栃木は前節、アウェイで山形と対戦したが、準備してきたプレッシングがうまくハマらず、逆に18分に一瞬のスキを突かれて先制を許すと、後半の反撃も実らずにそのまま敗戦した。
「山形戦の前半のような守備をしていたらどのチームにもうまくやられてしまう」。最終ラインを統率する髙杉 亮太が語る危機感はチーム全体が共有しており、今週はオフ明け早々にフルコートの紅白戦を実施し、守備の戦術確認を行ったほどだった。
今節の東京V戦に向けて、栃木が強みとしたいプレスの精度を向上させ、相手のボール回しにどれだけ圧力を与えられるかがポイントになるだろう。
一方、前節の攻撃は前線の矢野 貴章の強さを頼ったロングボール主体に終始し、迫力が不足した。エスクデロ 競飛王は「今週は後方の選手たちとも何度も話し合いを行った」としており、いかに攻撃面でのアイディアが共有されるかに注目したい。
一方、アウェイに乗り込む東京Vは前節、ホームで町田に先制を許しながらも終了間際に獲得したPKで同点に追いつき、2連敗を免れた。
東京Vらしいボール回しに磨きがかかっており、前節は町田相手にボール保持率は試合を通じて70%以上をキープ。今節の相手である栃木は守備をベースにするチームだけに、前節同様に東京Vが終始ボールを握る展開が予想される。
相手の激しいプッシングをいなし、ゴールに迫ることができるか。ここまで得点はまだPKによる1点だけであり、攻撃力の真価が問われる一戦になりそうだ。
[ 文:鈴木 康浩 ]