沸かせた“緑”の面々。昇格組・水戸を撃破
水戸ホーリーホック
--まず、得点場面を振り返ってください。あまり覚えていないんですけど、(多田)圭佑に良い形でボールが入って、相手と2対1の状況になって、僕がフリーで受けることができた。ファーストコントロールがうまく決まらなかったんですけど、ファーに流し込めば、GKがはじいても味方が押し込んでくれると思って蹴りました。入って良かったと思いました。チームは負けているので、次の試合に向けて修正していきたいと思います。 --0点で負けるのと、1点決めるのとでは違いがあると思います。1点へのこだわりを持っていたのでは?得点より失点のほうが多かったですし、失点の形も自分たちのミスからの失点が多かった。そこは改善できるところだと思うので、チームとして改善していきたいと思います。 --自滅的な失点が多かったと思います。チームとして硬くなっていたところがあったのでしょうか?失点も前後半の立ち上がり。自分たちのミスで失点している。試合の入りはチームとして狙いを持って臨んだのに、ああいうミスをして失点していることは修正すべき点だと思います。
東京ヴェルディ
監督
今朝起きたとき、「果たして試合があるのだろうか」という天気だったんですけど、職員の方だったり、ヴェルディのフロントやボランティアの方々が早急に対応していただいてまったく問題ないグラウンドでできたこと。もう1つは極寒の中で、「行くのやめようかな」と思われても仕方のない気温の中で来てくれたサポーターが熱い声を届けてくれたこと。選手たちはこのありがたさを分からないといけないと思います。最後にサポーターと喜び合えたのは良かったかなと思います。 内容については、もちろん課題はいくつかあります。本当に危ないなと思った唯一のシーンで点を取られたこと、相手陣で少しボールを持つことをもう少し前半からやれれば良かったということを含めていろいろと反省はありますけど、勝点3を積み上げながら成長を促していくサイクルがこの半年だと思うので、そういう意味ではポジティブな反省ができると思います。 選手たちが失点についてけっこう言い合っていた。僕が間に入る余地もない論議を交わしていたので、非常に良いことだなと思います。 チームとして、まずは心拍数が上がった中でもプレーできる状況を作るという意味では、今年はチーム全員がキャンプでGPS をつけながらやっています。去年の2.5倍は走りました。 キャンプ中の練習試合は惨憺たるものでしたけども、われわれは、これをまず半年間続けること。心拍数が上がった中でもプレーできるような集団を作った上で、そこで判断と技術を研ぎ澄ませていく。 判断と技術は持って生まれたものもあるし、技術はこの年齢でなかなかうまくはならないんですけども、われわれがやり得るところから手をつけているという状況です。 --背番号が変わった松橋 優安選手、森田 晃樹選手の活躍について。おそらくはそんなに単純なものではないんだけれども、おっしゃるとおり、松橋に関しては背番号が変わったことによる分かりやすい変化が見られたかなと思います。僕からすると、そんな単純なことではないと思いますけど、それがポジティブな変化であれば、受け入れたい。 森田 晃樹もそうですけれども、われわれは図らずとも今日のメンバーは去年からいるメンバーなんですよ。それはチームにとって新しい変化がないとも言えますけども、そこは変化をもたらせなきゃいけないという課題はチームとして持っています。ただ、変化がないことは、逆の見方をすれば、去年のホーム最終節の(J1第37節・)鹿島戦で、あの内容で勝点ゼロだったんですよ。われわれがあの内容で勝点ゼロだったという情けなさ、悔しさと、それを持って最終節、ガンバとの試合に行って、良い内容で入ったところで早々と(退場者が出て)10人になって、点差を広げられていく。あの悔しさは全員が持っています。 なので、メンバーが替わらないというネガティブなものと、メンバーが替わらないからこそ持ち得る悔しさとか、それを晴らしたい思いという部分は前面に押し出して共有しました。選手はそれを意識してやってくれると思うので、おそらくは今日の相手がどうであれ、去年の最後の試合の勝点ゼロというのはわれわれは忘れないという思いでやったし、その思いを持ってサポーターも出てきているはずなので、それを見せようというふうに送り出した。そこは少しエネルギーになったかなと思います --城福監督が前半を終えてどんなことを言われたのかということと、選手が自ら変化を起こしたところもあったんだと思うのですが、その辺の手法とか反省点はいかがですか。前半を見ていて、ハーフタイムに言ったのは、もちろん守備は緩めないということ。良い守備から、あるいは取り切れなくても粘り強くやるところも、誰も緩めちゃいけないことが1つ。もう1つは相手陣に入ったときにもっとボールを回せるのに、急いでクロスを入れたり、中の人数がそろっていないのに最後のキラーパスを出そうとしたりというのは、相手陣の奥深くなったときにもっとプレーを楽しむというか、もっと自分たちが時間を作れるはずだとは言いました。 目的はゴールなので、シュートに勝る選択はないと伝えた。そこのバランスをもっととれるといいかなと。ただし、一番大事なのは守備を緩めないという中で、彼らがそれを受けて理解をして、良いゲームの入り方をしてくれたのかなと思います。
水戸ホーリーホック
監督
