終盤にC大阪が押し込むも。白熱の関西対決に勝者は生まれず
セレッソ大阪
監督
サポーターにとっては良い試合だったと思います。両チームが勝ちを目指して最後まで戦いました。互いに違うスタイルのフットボールをぶつけ合った試合になりました。試合を通して、「自分たちがやりたいことを出そう」といった部分はすごく良かったと思います。(神戸の)セットプレーで耐えることもできました。神戸さんのスタイルとして、ロングボールを入れて、そこからのセカンドボール、セットプレーが強みです。99%しっかり守ったのですが、1%で失点につながってしまった。ただし、前節(・町田戦)の試合で出せなかった部分、表現できなかった部分は、今節見られたと思うので、そこは評価したいと思います。 --今節の先発はフィジカルや高さを重視した選考にも見えました。先ほど話された神戸の強みに対抗する狙いもあったのかなと思いますが、今日の先発を選択した理由について教えてください。その答えの一言目としては、前節の後半に出た選手をちゃんと評価してあげたい、という思いもありました。また、1週間を通してトレーニングでも見せてくれました。後ろに構えてサッカーをするのではなく、自分たちからボールを動かして表現したいサッカーがありました。今日はそれを表現できつつありましたが、最後に決め切るところはまだまだ課題になったと思います。 --開始早々にプレスを受けての被決定機がありましたが、得点シーンでは後ろからつないで相手をはがし、フィニッシュまでつなげました。後半もパスをつないでカウンターから決定機を作りました。前節できなかったC大阪のスタイルを王者・神戸相手にも出せたという評価でしょうか?そうですね。ただし、自分たちは再三チャンスを作った中で、(2点目を)決め切れなかった。逆に神戸さんは後半1回のチャンスをエリキ選手が決めた。その差は大きくありました。僕らができることは、さらにチャンスの数を増やすこと。そういう展開を増やすことを、これからもやっていきたいと思います。
ヴィッセル神戸
監督
試合の入りから前半自体は悪くなかったのですけど、そこで自分たちが得点を決められなくてそこから相手にワンチャンスを決められてしまったなという前半でした。後半に関しては自分たちもゴールを取るというところの質とパワーのところでの交代をして、その2人がしっかりとピッチで結果を残してくれました。ただ、後半は少し前がかりになってカウンターを食らうというか、両ウイングの戻りが遅くなってというシーンがあったので、そこはチームとしてもう1回、修正しないといけないです。ただ、最後まで勝ちたい気持ちが出たゲームだったと思いますし、この(勝点)1をポジティブに捉えて、自分たちは残り10試合なので、その10試合をすべて勝つつもりで一試合一試合に臨んでいきたいです。 --質とパワーでの交代という大迫 勇也選手とエリキ選手ですが、点を取られたことで早めに手を打ったのでしょうか?そうですね。自分のプランよりは少し早い投入にはなったのですけど、後半45分あるほうがより得点は入るのかなと考えて入れました。 --策がすぐにハマって同点となりましたが、徐々に相手にリズムをとられた印象です。相手も奪ったあとに前だったり、背後を狙ってきた中で、少し自分たちの戻りも遅かったですし、そういう部分で何度かピンチがあったと思っています。 --立ち上がりにハイプレスでうまくハメましたが、徐々に外され、失点はそのハイプレスを外されてからサイドを変えられる形でした。ただ、後半もしっかり前からプレッシャーを掛けるなど、良いも悪いも出た印象です。ハイプレスの評価について教えてください。試合前から何度かは外されるというのは相手もそういうサッカーをしているチームですから、そこは想定内ではありました。失点シーンで言うと、外されたあともう一度、ジェアン(パトリッキ)が1人で行ってしまったので、そこを全体が、ブロックに斜めに全員が戻れば、ルーカス(フェルナンデス)選手の中への進入はなかったと思います。そこはチームとしての反省点ではあるのですけど、良い部分もたくさんありました。やはりボールに行かなくなると自分たちがリトリートになってきて持たれると思うけど、そうなると自分たちの良さは出ないです。自分たちもそんなにリトリートして我慢できるチームではないので、しっかりと行くけど外されたら戻る。今日はそこの失点のところは(反省が)出たかなと思います。
ヴィッセル神戸
