僅差のゲームを制した鹿島。首位の座を守って最終節へ
東京ヴェルディ
監督
今日来てくれたサポーターと一緒に喜びを分かち合いたかったですけども、なかなか今季は、その回数が多くなかったなと思います。選手がやれることはやりました。攻守において、いまの力を出せたと思います。結果は私の責任です。 --失点シーンは個人のミスもありましたが、そこにつながる流れというのもありましたか?1つ言えるのは、相手のミスを得点につなげるクオリティーがある鹿島さんと、やれることをやっていまの自分たちの力をすべて出して0-1で負けるヴェルディ。これがすべてだと思います。 --山田 剛綺選手が約9カ月ぶりに復帰しましたが、彼のこれまでの努力や今日見せてくれたものをどのように見ていましたか?彼が(開幕から)4試合目(J1第4節・G大阪戦)で大きなケガをして、僕らが連敗スタートしたあとの3試合目(第3節・町田戦)は本当に彼の存在が大きかったし、去年もチームが苦しくなったときのカンフル剤としての彼の役割は非常に大きかったです。その存在がいなくなったということが、これほど苦しいのかと。自分たちで展開していける選手たちばかりじゃなかったので、彼のようにチャンスが来たときにすべてを出し切れるような選手は本当に貴重だなとあらためて彼が離脱したときに感じました。メディカルが献身的なサポートをして、思いのほか早く復帰することができたというのは、彼の努力とメディカルチームのクオリティーだと思います。もちろん彼が入ったということはチームに勇気を与えますけども、彼が復帰してすぐメンバーに入るということは、それだけ前線の選手の層を厚くできなかった。これはもう僕の問題です。
鹿島アントラーズ
監督
本当にプレッシャーのある中でのゲームでしたけども、最後はやっぱり、ファン・サポーターの声援に守備の部分でも助けられましたし、最後に走って点を取りにいくところも本当にそういうものに助けられたなというゲームだったと思います。 選手のほうは、やっぱり見えないプレッシャーというかそういうものが非常にあったのかなというようなゲームだったと思います。スタートこそ、前へ前へというイメージがありましたけど、途中からヴェルディのゲームになりましたし、その中で慌てることなくしっかりと自分たちのやるべきことをやって、最後どのタイミングで仕留めにいくか、というところは選手が非常によく共有してくれたと思います。途中から出た選手はしっかりとゲームに入って流れを変えてくれた、しっかりと締めてくれた。本当にチーム一丸となって、難しいゲームでしたけども、勝利をするという1つの目標に向かってやってくれたなというふうに思います。 もうここからは次のゲームに切り替えて、しっかりと頭を持っていきたいと、そういう思いでいます。 --前半に2本のシュートを防いだGKの早川 友基選手について。本当におっしゃるように素晴らしかったと思います。あそこで失点をしていたら、大きく流れはヴェルディに傾いていたと思いますし、もしくは、そこで自分たちがやらなきゃいけないというふうになったのかもしれないですけど、それでは遅いので。やっぱりしっかりと(失点)ゼロでいけたということは(良かった)。本当は前半から自分たちがリードしたかったですけども、ちょっとそことは程遠いゲームになってしまったと思います。そういう意味では、そういうゲーム展開になっても、しっかりとゼロでいけたというのは、ハヤ(早川)のスーパーセーブもありましたし、我慢強く、最後、ボールが吸い込まれるような形になったのは、やっぱり経験とかそういうものが大きかったかなと思います。本当にゲームを締めてくれた選手だと思って感謝しています。
立ち上がりは少し押し込まれてしまった中で失点をしなかったのは評価できると思います。鹿島と前半戦で戦ったとき(J1第2節/0●4)は20分で2失点してしまったので、そこを乗り越えられたというのは成長したのではないかと思います。 --初めての古巣戦を終えた心境はいかがですか?特別な時間でした。試合が終わってみたら、負けて悔しくて泣いているのか、すごく感情的になっていてよく分からない感覚になっていました。それで終わってみて(選手たちと)話をすると普通にいつもの鹿島の選手だし、ヴェルディの仲間たちだし。でも、試合をして自分の中でスッキリしました。鹿島からこっちに来て、自分の中では(サポーターに)逃げたと思われているんじゃないかというのをすごく感じながらヴェルディでプレーしていました。 ケガもありながらですけど試合に出られている中でも、どこか心の中で自分は鹿島でもっと何かができたのかなとか、(鹿島の)選手たちと一緒にやっていたらどうなっていたのかなというのを思う時間もありました。