ホームの福岡は明治安田J1第23節・浦和戦が7月27日の開催となっているため、次のリーグ戦は7月21日の第24節・京都戦となる。つまりこの神戸戦が中断前最後の試合であり、ここで勝利を手にして気持ちよく中断期間に突入したいとの思いがある。ただし、神戸が簡単に勝てる相手ではないことも承知しており、金 明輝監督が「神戸は直近の5試合で一番勝点を取っているチームで非常に良い状態にある」と言えば、前節・新潟戦で1ゴールの紺野 和也も「神戸には代表クラスの選手がいて全員が個の能力が高い」とそのタレント力を大いに警戒している。
そんな神戸を相手にどういうところを押さえて試合に入るのか。金 明輝監督は「神戸はセットプレーからの得点も多いので、そこは1つの警戒ポイント」と言い、さらに「どこのチームよりもハードワークしている。ハードワークというのは単に走るだけではなく、頭をよく働かせているということ。そのあたりをどう抑えていくかも大事」と続ける。
CBの安藤 智哉は「神戸の前線は何度もプレスを掛けてくると思うので、その矢印を折るような良いはがし方をして、そこから僕らの前線に良いボールを入れられるかどうかは1つのポイント」と言い、紺野 和也は「神戸の攻撃はロングボールが多くなると思うので、そのセカンドボールの拾い合いの勝負が試合の流れを決めるポイントになると思う」とコメント。そうした複数のポイントでどれだけ神戸を上回れるかに注目しながらゲームを楽しんでほしい。
一方の神戸は、7月2日に第5節・広島戦、5日に第23節・湘南戦が控えており、この福岡戦は3連戦の初戦となる。過密日程となるここでどれだけ勝点を積み上げられるかは、今後の上位争いにおいても重要であり、特に初戦で勝って勢いをつけられるかどうかは大事。福岡には今季一度目の対戦で0-1。2021年以降、リーグ戦8試合を戦って7勝1分の“お得意さま”に敗れたこと、しかもオウンゴールによる敗戦の悔しさは、今節でのリベンジに向けた大きなエネルギーになりそうだ。
連戦のため神戸がどういう選手構成で臨んでくるかは分からないが、前節・川崎F戦での2-1の勝利に2ゴールで貢献した宮代 大聖の勢いは大いに生かしたいところ。宮代 大聖は昨季のJ1第14節で1ゴールを挙げて福岡を1-0で下す立役者となっており、良いイメージを持って今節に臨めるだろう。当然、福岡の守備陣の警戒度はマックスなので、ゴールを陥れるのは簡単ではないだろうが、勝負のカギを握る選手の1人になることは間違いない。
好調同士の対戦で連勝を伸ばすのは福岡か、それとも神戸か。
[ 文:島田 徹 ]


