2025/6/1 (日) 15:03 KO
第19節
セレッソ大阪
C大阪
4
-2
清水エスパルス
清水
入場者数: 20,864人
天候: 晴|気温: 25℃|湿度: 41%
旅立ちの2アシスト。C大阪、北野とともに逆転勝利
セレッソ大阪
監督
アカデミーからトップチームを含めて、クラブにとって一番良い日になったのではないかと思います。パフォーマンスも素晴らしかったです。(開始)早々に失点して、そのまま終わってもおかしくなかったのですが、メンタリティーも成長していますし、自分たちのフットボールを信じる心も育ってきています。勝ちに値するプレーだったと思います。 --失点以降、攻め倒してつかんだ勝利でした。リーグ前半戦の最後を締めくくるにふさわしい勝利だったと思います。約半年間でここまで攻撃的なメンタリティーや戦い方を植えつけたことに関して、どのように思っていますか?こういう(攻める)内容の試合は何度もありましたが、勝ち切れない試合もありました。ただ、その中でもしっかりと自分たちを信じる気持ちが増している結果、こうして逆転で勝てたと思います。前からプレスを掛けて、奪って攻撃することで、自分たちの流れにもっていけましたし、今日はセットプレーでの強さを見せることもできました。全員で協力してつかんだ勝利ですし、(北野)颯太を良い形で送り出せたと思います。 --その北野選手ですが、PKこそ止められましたが、アシストが2つありました。パパス監督が就任されて、北野選手本人は「ターンをする回数が増えた。ターンを試みる回数が増えた」と話していました。今日の4点目は、まさに彼のターンから生まれました。この約半年間での技術面での成長をどう感じていますか?彼はチームのリーダーシップグループの1人です。若い選手ですが、責任感を与えたかった。オン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチの両方で成長させる狙いがありました。最後の試合だったので、リーダーシップグループの選手たちと話して、「今日は彼にキャプテンマークを任せよう」となりました。勇気を持って蹴ったPKだったと思います。プレーしていれば、外すこともあります。苦しい状況があったとしても、どう乗り越えるか分かっている選手です。感情的になって崩れてしまうのではなく、そういう選手ではない、というところを見せてくれました。そこからはい上がって、自分のプレーを出せたことは精神的な成長も感じます。シーズン当初から彼に求めていたのは、ハードワークすること、デュエルに勝つこと、前を向いてプレーすること、その3つです。「それができるようになれば、次につながるよ」とずっと話してきました。この(約)6カ月間、それをやってくれて、成長につなげてくれて良かったと思います。
清水エスパルス
監督
最高な形で試合に入れたにもかかわらず、自分たちから崩れて、自分たちで壊したゲームでした。われわれは、北野(颯太)選手を送り出すためにここへ来たのではありません。 当たり前ですが、4失点もしていると、勝てる試合も勝てなくなってしまいます。VARの判定に助けられたシーンもありましたし、この守備だと、もっともっと失点をしてもおかしくありませんでした。自分たちに矢印を向けて、より強度の高い守備をできるようにしなければなりません。 これで、負け越して(リーグ)前半戦を終えることが決まりました。得失点差もゼロ。このような試合を繰り返すと、残留争いに巻き込まれます。現実を見つめながら、残り19試合、まずは残留を決められるように、必死になって戦いたいと思います。 --どのあたりで「自分たちから崩れた」と感じられたのでしょうか?まずは何事もなかった、イージーなパスミスで流れを壊してしまいました。たった1つのパスでゲームが壊れる怖さを分かっていないのであれば、何回でも繰り返すことになります。たった1人の、たった1つのミスで、このようなゲームになってしまうことを、全員が認識しなければなりません。いつも言っているように、トライした結果のミス、ゴールに向かうミス、奪いにいくミスならば許容しますが、あんなミスは許されません。そういった緩さが出ないように、僕自身の選手への接し方も考え直して、またしっかりやっていきます。 --失点を含めて、セットプレーでピンチを迎える場面が多かったように感じますが、監督はセットプレーの守備面をどのように捉えられていますか?前節の神戸戦からセットプレーの失点が続いています。守備のところをどうするのか、この試合も見直した上で、今後に向けた工夫をしなければなりません。今日の試合に関しては、前日練習のタイミングで天候面のアクシデントがあり、満足な時間、トレーニングができませんでした。あらためて、「トレーニングって大事なんだな」と痛感しましたし、これを良い教訓にして、同じ状況に遭ったときに別の角度からアプローチできるように、われわれスタッフも次に向けてやっていきます。
清水エスパルス
