徐々に訪れ始めたチャンス。しかし、ゴールには結びつかず
FC町田ゼルビア
浦和レッズ
監督
前半は両チームともあまりチャンスが作れない、という形できっ抗していたと思います。CBとダブルボランチの間のスペースをイサーク(キーセ テリン)と(渡邊)凌磨が使う狙いがありましたが、うまく使うことができませんでした。オギ(荻原 拓也)がペナルティーエリアでボールを受けたシーンはライン間を使ったあとのプレーでしたので、皆無ではなかったのですが、そういう場面が少なかったと思います。その場面での荻原の判断はドリブルではなくパスになってしまいました。 ハーフタイムにそういった映像を選手たちに見せ、(マテウス)サヴィオと凌磨のポジションを入れ替えました。サヴィオはトップ下からライン間や脇のポケットを使うという狙いを持って起用しましたが、後半は改善されていたと思います。攻撃は後半の立ち上がりから改善されていたと思いますが、最後のところの判断が不十分な状況が多かったと思います。例えば、サミュエル(グスタフソン)からサイドの荻原にパスを出すとかシュートを打つ判断が足りなかったと思います。 もちろん、無得点だったこと、勝てなかったことに関しては満足していません。ただ、町田のゾーン1の守備が非常に良かったと思います。町田に対してチャンスを作るのは簡単なことではありません。ストライカーを(小森)飛絢に代えたり、(中島)翔哉を投入したりしてチャンスを作ろうとしましたが、翔哉は本日、非常に好調だったと思います。パスも良かったですし、左足のシュートは非常に惜しかったと思います。 後半は改善されたものの、無得点に終わり勝つことができませんでした。満足はしていませんが、アグレッシブな姿勢を見せ、ゲームコントロールしていた、守備で相手を抑えたところはポジティブだったと思います。町田のストライカーとシャドーは非常に強力ですが、マリウス(ホイブラーテン)とダニーロ(ボザ)が良い仕事をしてくれました。相馬(勇紀)、藤尾(翔太)、(ミッチェル)デューク、オ セフンなど、Jリーグでも最も強力な攻撃陣に対して、マリウスとダニーロは非常によくやってくれました。また、ヒロ(石原 広教)と交代で入った(長沼)洋一も良かったですし、オギも守備で頑張っただけでなく攻撃的にもプレーしていたと思います。最後のところでパスを出すという判断ができていれば、飛絢のチャンスになっていたかもしれません。 --前回の町田戦では相馬選手にダブルチームで対応していたと思うが、今回していなかった理由は?やっていることは前回の対戦と同じです。相馬がSBに来ればボランチがサポートに行くというところです。カットインをされたら、シュートやクロスというオプションを持っていますので、そういうプレーを制限するためでした。 --チャンスは作っているが、リーグ戦では9月から1点しか取れていない。ゾーン3でのオートマティズムがあまり発揮できておらず、その瞬間の選手のアイディアに見えるが。プレーの自動化というのはある程度できていると思います。ただ選手の特徴を考えると、例えば(金子)拓郎やサヴィオは1対1になったら本能で仕掛けるものを持っていますし、そういったものを私は制限したくないと思っています。 --前節・横浜FM戦の後半からサポーターの応援が止まっており、今日も横断幕が出ていたことについて。サポーターの方々の気持ちはよく分かります。そして、サポーターの方々と一体になってこそ、浦和は成功を収めることができると思います。
FC町田ゼルビア
--0-0で勝ち切れなかった試合をどう受け止めていますか。ここ最近は無失点の試合をできていることは大きいですが、Jリーグでは得点力不足になっているので、チームとしてどう点を取っていくか、それが課題です。個人という面では、なかなか良い形でクロスを上げさせてもらえなかったですし、その中でもクロスを上げ切ることもやっていかなければなりません。また中に進入していくコンビネーションの形も増やしていきたいですし、攻撃がちょっと単調になっているので、改善の余地があると思います。 --ACLEリーグステージ第3節・上海海港戦では相馬 勇紀選手との連係面が光っていました。浦和戦での手ごたえは?相手にうまく対応された面もありますが、コミュニケーションをとりながらもっと改善できる面もあると思います。お互いの良さを引き出しながらもっとやれたと思うので、連係面を向上させていきたいです。
監督
