大きく影響した前半の3得点。伝統の一戦は横浜FMが制す
横浜F・マリノス
監督
たくさんのチャンスを作りましたし、素晴らしいゴールも生まれました。鹿島にボールを握られた時間帯はありましたが、相手もすごく良いチームです。その中でもポジティブな結果を得ることができました。選手たちが信じて今日までやり続けてきたことが結果につながったのだと思います。 --横浜FMの監督就任後、初勝利となりました。率直な気持ちを聞かせてくだい。ここ数週間言い続けていることですが、日々の成長を止めないことを伝え、今日までやってきました。ハードワーク、成長を止めない部分を今日の試合でも表現してくれて、うれしく思います。このタイトなスケジュールの中、しっかりと落とし込む練習はできませんでしたが、できることをやり続けた結果、勝利がついてきたのだと思います。 --27分までに3点取れたのが勝因だと思います。うまく試合に入れた要因は何だったのでしょうか。良いゴールで3点を取ることができました。ゴールだけでなく、サッカーも良いものでした。もちろん、このゲーム内容が完璧でないことも理解しています。結果を残したからすべて良いのではなく、勝った試合からも学び、次の試合に向けて成長につなげていきたいです。チャンスを多く作り、ハードワークもお見せできたので、もっともっと積み重ねてやっていくことが大事だと考えています。
鹿島アントラーズ
監督
まずゲームのほうはですね、本当に最初の立ち上がりの30分がすべてだったかなと思っています。やっぱり自分たちからアクションを起こせなかったこと。受けに回ったような形になってしまった。もう少し攻撃でも守備でも、スイッチや迫力を持ったものを出せば良かったですけど、そこが出せなかったのが自分のところの反省でもあります。ただ、前半で1点を返しましたので、前半の途中から、前半の間でも2点目を取れる状況だったと思いますし、また後半に向けても、前半の終わりのほうを考えれば、得点を重ねていかなくてはいけないシチュエーションだったと思います。チャンスがなかったわけではないですけど、そこはまだまだ。最後のところでより決定的なものを、もっともっと作り出さなきゃいけないと。そういう意味で今日は、攻守両方でもっと成長しなきゃいけない、そういうゲームだったと思います。 --序盤に先制点を許してしまって、相手に勢いを持たれてしまいました。自分たちから相手の良さを引き出してしまった印象もありますが?やっぱり得点のされ方が自分たちらしくないというか、軽いものが多かった。もちろん相手の戦い方もありますけど、目を向けるべきは自分たちのところかなと思います。そういうところをアラートにやって勝ってきたチームですので、それが連続失点をしてしまう、流れを止めなきゃいけないところで止められない。そういうものがこういう形になったと思います。そこは相手というよりも自分たちのところかなというふうには思っています。 --これで連勝が止まって久しぶりに敗戦からの準備期間になると思います。どういうメンタリティーを持って次の1週間に臨みたいとお考えでしょうか?もうやることは変わらないので、攻撃でも前節(・清水戦)よりかはいくつかありましたけども、もっと人をかけていかなきゃいけないというのもありますし、守備でももう1回、チーム全員でというか、切り替えの部分や、前から行くにしても、全体で迫力を持っていくと。攻守両方、1つずつ積み上げていくだけかなと思っています。
鹿島アントラーズ
--難しい試合の入りだったと思います。振り返っていかがですか?相手の順位がどうであれ難しい試合になることは予想できていました。自分たちより気持ちの入ったサッカーを相手のほうがしていたのかなと思っています。 --先に失点を喫したから難しかったのでしょうか?それとも試合前から難しさがあったのでしょうか?最初の3失点が早い段階であったので、どうしても追いかける展開になったことが試合を難しくしてしまいました。そういう意味では早い段階で試合が後追いになってしまったことが難しくなった要因だと思います。ただ、それでも試合は続くので、切り替えて次の試合へ準備しようと思います。 --これで10得点になりましたが?狙いどおりの点ではなかったですが、点を決めたことはうれしいですけど、試合の結果に結びつかなかったことが一番残念です。チームとして連勝を伸ばすという意味を含めて、良い流れを途切れさせないほうが自分のゴールよりも欲しかったものでした。やるべきことをして、しっかり次のゲームに備えたいと思います。 --得点のシーンは立ち上がろうとしたのでしょうか?正直、立ち上がろうとしたときに速いボールが来たのでできる限り反応しようとしましたが、突然の出来事でした。入って良かったです。
