有終の美を飾ったのはスキッベ・広島。得意のセットプレーから逆転勝利
サンフレッチェ広島
監督
Jリーグの中でも素晴らしい試合を最終節でもできたと思います。対戦相手は降格が決まっているとは思えないようなチームだったと思います。どのチームの監督さんも素晴らしい仕事をしていると思います。今回の湘南の監督さんに関して言えば、限られた中で、それから毎年毎年良い選手を取られてしまうという状況の中で、本当に毎年良いサッカーを展開している素晴らしい監督だったと思います。 今日は、本当に最後の最後で逆転できました。それもホームで逆転できた。なかなかシーズン中はホームで逆転できるような試合は少なかったんですけれども、今日はそれができたことをうれしく思います。それからこの4年間、本当に素晴らしいチームワークで、素晴らしいサッカーを目指して選手たちがやってくれたところが本当に良かったと思います。 4年前にこのチームを引き継いだときと同じように、できるだけ良い形にして次の監督に渡していきたいと思っています。今日はケガ人が出なくて良かったと思いますし、しっかりと2日休んで、次の(ACLEリーグステージ第6節の)上海申花との試合に向けて、良い準備をしたいと思います。 --失点を喫したあとに菅 大輝選手とヴァレール ジェルマン選手を入れた理由と評価をお願いします。彼ら2人は特長を存分に発揮してくれたと思います。菅ちゃんに関してはクロスの精度。それは今日も得点につながりましたし、ヴァレ(ジェルマン)がヘディングが強くてうまいことは誰もが知るところだと思います。そういった自分の良さを短い時間でしたけれど、しっかり発揮してくれた。素晴らしかったと思います。 --サポーターが素晴らしい雰囲気を作ってくれ、試合前にコレオグラフィーを作ってくれました。ファンに対しては、今日に限ったことではなく素晴らしいサポートを受けていると感じています。それからファンだけでなく、この街の人、それから支えてくれたスタッフ、クラブ関係者、全員からいつもサポートを感じています。もちろん選手も含めて。それゆえにここまで4年間頑張ってこられた部分があったと思っていますし、そういった人たちのためにも、まだACLEの試合があります。できるだけ最後の最後まで良い形で、良いサッカーをやりたいと思っています。
湘南ベルマーレ
監督
もう本日のゲームというよりも、感謝しかないです。勝つために選手が頑張ってくれましたし、点も取って残り10分。そこはもう自分のマネジメント不足、力不足。そんなゲームでした。選手にも申し訳ないことをしたなと。ただ、しっかりと自分たちの表現しようとするところは出せたと思いますし、これからそれをもっともっと磨いていかないといけないというのも分かったゲームでした。 アウェイにもかかわらずたくさんのサポーターの方たちには、毎試合そうですけれども、本当に感謝しかないですし、選手にもそうですし、クラブにもそうですし、スタッフの人にもそうです。感謝しかないです。もうそれを伝えたいと思います。 --本当に最後の試合ということで、選手には試合後にどんなお声をかけられたでしょうか。申し訳ないというのと、やっぱり感謝しかないので。ただ、今年を象徴するゲームだったというところをしっかりと自分の中に向き合うポイントとして持って、次に向かってほしいという話はしました。サッカー選手として、どれだけ時間を大事にできるかというか、向き合えるか。自分も選手を長いことやらせてもらったので伝えました。それが自分に良くも悪くも返ってくるという話もしましたし、感謝と、残留できなかったという悔しさと、僕から申し訳なさというのは伝えました。サッカー選手として、サッカーに携わる者として時間を大事にしてほしいというのは話しました。 --強い広島に対して、決して引けをとる戦いではなかったと思います。そういう試合を勝ち切るために必要なことは?もう単純だと思います。今日の失点の仕方。いらないファウルであったり、マークのサボりではないとは思うのですけど、そういうちょっとしたことを、本人だけじゃなくて周りの選手も含めて持たないといけないというのはすごく感じますし、自分の責任だけじゃなく、それをチームとしての問題点にしないといけないと思います。今日はCK2本でやられたんですけど、CKにするまでの経緯であったりをしっかりと見つめ直していかないといけない。今年はその作業をしながらのゲームになることが多かったんですけど、そこを修正し切れなかった。あとは個人のところでの改善というのも間違いなく必要なので、ごめんなさいということではなくて、しっかりと“なぜか”というところを追求してほしいなと思います。勝とうが負けようがゲームの中でいろんなことが起こるので、勝ってよし、負けてダメということではなくて、本質をしっかりと見つめながらやらないといけないのかなとすごく思います。
