止まらない町田。クラブ記録のリーグ戦7連勝&公式戦10連勝達成
セレッソ大阪
--試合に臨む前と戦い終えての心境は?気持ちとしてはいつもどおり入ろうと心がけました。(町田には)ヨドコウで負けている(J1第13節/1●2)ので、今日は勝ってサポーターに勝利を届けたい気持ちで臨みましたが、完敗でした。 --入りを含めて、前半は町田の勢いを受け過ぎたというか、少し重かった印象でしたが?そうですね。もっと僕のほうから裏返すキックを蹴ることができれば良かったですが、あまり効果的に出せず僕自身もミスが続いてしまい……。相手には高い選手もいますし、競り合いで負けて良いところに落とされて、後ろ向きにプレーすることが多かったです。相手の良さが出たことでセットプレーやロングスローも続いて、自分たちにとってはリズムが出にくい試合になりました。 --前半の中で流れを変えることは、今日に関しては難しかったですか?そうですね。失点ゼロで進めていければ後半のような展開になるとは思っていたのですが、立て続けに2点を決められてしまった。チームとしてもずっと失点を喫しているので、僕も含めてそこは課題です。GKである以上、止めてなんぼなので、練習から意識していきたいです。 --アウェイチームの一員として町田と戦った感想は?雰囲気は異様でしたね。最初の5分、10分は圧力を感じました。ただ、もっとセレッソもできたのではないかと思います。
FC町田ゼルビア
監督
8月はタイトな日程の中で試合をしていますが、ACLEの対戦の組み分けも決まりましたし、ますます身が引き締まる気持ちでいました。私が監督に就任してから、J2では6連勝から7連勝目を達成できていませんでした。その中で今回も鬼門になるだろうと思っていましたし、簡単に手にすることはできない連勝記録だと捉えていました。選手たちには何度も同じことを繰り返しながら緊張感や危機感を高めるような働きかけをしてきました。試合の中では強調してきたことを終始実践することや試合の中でも修正を繰り返しながら戦えてこそクリーンシートがついてくるということを認識しながら、選手たちが忠実に聞いたことを実践してくれたことに感謝をしたいと思います。またこの暑い気候の中、約12,000人の観衆が詰めかけてくださった結果、勝利を勝ち取ることができました。この連勝は皆さんの熱い応援が原動力になった結果です。皆さんの応援に対しても感謝の気持ちを述べさせてください。ありがとうございました。 一度ゴールネットを揺らしたにもかかわらずVARサポートの末、あとちょっとのところでのオフサイドの判定ということで不運な面もありましたが、その中でもナ サンホが先制点を決め、追加点もオフサイドギリギリの場面で林 幸多郎が仕留めてくれました。難しい局面の中で一歩前に出られたこと、また特に2点目は、われわれのいまのチーム状態を表しているかのようです。 後半に関してはおそらく相手が前からボールを奪いにくるだろうし、攻勢を仕掛けてくるだろうという想定をしていました。ただ、その中で早めに3点目を取りにいくというよりも、前節の神戸戦と同様に後半の飲水タイムまでは2-0というスコアで推移し、その後は交代選手の起用も交えながら、さらにギアを上げていくという整理が選手たちの間でもできていました。また、クリーンシートを保ち続けられることにいまの町田の強さがあるのではないでしょうか。後半の立ち上がりに何本か危ないシーンはありましたが、谷 晃生が“らしい”プレーで守ってくれたことがわれわれの勇気となり、力となりました。あのようなファインセーブが出て3点目につながった側面があります。日常の選手たちの積み上げというものが試合の中で出ていることを選手たちも認識できていると思います。 次(J1第30節)は中3日でG大阪戦となります。またホームゲームですが、相手とも試合間隔の状況は同じです。タイトな日程の中でもわれわれの強さを発揮できるように、しっかりとマネジメントしていきます。 --前半の立ち上がりから相手が引いてきた中で2点を取りました。データ上、相手が前から来ることも想定していましたが、その場合は背後を使うことによって間延びする状況を作れますし、前線のブラジル人選手たちは攻め残るタイプですから、そもそも間延びする状況になるだろうという想定はしていました。相手がミドルプレス気味の出方をしてきたことによって、われわれとしてはボールを持つ状況を作れましたし、その中でサイドから進入できるだろうとも思っていました。またポケットからの攻略も可能だろう、良いクロスを上げられるだろうとも考えていました。さらにチームにはナ サンホや相馬 勇紀ら縦突破やカットインも可能な選手たちがいるため、そこでの優位性を選手たちが理解し、慌てずに試合を運べたことが前半の2点につながったと思っています。中盤に中山(雄太)も入っていましたし、特に前半はとても良い試合運びができました。 --試合の終盤にネタ ラヴィ選手を起用しました。いろいろな思いを抱えて町田に加入した選手ですし、これまでガンバさんで主力選手として活躍していたとはいえ、試合の中でうまくバトンをつないでいく形を使っていかないと試合勘は衰えていくと思っています。ただ、連戦の中でボランチの選手を代えながら、良い形で戦えることは選手層という意味でもプラスの材料です。いかに彼を起用し、コンビネーションを確立させていくことや町田の一員であることを自覚させてサポーターの皆さんとともに戦っていくんだということを示す意味でも、何分でも起用したいと考えていました。試合に出ていた時間帯はわれわれコーチングスタッフが伝えていた指示を忠実に実践してくれた印象を持っています。
