群馬は今季から奥野 僚右監督が指揮を執る。群馬のクラブ創設期の初代監督を務めたレジェンド指揮官は、情熱を胸に指導にあたる。2月23日に行われた新潟との開幕戦は強風下のゲームでリズムをつかめず、粘りの戦いを見せたが終盤に3失点し、0-3で敗れた。
新型コロナウイルスの影響による中断期間となった3月中旬、群馬はFW林 陵平を東京Vから期限付き移籍で獲得し、攻撃の軸に据えた。また加藤 潤也、青木 翔大らのケガ人も復帰し、攻撃のコマはそろってきた。中盤には岩上 祐三、宮阪 政樹らセットプレーキッカーが並び、CK、FKのバリエーションも増した。
チーム内では、舩津 徹也が4月に新型コロナウイルスの陽性反応の判定が出て、チーム活動が休止。5月から自主トレを開始し、6月から全体練習を再開。1カ月の準備期間で、チームの完成度がどこまで高まっているかが焦点だ。奥野監督は「サポーターに勇気と元気を届ける戦いを見せる」と試合へ向かう。
対する水戸は、今季から元群馬指揮官の秋葉 忠宏監督が就任し、新たなスタートを切った。秋葉監督は2013、14年に群馬を率いたあと、リオデジャネイロ五輪に臨むU-23日本代表のコーチを務めるなど経験を積んだ。今季の開幕戦では大宮に1-2で敗れたものの、内容は悪くなかった。
強じんなメンタルと最先端の戦術を駆使する秋葉監督が再開マッチへ向けて入念な準備をしていることは確実。元U-20日本代表の山田 康太らイキの良い若手が多く、アグレッシブな戦いを実践してくることが予想される。水戸の可変システムに対して、群馬がどう対応するかがポイントだ。
約4カ月ぶりのリーグ戦。多くの見どころが詰まった今節のゲームは、新型コロナウイルス感染拡大防止のためリモートマッチとなる。両チームの選手たちはサポーターの思いをしっかりと背負いながらピッチに立つ。
[ 文:伊藤 寿学 ]
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