--4月のJ1第9節・新潟戦以来の先発出場でした。長かったですね。まだコンディションもしっかり戻っていないので、先発で80分手前まで出られたことは自信につながりますし、出るからにはしっかり得点やアシストで貢献しないといけないので、もっと精度を上げて自分にもプレッシャーを掛けていかないといけないと思っています。 --前半はご自身が後方からボールを引き出す役割に見えました。本当で言うなら(宮代)大聖やハル(井出 遥也)のところで引き出せれば良かったけど、少しロングボールも多くなったことで僕が引き出さないといけない場面が多くなりました。その辺ももう少ししっかりとすり合わせたいし、相手にワンチャンスを決められて失点を喫しているので、前半の早い段階で僕らが決め切るべきだったなと思います。 --あらためて5月の腰の手術から長かったと思いますが、戻って来られた心境について。ここからやらないといけないと思います。ここまでうまく戻れるのは想像していなかったので、もう少し時間がかかるのかなと思っていましたし、だからこそ、長くチームに迷惑をかけてしまったぶん、これからは結果で返していかないといけません。自分にもプレッシャーをかけて、また3連覇を目指して、自分の力も必要になってくると思うので、とにかくここからはチームのために数字もしっかり気にしていきたいです。 --コンディションがまだとのことですが、どれくらいの感覚でプレーをしましたか?行く気にはなっているけど、それこそ4カ月半ぶりに先発をやって、脳の怖さがどこか少し残ってしまっています。ずっと痛い中でやっていて、痛みが出たときの怖さ、そういうのを払しょくしないといけません。今日はそれが出なかったので1つ殻を破れた気もしますし、だからこそここからはもう1個レベルを上げて、ギアを上げて、相手の脅威になれるプレーを出していかないといけないと思っています。
--対面の本間 至恩選手の動きが良く、苦しめられた印象です。彼にボールが入るときに、彼にとって良い状況で入ることが多かったです。その対応で後手を踏んだ感がありました。 --最後の最後は精度のあるボールは入れさせない意識で食らいついていました。本当に最後はみんなが体を張っていたし、戻るところでしっかりと戻っていたので、問題はそこまではなかったと思います。ただ、もっと自分たちの時間帯を作りたかったなというのはあります。 --直近のJ1第30節・広島戦はアンカーで先発出場し、今節は右SBで先発しました。SBに関しては何回もやっているし、慣れてはいるので特に難しいところはなかったです。 --ゲームの感触は?自分たちのチャンスもありましたし、そこを決め切るのが大事かなと思います。 --激しい上位争いが続きます。まずは勝点3が欲しかったのはもちろんですけど、『1』を取れたことをポジティブに捉えて、次は勝点3を取れるようにやっていくだけです。 --次節・横浜FM戦は扇原 貴宏選手が累積警告のため出場停止です。アンカーやSBなどフル回転が期待されます。選手としてたくさん試合に出られることは幸せなことだと思っています。ただ、試合に出るだけではなくて、もっと自分の存在価値というものを示していかないといけないと強く感じています。
セレッソ大阪
MF 8
香川 真司
--得点場面は多くの選手が関わって崩したゴールでした。振り返ると?良い崩しでしたね。良いスタートを切れたので、勝ちたかったです。 --右サイドで作って左に展開し、中央に折り返す良い連係が見られたが?もっと深めたいですし、それができるクオリティーがある選手はいるので。満足してはダメですし、今日も2点目、3点目と取らないといけなかった。もっとできた、という感覚しかないです。 --前節・町田戦で悔しい負け方をした中で、今節は最後まで互角以上に渡り合いました。そうしたチームのリバウンドメンタリティーについて。王者・ヴィッセル相手に(やれた部分もあったが)、彼らも過密日程で万全ではなかったと思います。必ず勝てるチャンスはありました。僕たちのホームですし、良いサッカーをしたではなくて、勝たなくてはいけなかった。それに尽きるかなと。やっぱり引き分けは、個人的には悔しいです。でも何かしらの理由はあるわけで、それをクラブとして突き止めていかないといけない。こういう試合を勝てるようにならないと。悔しいですね。
MF 10
田中 駿汰
--互いのスタイルをぶつけ合った好ゲームでしたが、振り返ると?チームとしては手ごたえがあった試合だったと思いますが、内容的には勝たないといけない試合だったので、もったいなかったなと思います。 --2点目を取れるチャンスもあったということですね。そうですね。僕にもチャンスはありました。ただ、2点目を取れないにしても、あの失点は防がないといけなかった。相手はああいうシーンを作って得点につなげることは分かっていたので。相手の狙いにまんまとやられたなという部分で、防がないといけなかったです。 --前節・町田戦から改善できたところは?シンプルに球際の部分ですね。そこで負けなかった。前節の町田戦ではそこで負けて相手に主導権を握られた。今日はそこで勝てていたので、前半のようなゲームになったと思います。後半も決して負けていたわけではなかったですし、自分たちの形も作れていました。その中で追加点を取ること、失点を喫しないこと、それが今日の反省になりました。