本日は本当に天候の悪い中、たくさんの水戸サポーターが来てくれました。本来ならば、もっとたくさんのサポーターが来てくれるはずだったんですけど、雪の影響で来られなかったサポーターのためにも勝点と勝利を届けたいという思いで戦いました。でも、残念な結果になりました。 明治安田J1百年構想リーグに初挑戦というところで、いろいろアップデートをして取り組んだんですけど、ゴール前の球際の寄せだったり、一瞬のスキといったところが大きくゲームを左右させてしまったなと。J1のレベルだと、ちょっとしたミスが失点に直結してしまう。そういうところが当たり前ですけど、直さないといけないと感じています。ただ、自分たちがある程度やろうとした中で、攻撃のアタックの迫力をもう少し出していかないと得点のにおいがしなかった。そこは来週につなげていきたいと思っています。まだまだ完全にチームはでき上がっていないので、一試合一試合成長してやっていければと思っています。 --練習試合から、自分たちのミスからの失点が続いています。今日の失点はトライしたゆえの失点だったのか。逆に弱気ゆえの失点だったのか。1点目は技術的ミスでした。3失点目も、入りの10分は相手コートでサッカーをすることを徹底していたんですが、ちょっとしたスキで「やれるだろう」という判断がミスにつながったと思っています。自分たちの狙いでやろうとしていたところではないので、なくしていきたいと思います。 --多田 圭佑選手と仙波 大志選手が投入されてから、攻撃の流れを作り出しました。その流れの時間帯の評価は?あの時間帯で彼らを送り込んだのは、ある程度ボールを中盤で持ちながら前進させることができていたので、多田は最後のところでしっかりアクションを刺せるということにフォーカスして投入しました。奥田(晃也)もそうですけど、それが良い形につながったと思っています。前半はボールを持っているのか、持たされているのか分からない状態でゲームが進んでいて、前向きでボールを持ったときにはもっとアクションしていこうという話をして、後半送り出しました。そういう意味で良い状態のところで(加藤)千尋がしっかりランニングしてくれて点を取ることができた。そこは修正できて良かったと思っています。
東京ヴェルディ
FW 8
齋藤 功佑
--自身の得点シーンを振り返って。カウンターっぽくなって、(森田)晃樹が運びながら相手を引きつけてくれたので、自分にクロスで上げるかどうしようかなみたいな時間があった。中の動きも見ながら、相手がけっこう食いついたなと思って、切り返して股を狙って打ったら入った。 --スコアのところは今季すごくこだわって臨むところで、まず1試合目で結果が出た点について。キャンプから自分の中で意識して取り組んでいたところが早速結果になったので、ここで満足することなく、これからも結果を出せればいいなと。ソメ(染野 唯月)が前線で起点になってくれますし、相手にとって脅威なプレーをしてくれるおかげで、僕らも動きやすくしてくれているのはあるかなと。そこは3人で連係をとりながら、これからもやっていければいいんじゃないかなと思います。 --全体的なところでいうと、3点目を取ってから、硬さが抜けて振り切れたところもありましたけど、セカンドのところも含めて間延びした部分も多少あったというのは?攻撃をやり切るということは悪くないんですけど、例えば相手陣地でボール持つ時間だったり、ボランチを使いながらビルドアップする時間がもう少し増えないと、終盤に疲弊が出てきて、後手で守備に行くときに相手がうまいとはがされる時間帯ができてしまうと思うので、そこは次につなげたいなと思います。
DF 4
林 尚輝
--失点シーンに関しては、宮原 和也選手が上がった後ろのスペースですよね。あれはチーム間でかなり言い合っていたと城福 浩監督もおっしゃっていましたけど、林選手の見方は?僕自身、試合後にけっこう言い合った部分です。勝って成長したいという思いは強いですし、今日は試合には勝つことができたので、この状況で1つずつ解決していきたいというのがあった。試合が終わってすぐに守備のところはもう1回考え直さなきゃいけないという話はして、そのときにそういう話にもなって、FW陣はラインをもっと上げてほしいと思って、俺たちディフェンスラインは上げないといけないし、上げるためにはもう少し(前線からの守備を)行かせないといけない。もしかしたらそれだけじゃなくて、どうやって行くかという問題にもなるとは思うのですけど、そういうのは言い合って高め合っていくことで、自分たちが成長していくしかないと思っている。副キャプテンにもなってそういうのは促していきたいなと思っていたので、それは良かったかなと思います。 失点シーンのところで言えば、和也くんのところでステイさせて、遅らせる対応をするか、俺が出てしまって和也くんに対応させたかったんですけど、視覚的に自分自身が見えていないのには気づいた。(自分が)間に合わなかったのが失点してしまった原因です。無失点で自分たちはやりたいというのがあるので、ああいうのも厳しく突き詰めていきたい。 --前半は完璧というぐらい粘り強く、1人抜かれても1人カバーをして、これまで積み上げてきていることを含めて、かなりできていたんじゃないのかなと思いますが。手ごたえ自体はありますし、多分みんな前半はけっこう疲れたとは思います。あのハードワークして前から行って、蹴られたら全体で戻して、切り替えて攻撃のときに上がっていってという中で、自分たちがキャンプで走りながら、自分たちがもっと高めていきたい姿勢は、守備でも攻撃のところでも結果として表れたんじゃないかなと。