激しい打ち合いを制した神戸。決勝点は途中出場の3人によって
ヴィッセル神戸
監督
試合終盤のケガ、事故が起こるまでは本当に2つの素晴らしいJリーグのチームの試合をご覧になれたんじゃないかと思います。名古屋の追加点が入るまでは、名古屋が支配していたのかなと思います。その後、特筆すべきだったのは、ウチのチームが1-2になってからさらに盛り返して、リードされている中から立ち上がって、試合をひっくり返したこと。それを非常にうれしく思っています。 素晴らしい試合でしたし、勝利に値した90分だったかなと思っていますが、試合の最後に起こってしまった事故に関して、非常に残念に思っています。(前川)黛也に関しては、おでこに少しケガができただけだったので、そこまで重くはないと思うのですけども、前半の扇原(貴宏)のケガに関しても、非常に早く戻ってきてほしいと思いますし、彼が(ACLEファイナルズが行われる)サウジアラビアでプレーできることを祈っています。 --残り10分あまりで大迫 勇也選手、ジェアン パトリッキ選手を投入すると、直後に武藤 嘉紀選手の決勝ゴールにつながり、うまく選手起用がハマりました。佐々木(大樹)に関しては90分出場し、武藤は45分、大迫に関しては所用でドイツに行っていて、この前帰ってきたばかりで、今日すぐに出られることに関して、戻ってきた選手がすぐ躍動するのを見られたことをすごくうれしく思います。その3人の選手はここ何年かのヴィッセルで特別な役割をしてきた3人なので、彼らがピッチに戻ってきたことに関しては非常にポジティブに捉えています。 ジェアン パトリッキに関しても、やはりここまでのシーズンで常に、交代で出てきたときに流れを変える役割を担ってくれていますし、満足しています。いま言った選手たちだけではなく、チームでつかんだ勝利だと思っていますし、郷家(友太)や満田(誠)だったり、そのほかの選手がしっかりパフォーマンスを出してくれているので、ゴールチャンスが増えたのかなと思います。 --監督に就任して約3カ月。J1百年構想WESTグループ首位でサウジアラビアに行きます。ケガ人も出たり戻ったりと難しさもあったと思いますが、ここまでの戦いの手ごたえと、ACLEファイナルズで大事になることを教えてください。ここまでのシーズンの過程、結果には満足していますが、ケガ人に関してはいつまでも消えない悩みだと思っています。ヴィッセルが1チームだけうまいわけじゃなくて、このWESTのカテゴリー、Jリーグ全体できっ抗した試合が続いていますし、日本のサッカーのレベルが上がっている結果だと思っています。日本国内だけではなく、世界中でもJリーグの魅力だったりが伝わってきているんじゃないかなと思います。もちろん、ヨーロッパでの(日本)代表の2連戦もありましたし、日本のサッカーはどこにも隠れる必要なく胸を張っていってほしいなと思います。
名古屋グランパス
監督
名古屋グランパス
--先制を許したあと、キックオフの流れから、木村 勇大選手のゴールをアシストしました。奥のヒデ(甲田 英將)までは見えていて、正直そこでも良かったかなとは思ったんですけど、“そこらへん”という感じで、「誰か入ってこい」という感じでやっていました。でも、相手の真ん中の選手、1つ山を越えるところは意識していたので、そこでうまく勇大が入ってきてくれました。 --前回の神戸戦は0-3で敗れ、今回は2-3。前回と今回の捉え方は?かなり強度を高く、モチベーション高く、みんながボールにチャレンジできたところは本当にポジティブに捉えているところです。もちろん、こういう試合では絶対負けてはいけないですし、このサッカーをやる上では、もっと上を目指すためには、こういう試合、打ち合いの試合を勝っていかないといけないなと思っています。
まず試合の総括の前に、試合の終盤に起きた神戸の2人の選手のケガについて言いたいと思います。お互いにとって良いプレーができていましたけど、試合終盤にああいうプレーが起きてしまったこと、心苦しく思いますし、素晴らしい2人の選手が、なるべく早く健康な状態でピッチに戻ってくればと心から思っています。 試合開始から非常にアグレッシブで、お互いにオープンで見どころの多い試合だったと思います。われわれのチームのところでいくと、アグレッシブにプレッシングを掛けていましたし、立ち上がりから非常にコレクティブなプレーをしていたと思います。課題だったセカンドボールのところも、前回神戸と戦ったとき(J1百年構想WESTグループ地域リーグラウンド第6節/0●3)よりも非常に良くなり、拾う回数も増えていました。