リモートマッチで行われる今節。琉球はホーム開幕戦で福岡と対戦する。5月25日から全体練習を再開させた琉球は約1カ月間かけて準備をしてきた。
「過密日程となり、いかにチーム力を落とさず乗り越えられるか。それができたチームが上位に食い込むことができ、昇格という目標に手が届く」と樋口 靖洋監督は選手たちの前で話し、チーム全員の力が必要だと訴える。
その言葉に応えるようにキャプテンの上里 一将は「誰が出場しても同じサッカーができるようにやっていきたい。夏場の連戦はかなり過酷になるが、条件はどのチームも同じ。チーム力が問われるシーズンとなると思うので、全員で昇格を目指しやっていきたい」と、所属27選手全員が一丸となって今季を戦い抜くことを誓った。
2月の開幕戦では千葉と対戦した琉球。相手の約3倍となる17本のシュートを放ちながらも得点を奪うことができず、0-1で黒星を喫した。支配率を高めてボールを走らせ、かつ相手選手も走らせてゴールへの道筋を切り拓いていくのが琉球のサッカー。選手間のアイディアがリンクしてつかみどころがない攻撃を示せるかに注目したい。
対する福岡は、昨季まで水戸を率いて好成績を残した長谷部 茂利監督が指揮を執る。北九州との開幕戦では押し込まれる場面がありながらも冷静に対応し、スピード感のある攻撃で一気にゴールへと迫ると、遠野 大弥のJリーグ初ゴールが生まれ1-0の勝利。相手を術中にうまくハメた初陣だった。
昨季の両者の対戦成績は琉球の2戦2勝。加えて長谷部監督自身も水戸時代の昨季、沖縄の地で0-1と敗れている。「沖縄の空気感は独特」と、琉球戦を前に指揮官は気を引き締める。
主導権を握り高い位置で攻撃の時間を作り続けたい琉球と、堅いブロックで相手の自由を奪い素早くカウンターにつなげたい福岡の思いが交差する試合となるのか、視線が注がれる。
[ 文:仲本 兼進 ]