0-0という結果だったため、守備に関してはチームのコンセプトやプランどおりにやるべきことを遂行してくれた印象です。ただ攻撃面に関しては、前半からチャンスがありながらゴールが遠かったです。無失点で試合を進めながら、1点、2点を取って勝つという町田のサッカーを、特に攻撃面は追求しないといけないと感じました。アウェイの地まで約2,500人のファン・サポーターが集まっていただいた中で勝利を届けたかったですが、それができずに残念です。まだリーグ戦は続きます。今後は改善点をチーム内で共有しながら、またクリーンシートで勝てるようにチームをマネジメントしていきたいです。 --リーグ戦では2試合連続無得点という結果です。攻撃面で足りないことは?普通にシュートを打たせてもらえないというゴール前の厳しさはありましたが、セカンドボールを回収することや、ゴール前で数的優位の状況はあったと思います。例えば藤尾(翔太)から(ミッチェル)デュークにパスを出したシーンを引き合いに出すと、1.5メートルくらい先にパスを出せばシュートを打てる場面で、足元にパスを出してしまうようなシーンもありました。最後は個人の面でストーリー性を持った中で適切な判断をすることを含めて、質を高めていくこと、そして仲間のためにパスを出せないとゴールはできません。チャンスはありましたし、仲間がイメージしているところにパスを出すのは大事なことです。確かにJ1という厳しいステージを戦っている影響はありますが、自分自身が向上していくしかないです。守備はしっかりと律しながら実践できていますが、攻撃は水物でもあります。もう一度、チーム内で課題を共有しながら、改善する必要があります。 --他会場と浦和戦の結果によってリーグ優勝の芽がなくなりました。現実的に優勝はかなり難しいと分かっていましたが、シーズン当初は5位以内を掲げていましたし、今後はその中で少しでも順位を上げていくことがミッションになります。われわれはまだJ1で2シーズン目ですし、今後向上させるべきポイントは見えています。その点はクラブとも話をしながら、またもう1段階、チーム力を上げられるように、クラブをまとめていくことは自分自身への課題でもありますから、現実を見ながらマネジメントをしていきたいと思います。
浦和レッズ
DF 5
マリウス ホイブラーテン
--相手の前線、特にオ セフン選手を前回に続いて抑えていた。僕の仕事を遂行するまでです。サイズも体力もあるストライカーなので、自分のフィジカルを普段より数%上げていかなければいけません。相手に得点させなかったのは個人的に満足しています。 --サポーターから横断幕が出ており応援も止まっていたが、どういったことを感じたか。もちろん、サポーターが歌っているときとそうではないときは違いを感じます。サポーターは彼らがやるべきことを、行動したいようにするべきだと思います。そこはリスペクトします。毎シーズン、彼らは素晴らしいサポートをしてくれているので、われわれがしっかりと向上して証明しなければいけないと思います。 --ホームゲームは残り1試合となるが、どのような姿を見せたいか。次のホームゲームまでまだまだありますので、まずは次の(アウェイで行われる)サンフレッチェ戦に集中したいです。もちろん、われわれは常に勝利のためにピッチに立っています。それがわれわれの役割なので、残り試合もそのような意識を持って挑みたいです。
MF 14
関根 貴大
--前節・横浜FM戦からの立て直しが大きなテーマだったと思うが、その点から試合を振り返ると。今日の内容はあまり良くなかったですし、チャンスも作れなかったので、立て直せたとは言えないゲームになってしまったと思います。 --無失点には抑えた。何本かはありましたが、相手にチャンスを作らせず、(こちらに)チャンスもないようなゲームになってしまったなと思います。 --相手のサイドが強力なので、後ろの石原 広教選手や長沼 洋一選手があまり上がってこられなかったと思うが。ただ、前から行かないとボールは奪えないと思っていたので、自分が中山(雄太)選手にプレッシャーを掛けるのは意識していましたし、飛ばされた場合は時間があるので、ヒロ(石原)や洋一とコミュニケーションをとりながら対応しようと話していたので、そこまでピンチは作らせなかったと思いますが、もうちょっと前から行けたら。ボールを奪うところまでは行けなかったので、そこの強度はもうちょっと必要だったと思います。 --相手の守備も堅かったと思うが、もう一工夫できたと感じる部分はあるか。相手を押し下げる作業はもうちょっと必要だったと思いますし、そこからのカットバックは狙っていたのですが、そこまで行けずにという状況が続いてしまいました。ボランチ2枚が下がっていて、蹴ってもセカンドボールを拾えない状況もありましたし、そこがちょっとズレていても拾えないので、そこの意思の疎通とかがもっとあったほうが、ゲーム展開も含めてもっとラクに運べたかなと思います。 --前節の後半に続いて、サポーターの応援が止まっていたことについて。(横断幕の)メッセージにあった『プレーで示せ』というのはそのとおりだと思いますし、それに値するプレーができなかったなと素直に思います。