序盤にPK失敗も、勝ち切った清水。京都は猛攻実らず、後半戦初黒星
京都サンガF.C.
監督
何試合ぶりに負けようが、連敗して負けようが、負けというのはやっぱり悔しいものだなと思います。今日は清水さんという守備の堅いチームに対して、前半は少し工夫が足りなかったところをハーフタイムで修正して、後半はそこを突いていけたというところで言うと、そんなに悪い試合ではなかったと思います。最後のところがなかなか決まらず、決定的なチャンスでも清水さんのゴール前で体を張った守備をこじ開けられなかった試合でした。90分を通して、選手は目的と勝利の意味を履き違えないで戦ってくれました。こういう試合を取っていかないと、最後のところで上へ行けないと言われる側面もあると思いますけれど、今日の試合、自分たちが相手の懐に入ることを怖がっていた試合ではなかったです。清水さんの堅い守備を称賛することが、今日の試合の総括かなと思います。 残り8試合になりましたけれど、どのチームも出場停止やケガなど、そのときにいるベストメンバーで勝利に向かっていけるチームが、おそらく最後に良い形でファイナルのところを迎えられると思います。そこへ向かって、良い意味で切り替えて、3日後の試合に向かっていきたいと思います。 負けはしましたけれど、選手たちはファイティングスピリットを持ってやってくれました。最初にPKを取られたことも含めて、まだまだ立ち上がっていく、われわれのファイティングポーズをとらなきゃいけないなと、あらためて思った試合でした。 --本当に悔しい敗戦となりましたが、連敗しないことが大事になります。その状況で次節、中2日というスケジュールで迎える町田戦へ向けての思いを聞かせてください。今年は連敗が1回しかありません。負けたときも勝ったときも、すぐに切り替えて次へ向けて良いコンディションを作っていくのがプロとして当たり前のことだと思います。いま置かれている状況が上位だから、下位だから、というのは関係ない。これだけのお客さんにスタジアムへ来てもらえる中で、(次節もホームゲームとなる中で)今日のリベンジをしなきゃいけないと思っています。精神的にしっかり切り替えていくこと。やれる練習は限られるかもしれないけれど、その中でも良い準備をしていきたいです。
清水エスパルス
監督
(清水の)ホームでサンガにやられた中で、首位を走るサンガのホームに乗り込んで、われわれがどういうプレーを見せるのか、われわれの価値をどう示すのか。このアウェイの地まで3,500人以上のサポーターやファミリーが駆けつけてくれて、われわれの連勝を、首位の京都さんを相手にホームでの借りを返すんだという空気感をものすごく作ってくれました。そして選手たちがそれに応える。ウォーミングアップのときから、しっかりとしたメンタリティーと「やってやるんだ!」というギラギラした目を持ちながら、ゲームに入りました。 開始早々にPKを取れたという非常に狙いどおりの入り方ができた中で、それが残念ながら失敗した中でも気を落とすことなく、このアウェイの地で、このスタジアムの空気感の中でも、堂々と最後の最後まで戦っていました。最後に押し込まれる時間帯はありましたけれど、そこも全員で粘り強く戦う。それは交代選手も含めてです。ピッチに立てなかった選手も最後の最後まで声を出して、ピッチにいる選手たちに声援を送っていました。この一体感みたいなもの、粘り強さみたいなものを持って、3日後には(次節・)浦和戦があります。最大限のリカバリーをして、ホームで浦和を相手に、アウェイでの借りを返せるように、全員でやっていきたいなと思います。 選手たちが素晴らしい野心と己の存在価値、アイデンティティーを示した、素晴らしいゲームだったと思っています。 --首位の京都を相手に、ずっと練習してきた形から得点が生まれました。サイドの深いところを取って、クロスからの得点。練習どおりの得点だったと思いますが。本当にトレーニングどおりというか。「こういう崩しをしよう、こんなふうに次は戦おう」という話をした中で、そんなに数多くのトレーニングはできない中でも、選手たちはそれをしっかりと意識して、この公式戦で体現してくれました。それはめちゃくちゃ難しいことですけれど、それを常にいつも反応よくやり続けてくれる、出し続けてくれる。だからこそ、今日みたいな得点が生まれたと思います。ただ、それでもまだ1点だと思っています。いつも言っていますけれど、これを3点、4点、5点と取れるように、もう一度われわれの攻撃力がよみがえるように、よりゴール前の崩しのところでアイディアを持ちながらトレーニングしていきたいなと思います。 --これだけテンションの高い試合で、途中出場の高木 践選手や矢島 慎也選手が絡んで得点を取りました。いつでもいける準備を常にしてくれているということ。ピッチに入る前に「こういうプレーをしてほしい」ということを伝えますが、それがすぐにできれば、みんな世界へ行きますし、とんでもない選手になっていますけれど、それを体現できるだけの頭の賢さとメンタリティーとプレー精度を持っている。われわれにはそういう選手がサブにいてくれるという心強さみたいなものが、選手層の厚さみたいなものがあり、こういうゲームになったと思います。首位の京都さん相手にも交代選手を含めて、全員で勝ち切れる。今日はPKを失敗したゲームでも勝ち切れました。サッカー専用スタジアムでなかなか勝てないという課題がありましたけれど、それすら克服して、この首位の京都さんを倒したという、われわれにとっては非常に大きな大きな価値のある勝点3だったなと思っています。