けれど、今日ピッチに立って対戦して、自分の道は間違っていなかったと思いましたし、順位こそ違いますけど、自分も選手として彼らとやれるなという感覚はあったので、そこのモヤモヤがなくなりました。 --選手紹介では鹿島サポーターにブーイングを受けましたが?聞こえていなかったので、良かったです。逆に終わったあとに挨拶に行ったらブーイングされるのかなと思っていました。(東京Vが)負けてしまっているので、心を広く迎えてくれたのかなと。それも含めて涙が出てしまいましたね。(選手紹介で)ブーイングされていたのは良いと思います。むしろ東京Vが勝ってブーイングされたほうが、鹿島のサポーターに認めてもらえるのかなと思ったので、もっと成長した姿を見せたいです。
鹿島アントラーズ
今日に関しては時間もありましたし、1点取れるチャンスはあるんじゃないかなと思っていました。そこまで気負うこともありませんでした。圧力や迫力をチームに持たせられるのが自分の武器だと思いますし、1つ走ることで相手に圧力を掛けられますし、1つ仕掛けられるのもイヤだと思う。監督からも「チームが悪くても個で行っちゃえ」と言われていたので、そこはスムーズに入れたかなと思います。 --得点場面について。相手のミスからでしたけど、荒木(遼太郎)がしっかり良さを出してパスを出して、レオ(セアラ)が抜け出して。鬼木(達)監督がよく、「足が速いんだから、思い切り走って詰めれば得点が増えるよ」と言っていたので、なにかあるんじゃないかと思って思い切り走って、良い具合にこぼれてきて、触りたいと思ったら触れたので。 --このカードに対する思いは特別だったのでは?高卒で鹿島に入って、(アウェイでの)古巣対戦というのは初めてでした。半年でしたけど、ここで過ごした時間は皆さんが想像する以上に大きなものがありましたし、城福(浩)監督だったり、スタッフの皆さん、選手が自分にもう一度サッカーの本質と向き合わせてくれた。その中で恩返しができたんじゃないかと思います。
MF 71
ちょっとホッとしている部分もあるのですけど、今日は今日で切り替えて次に向けてやっていこうかなと思います。 --入って早々に1つ決定的な仕事をしたことは大きかったと思います。そうですね。レオ(セアラ)の動き出しが良かったので、こっちはパスを出しやすかったですね。 --相手のバックパスに対して足元で受けていましたが、駆け引きがあったのではないですか?いや、ビックリしちゃって。「えっ」ってなって。相手もいなかったのでちょっと戸惑いましたけど、そこからは前を向いて、レオが見えたので、そこでパスを出しました。 --その前のチェイシングを含めて気合いが入っていましたが?やるべきことはハッキリしていたので、試合に出る前から自分の中で整理してできていました。
東京ヴェルディ
FW 13
山田 剛綺
--まずは復帰おめでとうございます。ひさびさの試合はいかがでしたか?ありがとうございます。楽しかったです。この雰囲気、この観客の中でできたことが一番うれしかったです。 --歓声もひと一倍大きかったですが、感じるところはありましたか?試合に入ってからは集中していたので、あんまり聞こえていなかったですが、アップのときには(チャントを)3回歌ってくれて、それで戻ってきたなといううれしさがありました。ピッチに立ってたくさんの人に恩返ししようと準備しました。 --ピッチに入る際はどんな感情でしたか?もうワクワクが勝ちました。久しぶりの試合で、かつ首位の鹿島さんと試合ができることは滅多にないことなので夢の舞台でした。代表に選ばれている選手から点を取るのがどれだけうれしいかというのは計り知れないものがあると思います。そこに挑むチャンスをいただけたので、すごく楽しかったです。
FW 27
白井 亮丞
ボールを触ったら自分のプレーはできたので良かったですけど、ゴール前でパスを出したシーンは後悔というかミスをしてでも自分でやり切るべきだと思いました。 --横にパスを出してしまったのは慎重になってしまったからでしょうか?横に出せばソメくん(染野 唯月)がそのまま振り向きざまに左足でシュートを打てるなと思っていました。その選択肢を思いついた瞬間にそれに決めつけてしまいました。自分で行く選択肢があのときの頭の中に少なかったので、意識的に変えていかないといけないと思っています。 --投入直後には積極的なシュートもありましたが。最初はまず一発打とうというのがあったのでシュートを打ちました。うまくいかないときは守備から入ろうと思っていて、今日はうまくいっていなかったわけではないですが、守備は絶対に必要なので、積極的に行ってファウルになった部分は切り替えつつ次に向けてやっていこうと思います。
DF 4
林 尚輝