湘南ベルマーレ
--得点シーンを振り返ってください。カウンターが多いイメージだったので、とりあえず出たら走り合いをしてやろうと思っていた。狙った形の得点ではなかったんですけど、とりあえずゴールに向かって仕掛ける意識だけはあったので、あれがゴールになったのはラッキーでしたけど、良かったなと思います。 --あの得点で勝ち切りたかったですね。負けはないなと思いましたし、あそこから逆転負けを食らうのは想定外でした。試合が終わったあとの話でもありましたけど、今季を象徴する試合になってしまったかなと思います。 --山口 智監督の下で1年一緒にやってきて。いろんな話をたくさんしましたし、良いときもあり悪いときもありましたけど、湘南に来て長所だけじゃなく、今までトライできなかった部分にトライした意味での成長がすごくあった。今までタスクとしてビルドアップに参加することは求められてこなくて、それよりはとにかくスピードで前に前にというのを求められてきたんですけど、僕の長いキャリアを見たときに一辺倒だとしんどいということで、新しい部分にトライさせてもらって、試合でもやれるようにしてくれたのは湘南に来たおかげだと思っていますし、そこはすごく良かったと思います。
サンフレッチェ広島
DF 4
荒木 隼人
失点する前も、失点してからも、非常に自分たちの良いサッカーができていたので、その中で同点にした瞬間にスタジアムのボルテージもまた1つ上がった。本当に良い雰囲気を作っていただいたおかげで逆転できたかなと思っています。 --本当に今日もスタジアムの雰囲気はすごかった。毎試合毎試合ですけど、今日も本当に終盤にかけてよりボルテージが上がって、力になったと思います。 --ミヒャエル スキッベ監督との4年間はいかがですか?そうですね。本当に毎日楽しくサッカーをさせていただいたなと思いますし、スキッベ監督ほど一緒にサッカーをしていて楽しいなと思う監督、指導者はいなかったので、本当にかけがえのない4年間でした。 --秋くらいにスキッベ監督は「隼人がすごく成長した」と言っていました。成長を感じられる部分もありますけど、まだまだ足りないところだったり、もっともっと成長できたなと思うところもあるので、それはこれからにつなげたいなと思っています。 --最後もう1試合、ACLEの試合が残っています。最後にスキッベさん、セハット(ウマルコーチ)、松尾さん(松尾 喜文コーチ)、みんなを勝利で送り出したいですし、ACLEは来年以降も続いていく大会で、いま非常に混戦なので、勝って(リーグステージ)突破に向けて前進したいなと思っています。
FW 17
木下 康介
--どんな思いでピッチに立ちましたか?個人的には(今季のリーグ戦で通算で)2ケタゴールが懸かっていたので、2点取りにいかなくちゃいけなかった。何度か要求はしましたけど、なかなかパスが通らずに「う~ん」って感じでした。でも、ヴァレ(ヴァレール ジェルマン)が良い流れを引き寄せてくれた。ウチはやっぱりセットプレーが強いですね。それからPKで1点取れて良かったですし、あともう1点取れば広島に来て一応(公式戦で)2ケタになるので、そこを目指して次も頑張りたいです。 --PKは自分が蹴るという気持ちでしたか?そうですね。もう1回PKがあったらもう1回蹴っていたと思います。ああいう場面のPKはFWが蹴るべきだと思う。責任を背負うべきだと思うし、入って良かったです。 --リーグ戦は4位に終わりました。もちろん広島に来たときは優勝を狙っていたと思います。優勝できたら良かったですけど、三兎ぐらい狙っていたので。あまりにも連戦が過酷だったので、そこはちょっと難しかったです。こうやって最後にちょっとスケジュールがラクになると3連勝できる。でも、1個タイトルを獲れたし、それは良かったと思います。