見木友哉が2得点に関与。2戦合計4-3で福岡が勝利
アビスパ福岡
ジェフユナイテッド千葉
監督
前半は悪くなかったというか、相手を困らせることはできたと思いますし、自分たちがうまく前進する機会も作れていました。なおかつ、切り替わった瞬間の守備などは準備してきたものというか、共有してきたものを出せたと思います。もちろんハーフタイムを挟めば相手が変化してくるんですけど、その変化の中でボランチが早々に下りる、シャドーの選手が下りるとか、そういうようなところを下がらずに最初のタイミングで捕まえにいくこと、その部分の強度であるとか、継続性、量ですね。あとはそれを下りさせられてしまうと、少し我慢しながら中を閉めながら、というようなところにはなるとは思うのですけど、その中で1失点目は中にボールが入ってきてしまったところの失点であるとか。ただそうは言っても最後のクロス対応は、人が決まっているので、じゃあその部分では人が明確だというところを考えれば、この守備をやったことによって明らかになる部分じゃないですけど、1対1の部分がピッチ上でかなり多く行われているわけで、そうすることによって1対1の能力を上げていかなきゃいけないというのはさらに明確になる部分ではあったと思います。 2失点目も自陣深くでの1対1の対応のところから始まりますし、戦術的にギャップができたような部分ではないですし、最後の最後で言えばそういうことになってくると。やっぱり個の能力で、1対1で負けないとか、サッカーの本質の部分が出るような形ではあったんですけど、その部分において後手に回って失点してしまったなと。トータルすると、自分たちが今後どうやって戦っていくのかというところ。これを教訓としてというか、材料として自分たちがこれを持ってまた来季1つ成長していけるようにしなければいけないなと思います。 --今季全体の総括と収穫、来季に向けて伸ばしていきたい部分を教えてください。自分たちが昨季のJ1昇格プレーオフが終わったあと、ほかのチームよりも2週間多く戦ったところからスタートして、まずチームとしては反省しなければいけない部分がかなりありました。一言でなかなか済まないんですけど、ケガ人が多くなれば自分たちみたいなクラブにとっては相当競争力が落ちて、ピッチ上に立つ部分で後手に回ってしまう部分はあるだろうなと。基本的にはやることを変えない、根本の部分は変えない中で思いっ切りぶつかったことによって自分たちが伸ばしていかなければいけない部分、これから伸ばそうにももう限界がある部分、それは移籍市場で、ピッチ上で行われている戦いではなくて裏の戦いでもずっとこの半年間、実は続いてきていて、その中でクラブとしてどういうふうに新しい仲間を加えていけるか、その仲間が加わったときにどういう絵を描いていけるかというような部分では当然、僕自身それをイメージしながら進むわけですけれども、根本の部分というところでは自分たちが去年までのステージでやっていたことだけでは難しいというところも相当明らかにはなっています。それをどういうふうにして戦うステージに上がっていけるか、それをしっかりともう一度オフの期間に精査して、じゃあというような戦いができるようにしていきたいと思っています。
アビスパ福岡
監督
--前半は押し込まれた時間が続きましたが、後半は流れが変わりました。前半が酷過ぎたというのと、ビハインドだったので自分たちも前から行くしかないですし、そういった前に前にという気持ちがピッチ上に表れるので、それで後半は立ち上がりから攻勢に出られたと思います。 --勝って最下位ではなく19位で終われました。最後に負けてしまえば最下位になるので、チームとして絶対に勝って終わるというのはありましたので、そこはポジティブですけど、全体を通して見たときに難しい順位になってしまったので、そこは反省しかないです。 --プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたと聞いたときは「俺?」みたいな感じに見えました。1点目をアシストして2点目も起点にはなりましたが、点を取った選手がもらうものだと思っていたので、そこに対しての驚きはありました。選ばれて素直にうれしいです。 --千葉から移籍して以降、初めてのフクダ電子アリーナでプレーし、プレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞できたことをどう感じていますか?非常にうれしいですけど、個人的にそこまで満足いくプレーはできなかったので、意外だと思いました。
まずは福岡から福岡のサポーターがゴール裏に1,000人近く来ていただいたこと、非常に心強かったですし、半年間なかなか結果が出なかったシーズンですけども、こうやってアウェイの地まで、ジェフの応援の方々も非常に良い声援でしたけども、それに負けじとアビスパ福岡のサポーターも声を出してくれたのは非常に良かったと思っています。 内容のところで言うと、無失点、複数得点を狙っている中での前半はわれわれの良さが出せなくて、ジェフさんがうまくわれわれを超えていったと思います。ハンドのところは分からないですけども、それまでの展開も含めて良くない前半でした。ですが、ハーフタイムにしっかり選手、コーチ、われわれで修正して、逆に取り組んでいった形で得点を取れたというのは非常に良かったと思います。第1戦はベスト電器スタジアムで似たような展開から追いつかれて引き分けで終わりましたけども、しっかりそこも含めて、終わらせ方はピッチ上でも共通認識があったと思います。