セレッソ大阪
監督
町田さんに「おめでとう」と言いたいです。勝利に値する内容だったと思います。入りが僕らの予想していたものではなかったです。受け身過ぎたところ、ボールを持っているときの判断も悪かったです。相手の強みとしてデュエルで負けるシーンが多かったですし、そこで流れを持っていかれた。そういう試合になりました。ただ、後半は良い反応が見られました。3つ大きなチャンスもありました。試合展開として1-2に持っていけたら違う試合にできたと思います。1点を取れば何かが変わる試合でしたが、相手に3点目を決められて流れを持っていかれました。相手はボックス内でのシュートも強かったです。 --ひと言で言えば、「町田が強かった」という試合になりましたが、特に残念だったのが前半の戦い方です。ボール非保持の際は田中 駿汰選手が後ろに落ちて、3バックないし5バックで対応しました。両サイドのミスマッチを防ぐ狙いもあったと思いますし、過去に3バックで勝利した試合もあるので、一概にシステムの問題ではないと思いますが、結果として下がり過ぎてしまい、自分たちの良さがまったく出ない内容になりました。この戦い方を選択した理由となぜ前半のような内容になってしまったのかを教えてください。相手の陣地に関しては、いつもどおりプレッシャーを掛けようとはしていました。ただ、掛かっていようがいまいが、相手はロングボールを蹴ってくるのがスタイルです。(後ろを)5枚でそろえて(サイドに)振られたときに、すぐ相手のウイングバックに対応できるようにすることが狙いでした。(相手は)大外に余る選手がいるので、振られたときに対応することが狙いでした。いつもであれば自陣でもっとアグレッシブな守備をできるところが、今日は受け身に回ってしまった。(1失点目は)相馬(勇紀)選手のクロスをチアゴ(アンドラーデ)がクリアミスしたところもありましたが、それにしても相手のFWに(自分たちのDFが)4枚いる状況だったので、受け身に回り過ぎてしまいました。そこが前半は大きかったです。前半はボールを持ったときも良くなかったなと。ボールが入ったときに収められなかった。相手のプレスを受けてそこでボールを奪われてしまいました。正直、後ろが3枚でも4枚でも5枚でも変わらなかったなと(苦笑)。それを使ってどう戦うかが問題で最終的にデュエルで勝つか負けるか、そこが大きく響いた試合になりました。 --試合前には「さらに基準を上げないといけない試合になる。自分たちのフットボールをしながらも、しっかりセカンドボールを拾うこと、デュエルでの強さを出すことが大事」という言葉もありましたが、やはりその部分で劣ってしまったことが結果に大きく反映されましたか?その部分に関しては、彼ら(町田)はそういった選手をリクルートしているということもあると思います。優勝を狙うチームを作りたければ、そうした選手をしっかり集めて落とし込む作業が必要になると思います。
FC町田ゼルビア
FW 10
ナ サンホ
--貴重な先制点は会心のシュートだったのでは?もっと良いゴールを決められたのではないかなと思っています。“ワンダーゴール”はいつでも決める自信はありますからね。個人もチームも乗っていますし、これからも勝ち続ければリーグ優勝というタイトルにも近づけると思っています。 --序盤に望月 ヘンリー海輝選手がゴールネットを揺らした場面はVARサポートによって得点取り消しとなりました。ただ、気落ちしそうな状況でもチームとしてのエネルギーを出して、先制点につなげた印象です。チームとしては1-0で勝つパターンが多いですが、アグレッシブに戦っていくことはいつも考えていることです。前から相手にプレッシャーを掛けていけばチャンスを作れると思っていましたが、そうすることによってシュートチャンスをゴールにつなげることができました。
MF 31
ネタ ラヴィ
--試合終盤の途中出場で町田デビューを果たしました。実際にピッチに入った際は、選手たちが100%以上の力を発揮していました。その中で、交代出場で町田デビューを果たし、スタジアムの雰囲気から私を歓迎してくださっていることが伝わってきました。とてもうれしい気持ちになりました。皆さんのことを幸せにしたいという気持ちになりました。今月はたくさん試合がありますから、しっかりとした準備をした上でチームの力になりたいです。今日出た時間帯の中では自分の力の限りを尽くしてプレーしたつもりです。 --自分のプレータイムの中で意識していたことは?リードしている状況でしたし、クリーンシートに貢献したい気持ちでしたから、そのために全力を尽くしました。最後のほうには前に出ていくチャンスはありましたし、出るからにはチームを勝たせる働きをしたつもりです。