横浜F・マリノス
GK 21
飯倉 大樹
--30分の左手一本のセーブをはじめ、後半も数々のビッグセーブで勝利に貢献しました。最初に、サポーターがずっと負け続けていた中で応援してくれていました。今日もスタジアムにバスが入ったときの応援にすごく震えたし、ここで自分のプレーをしなかったら男じゃないと思っていました。「自分は何の意味で此処にいるのか」ということをこの4試合ずっと自問自答していました。そういった意味で結果につながったこと、それが守備やチームに伝播したことについては最低限、自分の仕事ができたかな、と思います。 自分がどんなプレーをしても勝たせることができれば、それで良しだし、良いプレーをしても勝たせられないのであれば、意味がありません。自分のプレーが良かったという評価よりは、90分間、みんなで守れて勝てたことが良かったと感じています。 --首位相手に挙げた1勝の意味をどう感じていますか。ここまで応援してくれているサポーターに対して、苦しいし、苦しかったけど、自分たちが先にあきらめてしまったら彼らに対しても申し訳ないし、クラブに対しても申し訳ないという気持ちがずっとありました。今日は自分がどうなろうととにかく戦うと決めてきたから、これをずっと続けて、チームが勝ち続けられるようにアプローチしていきたいです。 --鹿島相手だから非保持に徹することができたとも受け取れます。例えば、次節の相手である町田にも同じスタイルができるイメージはありますか。難しいですね……(笑)。確かに鹿島がしっかり保持するサッカーをしてくれるチームだったから、うまく守って、カウンターができた。勝つための手段としてはすごくクリアでした。だから次の町田や非保持のチームが相手のとき、自分たちが本来、どのようなサッカーをしていたかを思い出し、意識をやっぱり変えていかないといけません。これが良しではないと僕も思っていて、やっぱり意識を変えていくことが大事です。 1勝したことで、次の意識や、次の勝つためのマリノスのサッカーをする。マリノスのサッカーを風化させないためにも、この1勝で整理して、また自分たちがどうあるべきかを模索しながら、良いもの、悪いものをしっかり分けつつ、より良いものを出せるようにトライしていくことが大事だと感じています。
MF 25
鈴木 冬一
--チャヴリッチ選手を止めることが試合の大きなポイントだった中、見事なパフォーマンスでした。鹿島は前半からチャヴリッチ選手を起点に攻撃してきていましたし、高さも速さも重さもある選手なので、自分は先発ではありませんでしたが、もし自分が出たときにどう抑えようか、というのを常に考えていました。途中で代わって出てからも良いイメージのまま、試合ができたと思います。 --具体的に何を意識したのでしょうか。チャヴリッチ選手とか鈴木 優磨選手が僕のサイドに流れてきて、そこをロングボールで起点にしてくることは分かっていました。その中で前のウイングの選手と連係して抑えようと考えていましたし、1対1では縦突破が得意だし、そこからのクロスも非常にクオリティーが高いので、絶対にやらせないと意識していました。 --出場機会が限られている中、首位相手に素晴らしいパフォーマンスを見せられた手ごたえを聞かせてください。シーズン初めは数試合出してもらい、そこからケガをして長い間、離れてしまいました。その中でも腐ることなく、常に今日みたいな試合をイメージしてやってきました。特に今日はチーム全員が同じ方向を向いて90分通して戦えたので、同じことを続ければ、このような結果がついてくると思います。これを最低基準として、これから上昇できるように、また練習から良い準備をしていきたいです。