少しずつかもしれないですけど、歩みは小さいかもしれないですけど、成長している部分もあると思うので、オフに入りますけども、その辺りをしっかり次のシーズンにつなげて、より高い順位で終われるような準備をしていきたいと思います。 --後半、北島 祐二選手を入れてチームが引き締まった印象を受けました。この修正ポイントと、それから逆転ゴールをアシストした山脇 樺織選手の投入の意図と評価を教えてください。1つはハーフタイムで北島を入れたところの質問ですけども、その前の藤本 一輝の良さを僕が攻撃のところでもっと出せる状態を作れなかったというのがうまくいかなかった1つでもあります。祐二を入れて守備のところはいま言われたとおりすごく引き締まって、重見(柾斗)と北島のシャドーが少し高い位置に出ていくというのは相手さんにとっては非常にイヤだったのかなと思います。非常に良いプレスを出してくれたと思います。 樺織は今季、なかなかコンスタントに出ることはできなかったですけども、相手の交代枠もけっこう早めに使ったというのも含めて、左サイドの日高(大)選手は代えないだろうというのもありましたので、そこの背後を徹底的に突いていくということも含めて樺織を投入しました。彼の良さは走力と、ようやく出ましたけど内側に入ってのクロスのところだと思うので、その辺りの彼の良さというのは存分に出たと思います。アシストのところも非常に良いプレーでしたし、逆のウイングバックが入ってくるという形も非常に良かったと思います。今日の山脇は非常に良かったと思います。 --千葉がこういうことやってくるだろうという形のゲームだったと思いますが、それにもかかわらずまったく良さが出せませんでした。シーズン最後の試合でこういうゲームになってしまったのは問題だなと思いますが、監督はどのように考えていますか?攻守のバランスで考えると、もう少しうちがボールを動かしながら第1戦のような形で、左で藤本 一輝と相手のCBもしくはSBと1対1を作りたいという自分の意図がありましたけど、守備に関しては少しはまりが悪かったなというのが率直な印象です。より攻撃的なメッセージを込めて投入したので、その辺りは僕の采配も含めて反省はするべきだなとは思います。 --今日の得点者は両ウイングバックの橋本 悠選手と前嶋 洋太選手でした。今季ずっと取り組まれてきた幅を使った崩しは最後の試合でもうまく出たと思いますが、その辺はどう感じていますか?非常に良かったと思います。第1戦も左から奪ってクロスを相手の左SBの上で橋本が叩くという狙いどおりのシーンが出ていました。今回も左右に振りながら、ウイングバックが起点で逆サイドに入っていくというのは非常に良かったと思いますし、その2つの得点はわれわれがちょうど狙っていた形だったので完璧だったと思います。
ジェフユナイテッド千葉
DF 2
髙橋 壱晟
--この2試合は結果として残念ではありましたが、高橋選手個人としては今季のトライを前面に出すようなプレーを意識したのですか?残り2試合というのは分かった上でプレーしているので、やってきたことを全部出そうとは思いました。ただ、来季もそうだと思うのですよね。僕らはチャレンジしていかなければいけない立場にいるので、自分ができる枠の中で収まっていたら同じ結果になると思うので、飛び出していかなければいけないと思います。 --来季も応援してくれるサポーターへ向けて。苦しい中でもたくさんの人が集まってくれて、それをすごく感謝しているのと同時に、僕らが結果を出せなかったからかもしれませんが、今日のスタジアムの人数(入場者数)には納得していません。僕らが勝てば、という話だと思いますし、来季は僕らが勝っていく姿を見せることでさらに人が増えてくれることを願っています。 --チャレンジについて具体的に教えてください。整理しなければ分からないですが、僕らのサッカーは基本的にはアグレッシブにボールを奪いにいって、アグレッシブに攻撃することだと思うので、それをやるためには1人で守る、1人で攻めるができないといけない。そこへのチャレンジは必要だと思っています。
MF 8
津久井 匠海
--途中出場で左サイドから内側に入ってボールを受け、イサカ ゼイン選手がいる右サイドの裏にパスを出したり、松村 拓実選手へクロスを送ったり、ゴールにつながりそうなプレーはできたと思います。手ごたえはいかがですか?あそこでもっと完璧なパス、ボール1個ぶんじゃないですけど、例えばマツ(松村)だったらワンタッチでゴールできるようなボールが理想です。「やってくれよ」というパスではなくて、触ったら1点というか、自分が決定づけるパスを極めたいです。 ゼインくんへのパスも思ったより奥に行ってしまったので、手前だったらゼインくんがシュートまでいけたかもしれません。海外で活躍するウインガーはゴールに直結するプレーをするのが当たり前ですし、ボール1個ぶん、2個ぶんのクオリティー、アイディアだと思うので、自分もゴールに直結するプレーをするという気持ちを忘れずにやっていきたいです。 --自身初の国内トップカテゴリーでの半年間、課題もあるでしょうが、手ごたえも感じられましたか?手ごたえはありますけど、まだまだそんなもんじゃない。チームとしても手ごたえを感じる部分はありますが、全然まだまだですし、あと一歩を突き詰めるために死に物狂いにならなければいけないと思います。一度オフになりますが、(来季のシーズンが)始まったら全力で頑張ります。