互いに退場者を出す展開に。最後はG大阪がPK戦で競り勝つ
ガンバ大阪
セレッソ大阪
監督
陥った状況を考えると、非常に素晴らしいメンタリティーを持った選手の姿が見られたと思います。(退場者を出して)50分以上10人で過ごさないといけない中で、無失点、チャンスも作っていたことを考えるとこれ以上誇りに思うことはないですし、素晴らしい一体感を感じ取れました。この大会はPK戦というルールがありますが、試合が終わった段階での素晴らしさはチーム全体で共有しました。 --10人になって以降の意思統一は素晴らしく、[5-3-1]で後ろのスペースを消して相手にチャンスを与えない戦い方、一体感は見事でしたが、退場者を出すまでの時間帯を振り返ると、G大阪に主導権を握られてなかなかボールを前に運べず、チャンスを作り切れなかった印象です。今日の試合で課題になったことは?立ち上がりは良かったと思っています。強度高く、高い位置でプレスを掛けることができました。そこは悪くなかったですが、開始1分でイエローカードが出て、カードが早過ぎるなということは思いました。両チームともアグレッシブにタフに戦って、まさにダービーだなという試合でした。しっかり中のスペースを閉じることを意識したので、プレスのスイッチを入れることに難しさはあったかもしれませんが、良いエリアでボールを奪うこともできていました。ただし、そこからの質は足りなかったと思います。退場者を出す前、10分間ぐらいに関しては相手のプレスをかわしていましたが、次のフェーズで少し苦労していたとは思います。ただ、見た感じでは僕はそこまで悪くはなかったと思っています。41分に退場者を出してからは、ディフェンスの裏にスペースを作らないことを意識しました。そこからの戦いは素晴らしかったと思います。
ガンバ大阪
監督
振り返ると、なかなかリズムを作ることが難しかったかなと思います。チャンスは前半からも作ってはいましたが、相手が退場者を出して後半に入り、自分たちが1人多い状況でより攻撃的にゴールを狙えるチャンスは本当にありました。そして自分たちも(退場者を出して)1人少なくなりましたが、90分で勝ち切りたかった、勝ちに値するパフォーマンスもしていたと思います。ですが、最終的にPKで勝ち、勝点2を取ったところも評価したいなと思います。 --G大阪で初めて指揮を執る試合が最高の雰囲気の“大阪ダービー”だったことに加えて、PK戦での劇的な勝利になりましたが、あらためて試合を振り返ってください。最高の気持ちです。先ほどもお伝えしましたが、90分で勝ち切りたかった。でも新しいルールになって、PKで勝っても勝点2が得られるというのは最後まで自分たちが目指していたところでもありましたし、自分たちのサッカーで勝ち切る、そこを目指して今日までやってきました。その中で次はもっともっと自分たちのサッカーを見せて、チャンスをより多く作り出し、しっかりと90分で決着をつけられるようにやっていきたいと思います。 --今日のスタメンでは半田 陸選手がベンチスタートで、南野 遥海選手が先発したりと驚きがあったように思いましたが、それはACL2の戦いを見据えたものだったのか、C大阪を意識したものだったのか、狙いを聞かせてください。今日の試合だけを見た自分の判断です。次のことはまだ先ですし、まずは目先の、目の前にある試合に集中してやっているので、今日の試合のことだけを考えてあの人選にしました。そして良い選手が自分たちのチームには多いです。その中で競争力も上がっている。この3、4週間自分が見ていた中で、今日戦える選手を選びました。
--試合展開的に最後のほうはPK戦を想定していた?そうですね、結果的に勝てて安心はしていますけど、あの試合展開なら90分で決めないといけなかったですね。 --前日の京都対神戸がPK戦で決着したが、そういうことを受けて心の準備もしていた?相手の情報は少しだけ入れていましたけど、キャンプのときからやってきた自信もあったので大丈夫かなと思っていました。 --ピンチは少なかったが、前半は好セーブも披露した。今日の試合を振り返ると?相手がカウンターで攻めてくるのは分かっていたので、失点しないようにしっかりとコミュニケーションもしていましたし、最後のところは相手にやらせていなかったので良かったと思います。
セレッソ大阪
GK 21
キム ジンヒョン
--開幕スタメンをつかみました。今日を迎えるまでの準備について。誰よりも努力して、誰よりも練習の負荷も含めて、強度やメンタルも含めて、1日を精一杯過ごしてきました。それはいまもそうです。いつ終わってもおかしくないぐらいの1日を、もっと自分に強く負荷をかけていきたいと思って、ここまで準備してきました。 --宮崎キャンプでも誰よりも追い込んで練習する姿がありましたが、やはり昨季の悔しさもあって、今季もう一度勝負する思いは強いですか?今年勝負するというより、自分がサッカーに対してウソをつきたくない。1日、1秒も無駄にしたくなかった。昨年は難しい状況で、正直やり切れなかった部分はあります。もっと自分に厳しくやらないといけないと考えました。その経験があったからこそ、今年は試合に出る、出ないに関係なく、自分にもっと厳しくして、やり切ることだけを考えています。 (開幕スタメンについては)監督がよく見てくれた、という思いです。でもまだポジションを獲ったとは思っていないので、また明日が自分との戦いになると思っています。 --無失点で抑えたことは守備陣としては評価できる結果になったと思います。間違いなく昨年は失点が多かったですし、失点を減らさないといけないとGK陣みんな思っていました。プレッシャーもありましたが、最初から失点ゼロで抑えたいという思いで、自分らしくプレーしようと試合に臨みました。 --最後のPK戦については?みんなの期待に応えられなくて申し訳ない気持ちと責任を感じています。いまも悔しさがなかなか消えません。90分みんながあれだけ走ってくれて、シュートブロックもしてくれていたので、それに応えられなくて責任を感じています。
MF 13
中島 元彦
--退場者を出すまでの時間帯について。相手をはがして攻めるシーンもありました。11人の時間帯はカウンター気味で自分が収めてからチャンスも作れましたけど、そこからのクオリティーが低くて決定機にはなりませんでした。チームとしてもう少し迫力ある攻撃ができるように、質を高めていかないといけないと思いました。 --退場者を出してからの時間帯について。粘り強く守って90分では0-0で終えました。10人になったので、やれることも限られていましたが、誰一人集中を切らすことなく守り切れたことは良かったです。昨季、11人いる中でも失点が多かったので、こういうプレーを11人のときもできたらもっと順位も上がると思います。「10人だから」ということではなく、11人のときも同じクオリティーでやれたらもっと良いチームになると思ったので、得るものが多かったと思います。 --PKは一番手でしたが、志願でしたか?チームとして決まっていました。相手GKの手が吹っ飛ぶぐらい蹴ろうと思っていました。 --4万人以上が入った“大阪ダービー”をプレーした感想は?思ったよりプレッシャーは掛からなかったですが、やっぱり勝ちたかったです。