スキッベ采配的中。交代選手がゴールに絡み、広島が逆転勝利
サンフレッチェ広島
監督
町田のようにフィジカルの強い相手とやるときは、たくさんシュートのチャンスを作れるかと言ったらそれは難しくて、戦わないといけない試合だったと思います。 0-1にされたあと、自分たちは前から圧力をさらに掛けられるようになって、シュートチャンスというところまでは行かなかったですけど、たくさんCKが取れたりFKが取れたりということが起こりました。その結果、得点することができました。もちろんああいう形で最後のほうに逆転して勝利した、ラッキーな勝利だったと思いますけど、自分たちが最後の最後まであきらめずに勝利を目指して戦わなければ、そういう勝ち方はできないと思います。 今日、勝点が同じ相手に勝つことができて、彼らより上に行くことができたことをうれしく思います。 これから次のルヴァンカップ(プライムラウンド準決勝)の横浜FC戦に向けて準備するんですけど、代表の選手が2人(大迫 敬介、キム ジュソン)いるので出られません。それでも2試合を通してしっかりと勝ち切って決勝に進みたいと思います。 --広島は町田にとって勝てない相手になっていますが、対戦するごとに町田をどう感じていますか?本当に大きな差はないと思っています。すごくいつも均衡した試合になりますし、点差に関してもそれほど大差ないのが現状だと思います。(J1は)20チームとも素晴らしいチームだと思います。ただ、その中で今日のような相手だとサッカーのところよりも戦うところがどうしても前面に出されると思います。今日の相馬(勇紀)選手のゴールは本当に素晴らしかったと思います。今日に関しては本当に最後の最後にセットプレーで勝たせていただいたという形です。 --町田に対して何が上回ったと思いますか?セットプレーの部分が挙げられると思います。CKの数がどれくらいだったか分からないですが、町田で試合をしたとき(J1第1節/2○1)も(荒木)隼人がギリギリでクリアしたシーンもありましたし、今日の試合に関してはセットプレーで上回れたと思います。 --スタジアムのサポーターの力をどのように感じましたか?ウチの選手と同じように最後まで戦った、全員でつかんだ勝利だったと思います。
FC町田ゼルビア
監督
試合全体を振り返ると、非常に悔しい結果という一言に尽きると思います。前半からゲームプランどおりにやりたいことを実践できていましたし、広島さんがやりたいことをうまくやらせないようにすることは、9割方うまくいっていました。ただ、(広島に1-2で敗れた)開幕戦と同様に、1点をリードした展開の中で、交代選手を含めて、やるべきこと、やってはならないことを整理し、もっと頑なにやれたことがありました。勝負のアヤやキワの場面で甘さが出ました。だからこそ、こういった結果が待ち受けていたと言えます。広島さんは負けている展開でも、このJ1で上位に君臨し続けているチームとして、勝負強さがありますし、最後まで勝負を捨てない姿勢は、われわれJ1で2年目のチームとの差です。微妙な差がこの結果を生んだと言えるでしょう。反省点を改善しながら、また一段と強くなっていかないといけません。またこういう試合でも勝ち切れるチームにならなければなりません。 ケガ人も多く出ていますが、誰が出ても勝てるチームを作っていかなければならないとあらためて感じました。リーグ戦ではあと5試合、またACLEも続きます。そして天皇杯ではあと2つ勝てばタイトルの段階まで来ています。気持ちを切り替えて、こういったゲームを勝てるように、またチームとしてまとまって取り組んでいきたいです。 --両サイドの主導権が握れている中で、増山 朝陽選手はACLEリーグステージ第2節・ジョホール戦に続くスタメン出場でした。林 幸多郎がケガをした影響もありましたし、増山も次第にチームへ順応してきたため、100%ではない林を起用するのであれば、増山をスタートから起用したほうが良いだろうと判断しました。まだできたかもしれない……と見えてもいたため、難しい交代にはなりましたが、増山を90分起用したほうが良かったかもしれないという後悔もあります。ただ、そうは言っても後の祭りですし、逆に増山をあれだけ起用できるメドが立ったことは今後の明るい見通しとなりそうです。そういった材料をポジティブに捉えていきたいです。 --結果的にセットプレーから追いつかれ、逆転のPKも与える形になりました。守備側のエラーなどはあったのでしょうか。同点ゴールに関しては、ストーンの頭を越えたところでヘディングで決められる形になりました。あそこにフリーで打たせたことや周囲との連係の中でGKも前に出られたのでは、とも思います。ストーンの配置、相手がどんな対応をしてきたか。映像を振り返って検証したいと思います。
