町田のホームに乗り込んだ前節、C大阪は0-3で敗れた。守備時は後ろを5枚に可変させ、相手のウイングバックに対応する“町田対策”を施すも、立ち上がりからディフェンスラインが低く重い入りになると、8分、町田にネットを揺らされる。ここはオフサイドの判定でゴールが取り消されたが、22分に先制を許すと、42分には2失点目。前半、C大阪が放ったシュートは2本。攻守に圧倒された45分となった。選手交代も行い、普段の戦い方に戻した後半は、入りの15分で3つの決定機を作ったが、いずれも決め切れずにいると、79分に途中出場のオ セフンに決められて3失点目。まさに「完敗」(香川 真司)と言える内容で敗戦を喫した。
今週、オフ明け初日の練習後、アーサー パパス監督は「前節の前半は求めていた姿ではなかったが、それは自分に責任がある。町田のことを警戒し過ぎた。そうではなくて、自分たちに矢印を向けて戦っていきたい」と自戒を込めて話した。井上 黎生人は「前半は(ディフェンス)ラインが低過ぎた。(守備時に自分たちの)ウイングバックを外に押し出せず、僕とシンさん(畠中 槙之輔)と(田中)駿汰が真ん中で固まってしまった。試合中に修正しないといけなかった」と振り返り、今節に向けては「アグレッシブに前から守備をするのがセレッソの良さ。前線にも素晴らしい選手がいるし、SBも攻撃が持ち味の選手が多い。そうした選手を生かすためにも、真ん中の選手が勇気を持って押し上げることが必要」と修正点に言及した。
また、「前節は球際でも負けていた。そこで負けたことが悔しい」とは中島 元彦。1対1のバトルでも劣勢を強いられたことがもう1つの敗因だっただけに、今節はデュエルで負けないことが求められる。「神戸もそこをウリにしていると思う。そこで負けないようにしたい。中盤でファイトする姿はチームの士気も上がると思うので、(自分が試合に出れば)ファイティングスピリットを見せて盛り上げていきたい」と吉野 恭平は今節を見据える。
神戸はシステムこそ町田と異なるが、個の強さを前面に押し出す姿勢、ロングボールを入れたあとにセカンドボールを拾い、攻撃を仕掛ける戦い方は同じ。ホームに戻ってJ1王者とぶつかる今節は、C大阪にとって前節の反省を生かしたい一戦となる。
対する神戸は第24節終了時点で首位に立つも、そこから町田、横浜FCに連敗して6位に降下。ただし、20日に行われた広島戦で3試合ぶりの勝利を収め、2位に浮上した。この試合では開始から前への推進力を全開に、前半は優勢に進めた中で、再三の決定機を日本代表GK大迫 敬介に止められてしまう。57分に佐々木 翔が退場し、数的優位に立ってからはむしろ広島に押され気味だったが、87分にCKからオウンゴールを誘発して先制。土壇場で広島ゴールをこじ開けることに成功した。激しいバトルを繰り広げた一戦から中2日でのアウェイ連戦。コンディション的には厳しい今節だが、首位再浮上を目指し、チーム一丸でアウェイに乗り込む。
[ 文:小田 尚史 ]


