光ったマテウスの好守。東京Vが6戦ぶりの白星
セレッソ大阪
東京ヴェルディ
監督
平日のナイターなのでなかなか(スタジアムに)来るのも大変な中、来てくれるサポーターには本当にわれわれの背中を押してくれるような声援をいただいて、本当にありがたいなと思います。しばらく悔しい思いをさせていたので、彼らと一緒に喜べたのは良かったです。 試合については、最初の15分ぐらいはおそらく圧力を掛けられて、ボールを握られる可能性もあるだろうと選手と共有をしていました。なぜならば、インテンシティーの高い時間帯のセレッソは圧力の掛け方も収める技術も含めて非常に高いレベルを示していたので、できることならば相手陣でやる時間をもう少し増やしたかったです。シュートまで行かれるシーンも含めて、前半の途中まで少し押し込まれるなという予想は選手とも共有をしていましたけれども、途中から自分たちの時間があることも含めて想定内でした。押されているときに失点しなかったというのが非常に大きかったと思います。自分たちの時間がある程度できた中で、われわれが突き詰めている攻撃のやり方で点を取れたことが非常に大きかったなと思います。できることならば、後半に決定的なシーンで2点目を取れれば、もう少し落ち着いた展開になったと思います。非常に個のレベルのあるセレッソさん相手に終盤まで1-0になれば最後に何が起こるか分からないような状況。これはもう自分たちがそうしてしまったことなので。反省点としてはいくつかありますけれど、よく最後まで選手たちは体を張ってゴールを守ってくれたと思います。 --4バックの相手が続く中で今節は特にサイドの優位性を生かしてチャンスを作れていましたが。システムのアンマッチというのは、立たせてみればそう見えるんですけど、それにはやはり“ヘソ”もしっかり使えなければ幅は使えないです。ヘソと幅と裏とのバランスというところがわれわれのサッカーの肝になるので、例えば木村 勇大が相手のCBの背中をなめて翁長 聖から縦パスをつけたシーンのように相手を引っ張るところがあって、初めてヘソが使えますし、ヘソを使えば相手は中に固まってくるので初めて幅が使えます。このサイクルがわれわれの目指すところなので、そこは特に前半の途中からはうまくいきました。後半もそのリズムの中で1点を取り切るというところが、まだこのチームの課題ではありますけども、前半の20分過ぎくらいからのリズムを忘れないようにしたいです。
セレッソ大阪
監督
パフォーマンス自体に関しては良かったと思います。ボックス内に入るまでは良かったですが、3点、4点と入ってもおかしくなかったところで、技術がまだまだ低いという感想です。多くの決定機を作った中で点が取れなかったことで選手もイライラしているでしょうし、僕自身もイライラしていますが、点を取り切れなかったことが今日の敗戦につながったと思います。 --いまの総括とも重なりますが、前半のチアゴ アンドラーデ選手の決定機や、後半ラストの場面など、監督として「それは決めてほしい」というシーンもあったと思いますが、ここ数試合、作ったチャンスと比較して得点数が伸びていません。もどかしい状態が続いていますが、どう乗り越えていきますか?ボックス内に入っていく、そこまでの形作りはよくできていると思います。リーグでも攻撃のスタッツは、いろいろな数字でトップに近い数字を残しています。当初、問題があった守備も改善しつつあります。今日もヴェルディさんのシュートは遠くからのシーンが多かったと思います。(チャンスのわりにゴール数が少ないのは)自信が不足しているのか、質をもっと求めないといけないのか、正直、1つの回答にまとめるのは難しい。攻撃面で特長を持っていた(本間)至恩のケガによる離脱も大きいです。至恩に関しては、ファイナルサードに入ってからの質を持っていたので、そこを失ってしまった中、ほかの選手に関しては、ファイナルサードに入ってからの質をまだ出し切れていません。そこでの技術を発揮することはトレーニングを重ねていくしかないと思います。 --今日に関しては、ルーカス フェルナンデス選手がいつもに比べて目立たなかったように思います。チームとしても、特に前半はサイドからの攻撃に難しさを抱えた印象も受けました。