FC町田ゼルビア
--チームとしては悔しい逆転負けとなりました。いまの心境はいかがでしょうか?相当気持ちも入っていましたし、良い準備もできていました。個人としてのプレーがどうこうではなく、結果にこだわった中で勝点はゼロに終わってしまいました。苦しい敗戦です。広島さんとは同じ勝点だったため、負ければ下に行くし、勝てば上に行けるという中で、チームとしての結果が伴わなかったため、とても残念な気持ちでいっぱいです。全員がこの試合の意味を分かって入っていました。相手の良さを出させないようにしていましたが、最後の最後で自分たちの弱さが出てしまったので、まだまだだなと思います。 --相馬 勇紀選手が挙げた先制点を導く形となりました。パスを出した場面を振り返ってください。ボール奪取から1人をかわして、勇紀がいたので、早めに使ったほうが彼のストロングポイントが生きるだろうと早めに配球しました。勇紀がよく決めてくれました。予測の中でボールを奪えて、それが結果につながって良かったです。
--最終的にチームとしては悔しい結果になりました。いまの率直な心境は?絶対に勝とうと選手たちの気持ちも入っていました。確かに相手のクオリティーは高かったですが、うまくロングボールを使いながら、前半から五分五分の勝負に持っていけていました。その中で先制点を取れたにもかかわらず、この結果はとても悔しいです。勝点3を取りこぼした試合になってしまったので、余計に悔しいです。 --先制点は見事な左足でのゴールでした。決め切れたことが良かったです。前(寛之)選手がボールを奪ったときに一瞬首を振って、中野(就斗)選手がどれだけ後ろから来ているかを把握したことがゴールのポイントです。早く戻ってきているのが分かったので、早く判断しなければと、縦に持ち出す良い判断ができました。
サンフレッチェ広島
MF 30
トルガイ アルスラン
--いまの気持ちを聞かせてください。この前の試合はチャンスを決め切れなかったけど、「ゴールを決める」と言っていたでしょう。今日、決められて良かったです。 --PKはすごく緊張するシーンだったと思います。ご自身が蹴るという思いでしたか?そうですね。本当に集中するだけでした。自分は決められる自信があるので、本当に自信を持って決めました。 --奇跡のような勝利だったと思います。(キム)ジュソンのゴールも、自分がブロックをしてジュソンがフリーになるようにという話もしていましたし、外で見ていたことを生かして(途中出場で)中に入ったらなんとかチームに貢献したいと思っていたし、お互いに助け合うことができて良かったと思います。長い間、試合ができなかったけど、こうやって帰ってきてゴールを決められて良かったし、これからもたくさん大事な試合があるので、監督に「自分がここにいるよ」というのを常に見せてチームに貢献できるようにしたいなと思っています。
DF 37
キム ジュソン
--CKからの得点シーンを振り返って。自分は守備の選手なのでゴールを決めるとなるとセットプレーのところになりますし、菅(大輝)選手のクロスも良かったですし、トルガイ(アルスラン)選手もしっかりとブロックしてくれてフリーの状況を作ってくれたので、ゴールになって良かったなと思います。 --ゴールが決まったあとはユニフォームを脱いじゃいましたね。ここに来てデビューしてから、オウンゴールだったりPKを与えたり、不運も重なっていた。チームの助けになりたかったんですけど、それができていなかった気持ちもあって、それで感情が爆発して服を脱ぎました。37番を皆さんに見せて、こういう選手がいるんだよというのも見せつけたかったです。 --サポーターはすごく名前を呼んでくれました。すごく良い気持ちでした。 --期待して起用してくれたミヒャエル スキッベ監督に応えられたなという思いも?ずっと期待に応えたかったですけど、守備の選手なので得点への欲というよりかは、無失点で終えてチームを勝たせないといけない役割だと思っています。今日は失点をしてしまったので、またそれを生かして無失点で終えられるようにやっていきたいなと思っています。そうしていくことで監督、チームメートからの信頼を積み重ねていきたいと思っています。