終盤に明暗分かれる。運も味方につけた川崎Fが7試合ぶりの白星
川崎フロンターレ
監督
平日のナイターゲームにもかかわらず、20,000人を超えるサポーターの方に集まっていただき本当にありがたく感じます。(ACLEファイナルズが行われた)サウジアラビアにも1,000人近く来てもらい後押ししてもらい、この等々力では本当に選手たちが力をもらって最後の最後まで、いつも100%やっているつもりですが、今日のところは本当に100%を出せたと思っています。 立ち上がりのいらない失点だったと思いますが、前節(直近のJ1第16節・鹿島戦)のように得点を取ったチームが少し守りに入ってしまうわけではありませんが、自陣にブロックを組むというよくありがちな前半だったと思います。素晴らしいFKと、追加点を取ったのは終盤でしたが前半も何回か、後半も何回か、得点チャンスを作っていたので良かったと思います。今季はポストに当たる回数が多いなという印象を受けているので、どうにかならないかなという思いです。今日は勝てて良かったです。 --3枚代えの意図について。事前に決めていたわけではありません。ただ、前線の選手は点数を取ればノッて、もう1点、もう2点となるポジションですので、前半から点数を取れるかどうかというところで取れなかったですし、フレッシュな選手を入れて、前半よりも後半のほうが少しきっ抗したゲームになったのかなと感じていたので、そこを打ち破るという意味でギアアップというか、違う長所を持った選手で点数を取りにいくという考えです。最初から決めていたわけではなくて、最初から考えていたことです。 --特に前半はポゼッションで圧倒してパスも回っていた中で、山田 新選手がなかなかゴール前で絡めなかったように映りました。前半は(ベンチから)遠いほうのゴールに攻めていたのでよくは見えなかったですが、ポストプレーやポジションを取ることで違うところが空くというようなところを含めて、本人は得点を取れなかったですけど、十分チャンスに顔を出せそうな感じはありました。彼だけでなく、1トップというのは関わるのが非常に難しいポジションだと思いますけど、ゴールチャンスを迎えているということは関われていると考えます。10回中10回ではなく、2回でも3回でもゴールチャンスがあるということは関われているし、センターFWが良いポジションを取っているからほかのところを効果的に使えているということですね。本人が点数を取れていないかもしれないし、もっと点数が欲しいし、チームが複数得点で勝てていないことが多いので、そこは足りないところではあります。あと少し良くなればゴールを取れるし、チームも勝ちにもっていけると考えているので、いまやっていることを続けてもらいながら、精度のところは大事だと思うので、2本シュートを打って2点取るようなところは求めていきたいと思います。 --鹿島戦では悔しい思いをしたGK山口 瑠伊選手を今節も先発で起用した理由と今日の評価をお願いします。よくぞ、触れてくれました。非常に良いセーブでした。2回、終盤に素晴らしいセーブでチームを救ったと思います。それをなくして勝点3を積みたいですけど、現状ではああいうプレーもある中で勝てるのがチームの力だと思うので、それを期待しています。また、ほかのGKも良い準備をしてくれているので、いつ出てもいいプレーをしてくれると思いますが、「今日のところは山口が良いんじゃないか」とGKコーチと相談して、本人の状態、コンディションを含めて、彼をスタメンにしました。
横浜FC
--素晴らしいアシストでしたが、振り返って。チームの狙いどおりです。 --前半は、家長 昭博選手や脇坂 泰斗選手が落ちてきて、対応しづらそうな印象でしたが、どう感じていましたか。とにかく周りに人が多かったので捕まえにくかったです。とりあえず余らないように捕まえて、耐えるところは耐えようという話をしました。 --チームとしてこの敗戦をどう捉えますか。見ている人にとっては失点シーンだけ見れば「どうなんだ」と思うかもしれないですけど、じゃあボニ(ンドカ ボニフェイス)がこれまで何点防いでくれたんだというのもある中での今日のゲームです。彼だけの責任じゃなく、その状況を防げなかったチームの責任です。悔しいですけど、本当に切り替えてやるしかないです。
監督