右SBを本職とする奥田 勇斗選手の不在の影響もあったとは思いますが、彼が欠場した理由は?勇斗は体調不良で出られませんでした。痛手にはなりましたが、(西尾)隆矢も良いパフォーマンスだったと思います。勇斗にはすぐ回復して戻ってきてもらうことが必要です。あとは、(中村)拓海もコンディション不良で練習できていません。今日、畠中(槙之輔)が戻ってきてくれたことは良かったですが、それ以上に不足しているポジションが多過ぎます。スカッドを見ても、人数が欠けてきています。でも、言い訳をしていられないですし、いまいる選手たちでしっかり戦って、質も求めていかないといけません。今日のルーカスに関しては、もっと相手の背後を取れるチャンスはあったと思います。そこをもっと意識してプレーすることが重要です。
--入りは良かったと思いますが、試合を振り返ると?入りは最近もずっと良いですし、それを継続して入れましたが、前半の真ん中あたりから相手のペースになってしまった。そこで押し返していかないといけなかったですが、今日に関しては(攻撃の)質も足りなかった。まだまだやらないといけないと思います。 --相手が守備を固めてきて、攻めにくさも感じました。そうですね。でも、もっとやりようはあったと思います。相手からしたら守りやすい攻撃になってしまった。もちろん、前半も後半も決定機的なチャンスはありましたが、そういうシーンで決め切れなくても、崩れないことも大事です。 --振り返ると、相手の時間帯と言えるシーンは20分頃から得点が入った33分ぐらいまでだったのかなとも思いますが、そこで崩れなければまた流れが来るというか、点を取れなくても崩れないことが大事でしょうか?そうですね。相手のペースになることもあるので、そこでしっかり耐えて、押し返してカウンターで怖さを見せれば、もっと相手の脅威になっていたと思います。前半の途中から少し後手になって、守備にパワーを使い過ぎて、前に出ていくパワーを出せていなかったので、そこは課題になりました。 --内容に結果がついてきて、流れに乗っていけそうな状態の中で、前節・FC東京戦、今節と勝利できず、再び踏ん張りどころが訪れた感もあります。ただ、ブレずにやることが大事です。決めるところを決めて、守備ももっと全員で責任感を持ってやれば違う結果になったと思います。連戦なので、すぐ次の試合も来ます。次に生かしていきたいです。
東京ヴェルディ
MF 40
新井 悠太
--得点シーンはあの辺にボールが来そうだなという感覚はありましたか。ヒジくん(翁長 聖)が高い位置を取って、そこからツナくん(綱島 悠斗)に落としてクロスというのも2回くらいありましたし、そこで自分は中に入って、ファーで余りが作れなかったというのもありました。得点のシーンはちょっと遅れて、ファーで余る形で合わせました。 --前節・川崎F戦のあとはクロスへの入り方を反省点に挙げていましたが、生かすことができましたね。そうですね。意識的にクロスに入ることとタイミングよく入ること、あとは前日練習で城福さん(城福 浩監督)に言われたことで、動き直しの面が自分たちには足りていないというのがありました。そこを意識して挑めたのが良かったかなと思います。 --守備面での自己評価はいかがでしょうか。シャドーの山見(大登)選手とうまく連係することができましたし、彼の守備のおかげで自分狙いも定めることができました。自分だけの個人的な評価はなかなかできないですけど、守備の評価で言えば最後のところの改善点はある中でも、良いほうだったと思います。
FW 11
山見 大登
前回は守備から入って、ああいう苦手な形の部分が多く出たというのがあったので、攻撃で背後を取りながら自分でチャンスをつかめればいいかなと思いながらやっていました。攻撃に重きを置けたからこそ、前からの守備に行けたのかなという部分はあります。 --前節・川崎F戦は“インアウト”での交代となって、城福 浩監督からアドバイスされたことはありましたか?川崎F戦が終わったあとに「ここで腐るんじゃなくて、またイチからやり直して絶対にチャンスは来るから」と言われていて、そこで「今週の練習からやっていけ」と言われていました。今週の練習でやれたからこそ、こういうスタメン(起用)があったと思うので、引き締め直して日頃からやっていくことが大事かなと思います。