--ご自身が決めた先制点は目の覚めるような一撃でした。正直、僕のゴールなんて誰も覚えていないんじゃないかと思っています。それほどまでの試合結果になってしまいました。 あのような位置でFKを蹴っているところをあまり見せたことがないので、皆さんにイメージはないかもしれませんが、個人的には、小さいときから、あのような位置から思い切り蹴って、長い距離のFKを決めることは得意としていました。試合の入りでしたし、「いけるかな」と思って。試合の前から、何かが起こりそうな雰囲気もありましたし、迷いなく蹴れたことが良かったです。 これまではアウェイで先制点を取れれば、試合を優位に運べていたので、自分のゴールが決まったときは「よし」と思いましたが、勝ちにつなげられなかったことが悔しいです。 --守備面ではルーカス フェルナンデス選手とマッチアップしましたね。警戒していたとおり、すごく良い選手でした。ただ、セットした状態での守備に関しては、そこまでキレイに崩されたシーンは少なかったと思っています。一方で、自分たちのボールの取られ方が悪くて、カウンター気味でルーカス フェルナンデス選手にボールを持っていかれた場面は多々ありました。自分たちの狙いどおりサイドで奪うことができれば、そこから自分たちの時間に持っていけたとも感じています。
(山原)怜音がすごいFKを決めてくれて、良い形で先制できたのですが、自分たちのミスから、相手にペースを握られてしまいました。反省しなければなりません。簡単にボールを蹴るのではなくて、つなげたのではないかと思うシーンも数多くありました。試合中に、ボランチの(宇野)禅斗に伝えたことでもあります。ただ、これはチーム全体の反省点として、もう一度やっていきたいと思います。 --83分から香川 真司選手が途中出場すると、何か言葉をかわされていましたね?「遅えわ」と伝えました。もっと早くマッチアップしたかったので。ポジションはボランチになりましたが、やっぱり彼はうまいですよ。落ち着いていますし、ボールの受け方、受ける場所も良くて、何よりも技術は相変わらずすごいなと感じました。 --チームとしては、これでリーグ前半戦が終了しました。良いところも、悪いところも出た前半戦でした。後半戦は良いところをもっと出せるようにしていきます。 振り返ると、些細なパスが雑なシーンはたくさんあって、そこは自分も伝えていかなければならないと思っています。練習の中から、1本1本のパスを大事にしなければなりません。 今日の試合は4失点してしまいましたが、これまで後ろの選手には何度も助けられてきました。全部が後ろのせいというわけではなくて、チームとして、プレッシャーの掛け方などを考えないといけない。 僕らは4点取られても、5点取れるくらいのチームになれるようにやっていくしかないと思います。
セレッソ大阪
MF 38
北野 颯太
--どのような思いで今日の試合に臨みましたか?これまでお世話になったクラブで、最後を良い形で、できれば自分のゴールでチームを勝たせたい、という思いで入りました。 --PKという絶好のチャンスが来ました。ご自身が得たPKだけに、キッカーにも名乗りを上げましたか?PKの機会があれば蹴りたいと思っていたので……練習します!(苦笑) --ただ、そこから引きずらずに、後半に2アシストを記録しました。これから先も必要なメンタルを発揮できたのでは?正直、このまま崩れるかな、と思ったのですが、なんとか(立て直せた)。ゴールで終わりたかったですが、最低限のパフォーマンスは出せました。満足はしていませんが、また1つ成長できたかなと思います。 --「最低限」とはいっても、随所に技術を見せました。2アシストも、スルーパスと、ターンして前を向いて前の選手につなげるプレー。技術が凝縮された2アシストだったと思います。こだわってきたプレーを最後に出せたことは?そうですね。あれは自分の形でもありますし、自分の特長が出たシーンだったと思うので、そのプレーだけを見れば満足はできるかなと思います。 --試合後はセレモニーもありました。感極まる場面もありましたが、どんな1日になりましたか?一生、忘れることはない日になりました。試合前から、試合中も試合後も、ずっと僕の応援歌を歌ってくれていたので、あらためて、このチームで良かったと思えた瞬間でしたし、本当に幸せな1日でした。
DF 22
髙橋 仁胡
--J1初ゴール、おめでとうございます。決まった瞬間の気持ちは?色んな気持ちが湧きました。うれしい気持ちが一番でした。このために毎日練習しているし、チームの力になるために頑張っているので。今日は、ちょっとだけでもチームを手伝うことができて、とてもうれしい気持ちです。 --CKではキッカーになることも多いだけに、CKからのヘディングゴールは珍しい?けっこう、珍しいですね(笑)。自分でも映像で見て、ビックリまではいかないですが、「ここにいたのか」と思いました(笑)。でも飛べるので。 --北野 颯太選手がPKを外したあと、すぐ取り返したという意味では、彼を助けたゴールにもなったと思いますが?みんなチームメートですし、外すこともあるので。チームメートで助け合うことが一番。自分がミスしたときも周りの選手が手伝ってくれますし、そのときは自分もありがたいと思っているので。颯太くんも、PKは外しましたが、その後はアシストを2つして、素晴らしいプレーを見せていました。颯太を助けたというか、颯太もみんなのことを助けてくれました。お互い、良いプレーができたと思います。