アウェイとはいえ本当に近い場所ということもあって、たくさんのサポーターが駆けつけてくれて、本当に心強かったです。ただ、勝利という形で応えることができず、申し訳なく思っています。 試合の内容としては、選手たちが非常に積極的に入ってくれて、先制点を奪えたことは大きかったです。ただ、その後、相手の反撃の圧力をなかなか押し返せず、厳しい時間帯が長く続きました。それでも、選手たちは最後まで粘り強く守ってくれました。ただ、前半のセットプレーで追いつかれてしまった部分は、しっかりと反省すべき点だと考えています。 ハーフタイムでは「このままでは苦しくなる」と話し、守備から押し返していこうと選手と確認しました。後半は、前線からのプレッシャーや、そこから攻撃につなげる場面を多く作れたと思います。 ただ、やはりそういったチャンスをしっかり決め切るところや、相手が交代選手を含めて勝ちにきた中で、こちらもギリギリのところで粘ってはいたんですが、非常にもったいない最後の失点になりました。 とはいえ、あの失点はチーム全体で喫したものだと考えていますし、攻守両面で自分たちにまだ足りない部分があった結果の敗戦だったと、しっかり受け止めています。 この試合はもう戻ってこないので、残りの試合で1つでも取り返していけるようにしたいと思います。まずは、中2日で迎える(J1第17節・)湘南戦に向けて気持ちを切り替えて、全力を尽くしたいです。 --しっかり守ってからカウンターという形が見えましたが、J1で今季生き残っていくために、この形がいまベストだと考えていますか。守備だけでなく、もちろん得点を取らなければいけないという意識は十分にあります。前半に見られたような自陣に引いてしまう守備は、自分たちが本来やりたい守備の形ではありません。あれは相手との力関係や、その時間帯の流れの中で押し込まれてしまった結果だと感じています。 --ハーフタイムに守備の修正について指示はしたとのことですが、攻撃面について何か話をしたことはありましたか。相手陣地に入っていければ、自分たちはある程度チャンスを作れるという感覚は持っていました。だからこそ、まずは守備でどれだけ圧力を掛けられるかを1つのポイントとして置いていました。前まで出ていければ、これまで積み上げてきたことを思い切って出せるはずなので、そこは「迷わずやろう」と選手たちにも話しました。
川崎フロンターレ
MF 6
山本 悠樹
--前半に決めたご自身の得点シーンを振り返ってください。ACLE(リーグステージ第6節・山東戦)で決めたゴールと一緒と言ったらあれですけど、壁の位置とGKの立ち位置を見て、悟られないようにするのと、悟られなければGKのポジションがもう1歩、2歩くらい奥に行くと思ったので、準備の段階では完璧でした。あとは、あのコースを通すだけという感じでしたね。 --ゲーム自体も前半は良い流れでできていたと思います。横浜FCさんはしっかりとブロックを作って守られていましたけど、ボランチの選手が出てきたり、3バックのサイドが早めに捕まえにきたり、傾向を見ながら、ボランチを引き出したりCBを引き出したり、ポジションを変えながらいろいろと探れてやれました。チームとして良いポジションを取れてやれていたと思いますけど、立ち上がりの失点はいらなかったと思います。 --決勝点につながったパスについて。エリソンがああいうボールが得意なのは分かっていましたし、押し込まれていたので、全部ひっくり返したほうが良いかなという判断です。そういう判断をできるようになったことは成長かなと思います。
MF 14
脇坂 泰斗
ACLEから帰ってきて、この間の(J1第16節・)鹿島戦を落としてしまって、ここからのホーム4連戦で全勝してなんとか上についていきたいということだったので、勝てて良かったです。 --得点はセットプレーとオウンゴールでした。やり続けた結果、僕たちにとっては幸運なことでしたけど、それまでにやることをやって、しっかりとオウンゴールのシーンも詰めているとか、相手に圧を掛けられた結果がああやってつながるので、やり続けることの大事さによって自分たちでつかんだ勝利だと思います。 --ご自身としては、鹿島戦は欠場した中で今日は出場しましたが、欠場はコンディションの問題だったんでしょうか。ACLEの決勝で少し足を痛めてしまって、この連戦は無理かなと思ったんですけど、その後の検査とトレーナーの方の処置が良くて、1週間は治療に充てさせてもらって、2日、3日でゲームに向かいました。少し体力的には無理をしたところもありますけど、時間制限などサポートしてもらって、ピッチに帰ってくることができました。 ここから、本当に1つも落とせない試合が続きます。僕たちは優勝を目指していますし、ACLEで悔しい思いをして、その思いをリーグ戦やそのほかのタイトルにぶつけたいと思っています。また4日後に試合があるので頑張りたいと思います。