岡山は前節・広島戦で会心の勝利を飾った。ルカオはその要因をモチベーションだと語る。
「初めての“中国ダービー”で勝点3を取ることができ、初めてアウェイで勝点3を取ることもできて、本当に大きな勝利になりました。僕たちにとってサンフレッチェと試合をすることが大きなモチベーションになっていました。みんなのモチベーションがすごくあったことが一番の要因じゃないかなと思います」 そして、ブラジル国籍FWは、鹿島を迎える今節に向けてもモチベーションをみなぎらせている。
「鹿島は誰もがよく知っているチームです。本当にJ1の中でもビッグなクラブの1つなので、すごく楽しみにしています。今季のキャンプで練習試合をやったときは、鹿島の選手たちがたぶん僕のことを知らなかったと思うけど、いまは僕のことをみんなが分かっていると思うので、タフな試合になりそうだなと思います」 今年1月に宮崎キャンプで対戦した際、ルカオは鹿島のCBを相手にも力強さを存分に発揮した。今回はそう簡単にはやらせてもらえないであろうことを本人も覚悟していた中で、どんな攻防が繰り広げられるのかは今節の大きな見どころだ。
10試合を消化した時点でリーグ最少失点の堅守を誇っている岡山の守備陣と、鹿島の2トップ、レオ セアラと鈴木 優磨の対決も注目したい。
ルカオは「レオ セアラ選手はすごく良い選手です。去年にセレッソでたくさん点を取り、今年も点を取っていますけど、僕たちのDF陣のほうが良いんじゃないかなと思う。僕たちのチームがJ1で一番良い守備ができていると思うので、絶対にレオ セアラにはやらせないと信じています」と信頼を寄せていたが、果たしてどんな結末が待っているのか。
スベンド ブローダーセンは充実の一途で、鹿島に対してもリスペクトを持ちながらも恐れてはいない。「鹿島は今年もしかしたら一番強いチームになるんじゃないかなと思う。でも、プレシーズンの練習試合でも僕たちは互角に戦うことができたし、みんなで自信を持って戦っていけると思う」と力強く語った。
初めてJ1を戦うシーズンで勇敢に突き進んでいる岡山としては、ホームで立ち上がりから勢いよく前へ出て、勝利をつかみ取りにいくはずだ。鬼木 達監督体制となって初めて難局を迎えている鹿島も、受けに回ることなくゴールへ向かっていくはず。JFEスで14時にキックオフする試合は最初から激しい攻防が展開されること必至で、鹿島が終了間際の失点で勝点を失う試合が続いていることを踏まえると、最後の最後まで目の離せないゲームになるに違いない。
[ 文:寺田 弘幸 ]