--ケガから復帰して約4カ月ぶりの出場でした。本当にうれしいです。このときに向けてしっかり準備してきましたし、しっかりトレーニングしてきたので良かったです。勝てなかったのは残念ですけれど、フィジカル的なところは見せられたのかなと思っています。 --追いかける展開で投入されましたが、意識したことは?アタッキングサードのところですね。負けていたので、そこへ入っていかなくちゃいけないと思いましたし、できるだけ前でプレーすることを意識しました。チャンスも作れたと思いますが、ゴールにつながらなかったのは残念です。 --今日の清水のように自陣で人数をかけて守る相手からゴールを奪うためには、どんなことが必要だったと思いますか?まず、難しい試合になることは分かっていました。相手も良いチームだったので、そういう予想はできていました。自分たちはけっこうシュートを打てていましたが、相手のGKが良いセーブもしていたと思います。こういう結果になってしまうこともあるのかな、という試合だったと思います。
清水エスパルス
こういう大事なところで決めたいというのはずっと言っていることなので、その1点が取れてうれしいです。ジェラ(住吉 ジェラニレショーン)のパスも良かったと思うし、(高木 践の)背後の取り方も良かったと思います。あそこに入っていくことは、チームとしての狙いではあります。その回数を増やそうとしている中で、前節(・新潟戦)もああいう形で(山原)怜音がオーバーラップしていました。そういうシーンをもう少し増やしていけば、シュート数が増えていくと思う。まだまだいけるな、と感じています。 --後半のシュートは矢島選手の1本だけでした。そこの課題や反省点は?1つじゃないと思います。チームとしての(ボールの)動かし方とか、どうやって(相手陣へ)進入していくのかというところから大事だと思うので。あとは自分がパスを出して(北川)航也が抜け出したシーンも、シュートといえばシュートだと思うので、ああいうシーンを増やしていけば、得点がもっと入る形になると思います。 --フリーでシュートを打つことができました。「チャンスになったら(ゴール前へ)入っていけ」と言われていました。もう1人のボランチとのバランスを見ながら、自分が入っていくのか、リスクを考えて自分が残ってバランスをとらないといけない場面もあると思います。あのシーンはジェラが背後にパスを出した瞬間に践からボールをもらおうと思って、走っていました。ボランチの位置からあそこへ入っていくのは良い形だと思います。 --2試合連続の1-0で連勝となった。無失点で終えられていることはポジティブに捉えていいと思います。相手の得点を取っている選手がいなかったのもあるとは思うのですけれど、無失点で終えなければ自信にはつながっていかないと思うので。そういう意味ではゼロで終えられたこと(は良かった)。あとは点を取るチャンスをもっと増やしていかないと、面白いサッカーにはならないので、そこはチーム全体で共有したほうが良いと思います。
あまりシュートが打てていない試合展開だったので、自分が入ったら攻撃参加をすることを意識しました。 --サイドを深くえぐってクロス、という形は練習でも取り組んでいましたが。それはありましたけれど、あまり練習でうまくいったことはなかったんです。でもクロスが狙ったところへ行って、その質を(矢島)慎也くんも「完璧」と言ってくれたので、すごくうれしかったです。 --クロスを上げる前に、サイドの奥のスペースを取れたことが大きかったと思います。相手選手が自分のことを見ていないなと思ったので、ジェラくん(住吉 ジェラニレショーン)にボールが入った瞬間に動き出せばパスが来るかなと思って動き出したら、すごく良いボールが来ました。あれはジェラくんに感謝したいなと思います。 --チームとしても首位を破った。勢いに乗る上で大きな1勝かなと思うが。少しでも上へ食い込んでいくためにも、このアウェイの試合はすごく大事だったと思いますし、連勝することがすごく重要だったと思うので、本当に良かったです。
京都サンガF.C.
FW 14
原 大智
こっちにもチャンスがあった中で、相手が少ないチャンスを決めたという試合でした。チャンスはあったので、最後のところかなと思います。 --チームとしては11試合ぶりの敗戦となりました。まあ、いつかは負けるので。今回が負けた試合になったんですけれど、残り8試合あるので、今日の敗戦を良いほうに捉えられるように、次で勝ちたいなと思います。 --再三チャンスはありましたが、そこを決められませんでした。一人ひとりの実力、決定力がなかったのかなと思います。間違いなく大きな戦力がいない中での試合で、みんなで力を合わせて勝ちたかったんですけれど、これも自分たちの実力だと思います。また切り替えて、頑張りたいです。 --今後に向けて。決して下は向いていないです。明るい気持ちで、ここから前へ進んでいけたらいいなと思います。Jリーグは本当に(チームの強さの)差がないです。一試合一試合、京都のサッカーをして勝っていくことかなと思います。
MF 16
武田 将平
曺さん(曺 貴裁監督)からは、守備で危ないところを埋めるのはいつもどおりやること。攻撃でちょっと単調になっているというか、つながりが薄いところをうまくつないでほしい。走るところやボールを引き出すことをやってくれ、と言われて後半から入りました。相手を動かすことができれば、前線の選手が空いてくるなという狙いはあったので、そこは意識してゲームに入りました。 --実際に後半は攻撃が良くなり、チャンスが増えた印象でしたが。押し込むシーンは多かったんですけれど、最後のところでちょっと単調になってしまった部分もあったと思います。ピッチの中でやりながら、なんとか修正できれば良かったんですけれど……。そこは最後にゴール前へ転がってきたボールを仕留められないところも含めて、自分の力不足だったなと思っています。 --失点シーンはマークについていくべきでしたか?僕自身はそう思っています。(福岡)慎平のところでイレギュラーなところがあったので、ついていくべきでした。そういうところも含めて、力足らずだったなという責任は感じています。
MF 6
ジョアン ペドロ