新潟はここまで2勝2分1敗で6位。中でも際立つのは、得点数。リーグトップの徳島の『14』に次ぐ『13』で、第1節・群馬戦、第2節・甲府戦、第3節・金沢戦、前節・町田戦は、いずれも1試合で3得点を挙げている。
町田戦では、開始2分でセットプレーから先制を許し、立て直せないまま前半を0-2で終了。しかしアルベルト監督はハーフタイムに「このチームは1試合で3点以上、取れる能力がある。後半、必ず取れる」と伝え、後半から選手2名を入れ替え、[3-4-2-1]から[4-4-2]に変えたことで、主導権を奪い返した。また、投入した選手が結果に絡み続けていることもあり、指揮官の修正力と、築いてきた攻撃力は、確かなものとなりつつある。
その一方で、失点はリーグ最多タイの『11』。そのうち約半分にあたる5失点をセットプレーから喫しており、守備は課題となっている。アルベルト監督も前節終了後に「課題であるリスタートの守備は、日々トレーニングに励んでいきたい」と受け止めており、中3日で改善を図る。
FWの渡邉 新太、ファビオが3得点ずつ。次いで、田上 大地とシルビーニョが2得点。中でも田上はDFながら、セットプレーから2試合連続で得点に絡んでいる。高校時代はFWだったセンスを発揮し、得点力が武器の新潟を底上げする。
対する山形は、1勝2分2敗で16位タイ。ただし、新潟との勝点差はわずか『3』。前節は群馬に前半だけで3失点を喫し、2-3で敗れた。ルーキー・高橋 潤哉のデビュー戦ゴールは収穫だったが、ホームでの初黒星を喫した。
中3日でのアウェイ戦となるが、少しでも消極的になれば新潟の攻撃陣を勢いづけてしまうだけに、本来のアグレッシブさを発揮できるかがカギを握る。
注目は、昨季まで新潟でプレーしていた渡邊 凌磨。新天地ですでに2得点を挙げており、得点源として期待を集めている。
また、中3日での3連戦の3試合目。疲労の影響もある中で、どのような戦い方を選択するのか。両指揮官の采配にも注目したい。
[ 文:野本 桂子 ]