先に1点を取られてしまって、すぐに1-1に追いついて、2-1に勝ち越したまでは良かったんですが、2-2に追いつかれてしまったシーンはまた改善が必要かなと思います。2-2になるまでは非常に良いプレーを見せていましたし、私がここに就任してからベストゲームに近いようなゲームを見せられたと思います。ただ、神戸さんが選手交代をしながら、武藤(嘉紀)選手だったり、大迫(勇也)選手だったり、違いを作れる選手が出てきたときにうまく対応し切れませんでしたし、われわれはスタートの11人の中で長くケガで休んだ選手もいて、テンポが落ちてしまったところもあると思います。そういうところの差は最終的に出てしまったかなと思います。 --最後に菊地 泰智選手を投入した意図は?菊地は攻撃のクオリティーが非常に高い選手で、いろいろできるプレーヤーなのが1つ。彼はクオリティーの高いパスを前に供給できるので、われわれはその時間帯、5トップというか、1トップ2シャドー、プラス、サイドの選手に質の高いボールを供給してほしくて投入しました。ただ、試合の展開とか、ああいうことがありましたので、思っていたよりもアディショナルタイムが短くなり、そんなに彼に時間を与えられなかったですが、そういう意図がありました。 --前回の神戸戦よりも良かったと思いますが、この結果は、交代の選手層の差と捉えていますか?もちろん、いろんな背景がある上で、いろんな発言をしましたけど、全部が全部、この場で言ってしまうと私はすぐにこの場からいなくならなければいけません(笑)。ロッカーでしゃべることと、個人の選手に伝えること、公の場で話すことにはもちろん差があると思いますし、差は1つだけではなく、いろんな背景があると思います。もちろん、神戸さんは4~5年、同じメンバーがプレーしている、監督は代わっていますけど。われわれは監督が代わって、やり方もいろんな形にトライして3カ月です。そういう時間のところも考慮しなければいけませんし、いろんな背景があります。
ヴィッセル神戸
DF 24
酒井 高徳
--終盤にアクシデントがありました。本当に残念です。サッカーにはああいう事故はつき物だと思いますけど、とても大事な2選手なので、ACLEに向かう直前でというのはチームとして確実に痛手だと思います。ただ単純に1人の人として、早くケガが治って、また元気にプレーできるように、1日でも早く治ってくれることを願っています。 --試合を振り返ると、ご自身は狙い澄ましたようなシュートで見事な先制点を決めました。ふかさないようにとは意識していました。ただ、いつも僕は言ってますけど、守備の選手なので、あのあとすぐに失点してしまったところは正直、ゴールはどうでもいいくらい、やってはいけないというか、そういう集中力(の欠如)は自分のレベルではあってはいけないと思います。ACLEにこれから向かっていく中で、正直、どんな些細なミスも犯してはいけない相手。それは自分が長い間海外にいて、そういう相手が対戦相手になることは、メンツを見れば(準々決勝の相手が)どっちになるにしろ分かります。チームとしてもそうですし、自分としても、自分が点を取った、取っていないに関係なく、ああいうシチュエーションで集中力を欠いたプレーというのは一番やってはいけないと思うので、今日はゴールはあまり気にしていないです。
FW 13
佐々木 大樹
--復帰戦とは思えないボールキープ、ポストプレーを見せていました。コンディションも良く、良いリハビリができていたおかげです。本当にメディカルチームには感謝したいです。 --自身で奪ったPKを確実に決め、サポーターの目の前でパフォーマンスも披露しました。イメージできていました。もう蹴る前ぐらいからパフォーマンスするぐらいのところはイメージできていました。今日は自信がありましたね。 --ミヒャエル スキッベ監督の教えなど、どのように解釈して取り組んでいますか?距離感と「シンプルにやれ」というところ。みんなが顔を出しながら。このチームはもう個々の選手はトップクラスだと思うので、顔を出しながら前進していけば、どこかでやっぱりゴールが生まれる。意識していなくても多分入っちゃうぐらい質の高い選手がいっぱいいるので、そういうところが大きいかなと思います。 --選手のケガもありました。ショックな出来事ではありますけど、その選手たちの思いも背負って戦っていかないといけないなと思います。僕自身もケガで離脱していましたし、その離脱している期間、戦っているチームメートを見て誇りに思っていました。「次は僕がやってやろう」という気持ちです。