合連続で続いていた中、今日は流れを引き寄せて相手陣へ押し込んでいましたね。守備の選手としてどう評価されますか?ゲーム運びについては難しいところですね。ただ確実に言えるのは、今日の1試合、「後半立ち上がりに失点をしなかったからOK」とするのではまったく意味がありません。年間を通して、前後半立ち上がりの失点は警戒し続けなければなりませんよね。だからこそ、この先が大事になるのかなと思います。